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vol.3 自律神経が鍵

自律神経とは

自律神経という言葉を最近はよく耳にすることが多いと思います。それだけ世の中に自律神経が乱れている人が多くなり、様々な問題に直面しているという事ですね。

自律神経とは『交感神経』と『副交感神経』に分かれます。

交感神経は身体を動かす時に働く
副交感神経は身体を休める時に働く

まずはこの様に捉えていただくと、分かりやすいと思います。

交感神経は
●心拍数が増える
●唾液が減る
●血管が収縮する
●呼吸が浅くなる(胸式)

副交感神経は
●心拍数が減る
●唾液が増える
●血管が拡張する
●呼吸は深くなる(腹式)

その他にも遠くを見る時は交感神経が優位になり、近くを見る時は副交感神経が優位になります。

例えば、夜中までスマホやパソコンを触って近くを見てるなら副交感神経優位で寝れるんじゃない?って思いますよね?

でも、テレビやスマホやパソコンの光にはブルーライトが含まれており、ブルーライトにはメラトニンの分泌を低下させる働きがあります。メラトニンは夜寝る時に分泌されるもので、体温を下げたりして就寝の準備をしてくれます。近くを見ているけど、ブルーライトで交感神経の方へシフトするようないわば混乱するような信号が脳に伝わる事で自律神経系も混乱してしまいます。それが最近ブルーライトカットが流行っている理由のひとつです。

自律神経と姿勢の関係

交感神経は、人間の『狩り』をする為の本能的な活動の時に働くもの。グッと身構えている状態をイメージして下さい。獲物を見逃さないよう、頭を前に垂らして肩を丸めて背中を丸めて急所を守り、両手で矢を持ち、構える臨戦体制の姿勢。

日常、デスクワークで両手でキーボードを打ちながら仕事をしていると前屈の猫背の状態になりやすいですが、狩りの臨戦体制の姿勢となんだか似ていませんか?

嫌なことがあったりしてストレスを受けたり、怒られたりした時にもうつむき加減や丸まった姿勢になりがちですよね。

ここで、みなさんに考えていただきたいのは、姿勢から自律神経も変化するということです。

猫背で肩を丸めていると自然と呼吸も浅くなり内臓も圧迫されて活動が妨げられてしまいます。自律神経とひと言で表現するのは簡単ですが、姿勢や呼吸、内臓の働きなどいろんなことが関係しているので、何か一つだけ整えてもやはり上手くはいかない。

だからこそ、トータルで健康にアプローチしないといけないのです。




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