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一流編集者から学んだ、企画の創り方とベストセラー作家になるための条件

先日、所属しているオンラインサロンKMS(小寺メディア戦略室)のオンラインイベントにて出版社のKADOKAWAの伊藤直樹編集者から出版論について色々とお話を聞かせて頂きました。

伊藤さんは神トーークや神メンタルなどの有名な本を手掛けられている編集者さんです。

考えていることのレベルが高く、とても勉強になりました。

その一部をシェアさせて頂きます!

売れる著者と売れない著者

本が売れる著者はどんな人か?

そこには共通するあるキーワードがあるそうです。

それは「作家になりたい」という言葉。

よく聞くのが「いつか本を出したい」というもの。

作家になりたいという言葉と本を出したいという言葉は出版に対する熱量が異なります。

人生の中で出版がどれだけ大切な位置づけなのか。

それを測るためにも、「作家」という仕事としてやっていきたいと思っている人の方が売れる本が出せるとのことでした。

私の夢の一つは「100万部ベストセラー作家になる」こと。

話を聞いていて少しだけ安心をしました(笑)


企画の考え方

どんな本を創っていく際に重要な企画の考え方。

伊藤さん曰く、その公式は、

「神話性」と「トレンド」の最大公約数。

ここにその著者の強みを盛り込んだものを企画に。

著者ファーストで創っていくことも重要だと言われておりました。

なかなか良いものが出ない時は壁打ちのように考えては出しての繰り返し。

そのような壁打ちを繰り返して、良い企画は生まれていくのだなあって。


あなたが本を出すためにやっておいた方が良いこと

本を出すためにやっておいた方が良いことは自分の強みを知ること。

ただその際のポイントが面白くて深くて。

「自分を信じるな」というもの。

自分のことは自分じゃわからない。自分で分からなくて当たり前。

自分はすごいと思っていないけれど、周りから見ればすごいものだからこそ、天賦の才。

壁打ちができる相手を見つけて、悩みを解決したところを集計する。

その中に必ず共通点があり、それこそが自分の強み。

この自分ならではの共通点にトレンドをぶつけることでオリジナルの良い企画も生まれてくる。


売れている本は著者自身が「こんなテーマで良いの?」と思うもの。

著者自ら提案される本はあまり売れない可能性が高いようで、それは自分のことは自分が見えないからこそ。

市場のことや業界のこと、そして著者のことをよく分かってくれている、編集者に著者が全乗りしてくれる方が良い本が出る可能性はグンと上がるようです。


ベストセラー本の秘訣

ベストセラー本には共通点がある。

それは至極シンプルで。「問題解決」の本であるということ。

10 万人、100万人の悩みが解決するものは何だろう?

それが簡単な答えであれば、再現性も高くなり、ベストセラー本へと変化していく。

タイトルが一人歩きするほど、魅力的なものや。

言いやすさや語呂感が良ければ、さらにベストセラー本の確率は高まっていく。

わかりやすい言葉で世間の問題が解決できる本であることこそ、ベストセラー本の秘訣です。


ベストセラー作家になる人の条件

個人的に一番私が痺れたのはこの話。

ベストセラー作家になる人の条件とは?

この条件は2つのパターンがあるようで。

1、ベストセラー本が出てから影響力が高まることで人格が変わって、ベストセラー作家へと遂げていく場合

2、生まれた時からベストセラー作家になることが決まっていて、ベストセラー作家になっていく場合

生まれた時からベストセラー作家になることが決められている人は強烈な出版運を持っている。

なんて、感動的な話なんだろうと、心に深く刻まれました。

自分がどのパターンなのか。それは自分がベストセラー作家になれた時にわかるのかなあ。


これからはエビデンスを見出していく時代に

本において大切なのは「再現性」

その再現性を高めるために重要なのが「エビデンス」

事例であったり、論拠であったり。

結論→エビデンス→共感 の流れで文章を書けると、読者に伝わりやすい良い本になる。


学者ではない限り、専門家ではない限り、エビデンスは無いかと思われがちだけど。

これだけインターネットが普及している現代。エビデンスは見つけることができてしまいます。

自分のノウハウを論拠して研究して、本に綴っていく。

素人が頑張って学んでのエビデンスの方が強くなり、読者にとっても良いものに。

これからはエビデンスは見出していく時代。

空き時間に論文を読み漁りながら、得意な人がいたらタッグを組んでいきたいなと思い、頭の切れる友人に早速連絡をしました(笑)


最後に

編集者という仕事が改めてかっこいいなと感じさせてもらいました。

クリエイティブでロジカルで。

価値観と視野が広くないとできない仕事。そこに大きな魅力を感じました。


私はまだまだ駆け出し編集長。

でも、駆け出しの時から、多くの一流の編集者の方から多くの学びを頂けて。

感謝でいっぱいです。


もっと成長して、良い本を書けるように。良い本を創れるように。

頑張っていきます!


出版に興味がある方に、何か一言でも言葉が刺さっていれば、気づきを渡せていれば、嬉しいです!


私も入っているオススメのオンラインサロン

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