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トレードロット管理インジケーター『AXE』で、資金管理を始めよう (TradingView専用)

こんにちは、キツネ(@rebasega)です🦊
TradingView専用の資金管理インジケーターを開発したので、Noteでお披露目させていただきます!


AXEのデザイン

Auxiliary Equity Configurator(AXE)は「損切り幅を決めると、自動で統計的に最適なロットを算出してくれる」裁量トレード支援ツールです。

トレードにおける資金管理(マネーマネジメント)の重要性は周知の通りですが、「具体的にどう運用すれば良いのかわからない」「取引ごとのロット計算が難しい」「分かってはいるが面倒臭い」など、様々な理由で毛嫌いされがちですよね。

AXEは、マネーマネジメントの面倒な部分を自動化することで、トレード成績を向上するための補助輪の役割を果たしてくれる優れものです。

トレードにおける資金管理(マネーマネジメント)の重要性

そもそも、トレードにおいて資金管理はどれくらい大切なのでしょうか?

まず、裁量トレードにおいて「メソッド(手法)」「メンタル(精神管理)」「マネーマネジメント(資金管理)」が利益の重要な決定要素とされています。(メソッドの適用前提として、「アセット(金融商品の選択)」も重要です。)

この中でも、特に過大評価されるのがメソッドで、巷でも「〜式手法」などといった形で商材が販売されたり、手法に重きを置いたサロンなどが溢れていますよね。

一方で、重要な利益決定要素でありながら影が薄いのが、メンタルとマネーマネジメントでしょう。

特に、常勝トレーダーは先天的に精神構造がトレードに向いていたり、経験的に「これくらい」というロットのアタリがつけられたりするので、言語化が煩雑なこれらよりも、まずはメソッドから教えるという傾向が、これら2要素の影を薄くする構造に寄与しているのだと思われます。

現実問題として、常勝トレーダーはどんなメソッドでも利益を得られるのに対し、常敗トレーダーはどんなメソッドでも損失を被る傾向が大きいです。これは、メンタルとマネーマネジメントによるものと考えるのが妥当でしょう。

例として、簡単な思考実験をしてみましょう。



平均勝率が統計的に70%のメソッド(手法)があったとします。
利用ブローカーや取引銘柄、マーケット状況などトレード環境に違いはないものとします。

常勝トレーダーのAさんは大きく利益を伸ばしたのに対し、常敗トレーダーのBさん、Cさんは口座残高を全て失ってしまいました。

違いはなんでしょうか?

結論から言えば、Bさんは、そもそもメソッド通りに取引を行わず、Cさんはリスクリワードとロットの設定を誤ったことが考えられます。(逆、併発も然りです)

メソッド通りに取引を行わなければ、平均勝率に収束しません。これはメンタル領域の問題です。

また、リスクリワード比率(損益率)の設定を誤ったり、ロット管理を誤れば、平均勝率に収束したとしても、損失が利益を上回ります。これがマネーマネジメントの領域です。

種明かしをすると、たとえ勝率が70%あっても、リスクリワード比率が0.2の場合、統計的な破産確率は98%に達します。また、取引ごとの損益額(ロットによって決定されます)が口座残高に大きく占める場合もまた、平均勝率に収束する前に口座残高が尽きてしまいます。

逆もまた然りです。たとえリスクリワード比率が3、かつ取引の試行回数が20回あっても、平均勝率が10%であれば、統計的に100%破産します。これはメソッドの領域です。

このように、裁量トレードにおいては「メソッド(手法)」「メンタル(精神管理)」「マネーマネジメント(資金管理)」どれを蔑ろにしても、最終的には損失を被ってしまうのです。

さらに、一つ付け加えると、メンタルはマネーマネジメントに対して従属的です。損失額や利益額が口座残高に対して相対的に大きいと、その分メソッドへの疑念が生まれ、メンタルが安定しないためです。想定以上の利益が出て、調子に乗りロットを増やしてロスカットしたり、損失が思ったよりも大きく、ロットを下げてジリ貧になったりした方も多いのではないでしょうか?

従って、マネーマネジメントを行うことは、メソッド同様に非常に重要であると言えるでしょう。ある程度のエッジ、平均勝率が約束されたメソッドが豊富な昨今においては、むしろマネーマネジメントの方が必要な方が多いのではないかと思います

資金管理インジケーターを使うメリット

資金管理インジケーター『AXE』を使うメリットは沢山ありますが、以下が代表的なものです。

  1. 適正ロットを手計算する必要がなくなる

  2. TP/SLの指値価格を手計算する必要がなくなる

  3. どのアセットを取引しても損失額を一定に抑えられる

  4. 取引可能数が可視化され、無茶な取引計画を抑圧できる

  5. 複利運用の敷居が下がる

  6. スプレッドを事前に加味した取引計画を立てられる

  7. メンタルへの負担を減らし、裁量トレードの成績を底上げできる

  8. バルサラの破産確率が自動で計算される

トレードにおいて、脳のリソースをセーブできることは大きな利点です。
資金管理にまつわる様々な手間をツールにやってもらえば、マーケットの分析により時間を割くことができるはずです。

