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どちらかではなくてどちらも

こんにちは、rebornの羽渕です。今日もコミュニケーションを楽にするためのヒントをお届けします。

バランスが大事

組織作りをしていると、2項対立で考えがちです。
ピラミッド型の組織であれば管理できるので良いだとか、自由な組織の方が個人が尊重されるから良いだとか、そういう二元論的な話ですね。

でも、大切なのは「どちらかではなくてどちらも」なのです。

ピラミッド型の組織は管理や統制が効いています。でも、数字を求めすぎてギスギスすると苦しむ人も出てきますよね。そうなると、ルールを緩めたり自由が求められたりします。
一方で、自由になったら、今後はみんながさまざまな行動を起こすようになります。統制が効かなくなったり利益が減るリスクも出てきたりします。そうなると、やはりルールを厳しくして統制を効かせようとします。厳しくなりすぎると今度はまた緩めようとなります。
このように、どちらかに偏るのではなくて、実は「どちらも」大事なのです。

長期的にビジョンを考えるのはとても大事です。しかし、やりすぎると抽象的で物事がなかなか決まらなかったり理想論で終わってしまったりします。
短期的に目の前のことに集中して取り組むのもとても大事です。ただ、具体的にやりすぎて目の前のことに集中し過ぎると、未来や周囲が見えなくなるリスクもあります。
そんな時は、そもそもなぜやっているのかと俯瞰してみるのも大事です。しかし、俯瞰しすぎると理想論で終わってしまいます。

ヤジロベーはどちらかに偏りすぎると倒れてしまいますよね。同じように、理想を追いすぎても倒れてしまうし、数字を追いすぎても倒れてしまいます。だからこそ、バランスよく保っていくのがすごく大事なのです。

ときにはあえて偏らせることも必要

バランスよく保つためには、実はあえてどちらかに偏らせる必要があります。ルールを意識して進めていき、ひずみが出てくる直前でルールを緩めて自由にしてみる。バランスを保つのは大事ですが、実はどちらかに偏ることも大事なんです。

これ、矛盾しているように思うかもしれませんが、実は全く矛盾していません。

どちらかを否定してもう片方を良いと言うのはとても簡単です。でも、「どちらかではなくどちらも」という視点を持ち、常に極を見ながらバランスを保つのが大事なのです。

どちらかではなくてどちらも。
これもキャリブレーションのひとつと考えています。


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