なぜrebornにいると、人と組織が変わるのか。
reborn代表の羽渕です。rebornで大切にしている価値観である「ホンネに向き合う」というテーマについて書いてみます。
rebornが自己・組織変革をする上で参考にしているロバート・キーガンの「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」という本があります。
30年以上にわたって「大人の発達と成長」を研究してきた著者は、ほとんどのビジネスパーソンが「自分の弱さを隠す仕事」に膨大なエネルギーが費やされていると述べています。
この本に共感したのは、僕自身が「人に弱さを見せられない」「ホンネに向き合うのが苦手」だったからだと思います。
自分の「ホンネ」に蓋をしがち
思い返すと、子どもの頃から親の期待に添わなきゃいけないと思い込んでました。長男として「勉強ができること」を求められていて、勉強の妨げになりそうなモノ(例えばゲームやお小遣い)は与えられませんでした。「ホントはスーパーファミコン買って欲しかった」っていう気持ちはいまだに記憶に残っています。でもあの頃の僕は欲しいって言えなかったのです。親の期待に背くことが怖かったから。
子どもの頃、僕は「ホントはこうしたい」と言えなかった。
できれば大人に「ホントはどうしたい?」って聞いて欲しかった。
だから僕は会社のメンバーにもお客様にも、子ども時代の自分のように「ホントはこうしたい」が言えない人になってほしくないから、「ホントはどうしたい?」って聞くようにしています。
みんなに「ホントはどうしたい?」を問いかける
例えば、rebornのメンバーだったけんちさんは、「ホントはどうしたい?」と問い続けた結果、rebornからの卒業を選択しました。
会社にとってけんちさんがいなくなるのは、数字的にみれば一時的にみればマイナスです。一方で「ホントはどうしたい?」を受け入れていくことで、より自分たちが深い信頼関係を築けました。
他にも、自己受容を伴走するHAAAHのお客様であるくみこさんは、10年間、旦那さんの死別を悲しまなければいけないと思い悩んでいました。トレーナーのあっちゃんの一言で「ホントはこうしたい」に気付きます。
二人とも、過去や現在の常識に縛られていた状態から抜け出して、未来に向かっていくためのスタート地点に立ったという表現をされていることが興味深いです。
存在が影響しあって「ホンネ」をさらけ出せるようになる。
「ホントはこうしたい」と言う人が増えていくと、存在に影響されて周りも「ホントはこうしたい」と言えるようになっていきます。
僕自身、先ほどの「旦那さんが亡くなって嬉しかった」くみこさんの話を聞いた後に、自然に「経営者より哲学者になりたい」というホンネが湧いてきました。今は自分がいなくても回る組織作りを目指しています。
また、僕に影響されたメンバーは、「子どもは大好きだけど、子育てよりバリバリ仕事したい」という「ホンネ」をさらけ出してくれました。
例えるならばビリヤードの球みたいに、誰かが「ホンネ」をさらけ出したことによって、周りも影響されて「ホンネ」をいえるようになっていきます。「ホンネ」を言うって怖いし、衝突することもあるけれど、後に深い信頼関係に変わっていきます。
先述したロバート・キーガンの「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」のなかで、組織の変革を阻む5つのポイントが挙げられています。
自分を優秀に見せようと駆け引きしてしまう
他人の印象を操作してしまう
欠点を隠してしまう
不安を隠してしまう
自分の限界を隠してしまう
対比してrebornの価値観を言語化すると下記の通りです。
自分のポンコツさはおもしろい
他人にポンコツさを楽しんでもらう
欠点はかわいい
不安を感じたら、slackに吐き出そう
自分の限界はある、そこからどうする?
スラムダンクの安西先生も「己が下手さを知りて一歩目」と言ってましたが、自分の弱さを受け入れてからがスタートラインです。それまでは過去の誰かのせいにしたり、周りと比較したり、他者に認めてもらうために仕事をしてしまうために、そもそも目指しているゴールがズレている可能性があります。
自分や、自分の今いる組織はどちらに近いですか?
あるいはどちらの組織を目指したいですか?
ホンネで生きるって最初は苦しいけど、その後はずっとラク。
rebornはあなたの「ホンネに向き合う」を支えていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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