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【読書】SFマガジン「スタジオぬえ創立50周年記念特集」

みなさんお疲れ様ですvintegaです

「SFマガジン」ってあまり普通の方には縁が無さげな雑誌ですが、1959年創刊の超老舗SF専門誌です。私は昔熱心にSFを読んでいた時は買っていましたがここしばらくは遠ざかっていました。
久しぶりに買ったのは

スタジオぬえ特集

だったからです。このスタジオぬえも知ってる人はディープに知っている、知らない人は全然知らないと思いますが一応説明すると。
SF関連のメカデザイン専門の会社でSF小説の表紙とか、アニメのメカニックデザインなど多数手がけています。アニメの代表作というと、なんといっても『超時空要塞マクロス』でしょう。そのリアルで緻密なメカニックデザインはSF設定の構築も含めてマクロスワールドをつくりあげました。
あとは『ガンダム』のモビルスーツ元ネタになったSF小説ロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』のハヤカワ文庫挿絵のパワード・スーツですね。


これは中学の時にみて衝撃を受けました。ちなみに本家アメリカの方の表紙はこれです、、、、


う~ん、なんとも素朴なwww

この『宇宙の戦士』はポール・バーホーベンが『Starship Troopers』として映画化してまして、残念ながらぬえのデザインは日本の文庫のものなので映画にはでてきません。それどころか異星での戦いなのに顔出しのヘルメットなんですww
まあ俳優組合の要請で顔を出す必要があったようですしそもそもパワードスーツにアメリカ側スタッフは執着がなかったのでしょう。パワードスーツは残念ながら出ませんが映画としてはこの『Starship Troopers』最高にイイです。かなりブラックユーモア効いてます!
『Starship Troopers 3』ではやっとパワードスーツがでてきます。スーツというよりちょっとロボットっぽいですがなかなかカッコイイ。

とにかくスタジオぬえといえば個人的には『宇宙の戦士』のパワードスーツなのです。

それにしてもぬえの先生方みんな70歳くらいとは時間が経ったものだなあ、、今回の表紙はSF画の第一人者加藤直之先生によるものです。真ん中にガンダムがあってびっくりしたのですが、ガンダムはぬえデザインではないのです。加藤さんの巻頭言ではガンダムの元になったパワードスーツの経緯が書かれていたのでいかにあのパワードスーツが重要だったのかよくわかります。ガンダムのメカデザインに参加できなかったのも少し悔しかったのかな、、、

以上えらい懐かしい話になりました

ではでは

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