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牡蠣生産者がこっそり教える「おいしい殻付き生牡蠣の食べ方」

こんにちは、株式会社リブルの岩本です。
徳島県海陽町で牡蠣の養殖をしています。

リブルの牡蠣は、加熱せずに食べる生食用の牡蠣で、殻付きです。
そこで今回は、岩本流の「おいしい殻付き生牡蠣の食べ方」を紹介したいと思います!

下の貝柱を切った後の水分は、うまみのかたまり。

殻付き生牡蠣は、殻を開けて(むいて)食べることになります。まずは、牡蠣の上下を確認します。貝殻が平らな方が上です。

ナイフを殻の合わせ目から差し込み、平らな上の殻に沿わせるようにします。少しずつナイフを動かして、上の殻にくっついている貝柱をはずします。

貝柱を切ってパカッと上の殻を外すと、オイスターバーなどで出されるような半身になった「生牡蠣」となります。下の貝柱はまだ付いた状態です。

このときに牡蠣の身のまわりにある水分は、牡蠣が閉じ込めていた海水です。

この海水を一緒に食べることが「ツウ(通)」という話もありますが、岩本は日々海水を摂取しているので(笑)、積極的には飲みません。

私は下の貝柱が付いたこの状態で、サッと真水で海水を流してから食べるのが好きです。殻を開けた際の細かいゴミも洗い流せますし、ここで洗えば海水に邪魔されない牡蠣本来の味が楽しめます。

その後、下の貝柱をナイフで切りますが、このときに出てくる水分は、牡蠣の体液です。

つまり、うまみのかたまり

この体液は、身と一緒にしっかりといただいてください!!!!

下の貝柱を切ったら、真水で洗わないこと。体液が流れちゃって、もったいないですからね。

下の貝柱を切ったら、できるだけ早くガツガツ食べる!

殻のまま加熱したときにも、水分が出てきますが、これも牡蠣の体液です。こぼさないように(難しいけど)、逃さないようにしましょう。

また、下の貝柱を切ったら、できるだけ早く食べてください。
どんなにキレイに牡蠣を外せたとしても、傷は負っている状態です。
傷から水分(体液)が外に出てしまい、ぐでっとして食感も悪くなります。

プリプリの食感を味わいたいならば、もったいぶらずにガツガツと食べてください!

パック入り生食用牡蠣が、味気ない理由。

ちょっと余談になりますが、スーパーなどで売られているパック詰めの「生食用牡蠣」は、あまり牡蠣の味がしないと言われることがあります。味気ない、というか…。

その理由は、貝柱を取った後に出てくる体液を、製造の過程で流してしまっていることが大きいと思います。

また、パックの中の水分は、海水よりも塩分濃度が低いことがあります。牡蠣は、真水を体内に取り込んで膨らむ性質があります。だから、パック入りの牡蠣は大きく見えますよね。

しかし、真水を取り込めば、さらに牡蠣のうまみは抜けていきます。

うまみがたっぷり詰まっている体液を洗い流し、真水で膨らんでいる牡蠣は、やっぱり牡蠣本来の味わいとは遠いと思うのです。

牡蠣のうまみをまるごと味わいたいなら、やっぱり殻付きの牡蠣が一番良いと思います。

下の貝柱を切ったら、出てくる水分(体液)ごと、できるだけ早く食べること。

これを実践して、生牡蠣が食べたくなってきましたよね…?ご注文お待ちしております(笑)。

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