ツールの概要

AXEのTradingView上でのデザイン

AXEは資金、平均勝率、平均RRを事前に設定しておくことで、「損切り幅を決めると、自動で統計的に最適なロットを算出してくれる」ツールです。

対応アセットは、TradingViewで利用できる銘柄全てです。
為替、商品、指数、仮想通貨など、お好きなアセット・シンボルでご利用できます。また、口座残高や損益表示も任意の通貨建てで計算することができます。詳細については、設定項目(後述)からご判断ください。

損益バンドは実際の取引の際に必要なロット・価格情報を可視化してくれます。スプレッドを加味する場合は、スプレッドモードが利用できます。

また、損益バンドはv5から利用できる最新のインタラクティブモードに対応しており、参照価格・参照日時をチャート上のドラッグで決定することができます。

また、2022年2月6日のアップデート(v2.0.0)から、バルサラの破産確率が自動で計算されるようになり、自身のトレード設定をより統計的な観点から管理できるようになりました。

資産推移マトリクスは、連敗した時にどのように資産が推移するかを表示するテーブルです。また、情報テーブルはインプットに応じて詳細情報を表示します。


設定項目は以下の通りで、柔軟性、UI/UXに優れた構成となっています。
初心者の方でも使いやすいように、各インプットからℹ️マークでインストラクションを参照できるようになっています。
(以下スクリーンショットはv.2.0.0版のものです)

設定画面(Trading Settings)
設定画面(Configurations)
設定画面(Contract Size)
設定画面(Chart Settings)
設定画面(Designs)
設定画面(Matrix)
 設定画面(Infotable)
 設定画面(Alert)


ツールの評価

AXEは12名の公募テスターによるβテスト期間を経て、正式にリリースされました。期間中は、テスターの皆さんと緊密に連絡を取り、フィードバック→改善のサイクルを回し、より良いUI/UXを目指しました。

β期間中のアップデート
β期間中のデバッグ

また、βテスト期間終了とともに、AXE・及びコミュニティに関わる19の質問からなるアンケートを実施しました。アンケートに対する評価は以下の通り(定量的に処理しています)です。

CSATスコア(顧客満足度 0~100)
100
サービスへの満足度を示す指標です。回答者は全員満足(7-10)のスコアをつけています。

NPSスコア(顧客推奨度 -100~+100)
+62.5
他人に推奨したいかという、信頼や愛着を表す指標です。推奨者は62.5%、中立者は37.5%、批判者は0%という内訳です。証券会社の業界平均は-53.1、ソフトウェア関連は-40.0付近が平均値ですので、相当高い水準です。

GCRスコア(目標達成率 0~100)
87.5
資金管理を行う目的やニーズの満足度を表す指標です。特に、ツールを使用することによって、資金管理への関心が増大するという傾向が見られました。

CESスコア(顧客努力指標 0~100)
12.5
サービスの使いにくさ(努力やストレス)を表す指標です。今回はUI/UX、フィードバックなどにかなり気を遣ったので、しっかり数値に反映されていると思います。

SUSスコア(システムユーザビリティ指標 0~100)
85
サービス全体としてののユーザビリティ(UX)を表す指標です。
ツール・コミュニティを含めた設問で、ほとんどのテスターの方にご満足いただけました。

 AXEβテスター利用アンケートより

加えて、約半数の方がAXEは初心者にこそおすすめという旨のコメントを残してくださいました。

「なかなか資金が増えないと悩んでいる初心者トレーダーこそ、最初はこれを使いながら徐々に自分の利幅を学んでいったら良いのかなと思いました。5年前、私がトレードを始めた時にこれが欲しかったです。」

「初心者は特にですが張ったロットがいくらになるか全然わからないと思うのでむしろ初心者の方は最初これを使って大きな含み損を抱えないように気を付けたりしてリスクとリワードを意識するようにした方がいいと感じました。」

初心者はまずAXEを使って資金管理を理解すべきだと思った。」

ほか数件

AXEβテスター利用アンケートより

購入特典

AXE購入者向けコミュニティ

購入特典として、AXE購入者に向けた無料コミュニティにご参加いただけます。ツールのサポートや、フィードバックなど双方向的で有意義なコミュニケーションを意図しており、日々のメンテナンスや改善に繋がるものとなっています。

また、資金管理の学習コンテンツの無料配信など、マネーマネジメントを学べる場所作りにも力を入れています。コンテンツは今後もアクティブに追加していく予定ですので、初心者の方にも十分な価値を提供できると思います。

「資金管理を始めたい」「面倒くさかったけど、これを機に改善したい」という方にはおすすめのツールとサポート体制になっています。是非ご検討ください!

アップデート

2021年1月19日 v1.0.0  AXE正式リリース
2021年2月4日 v1.1.0「レバレッジ」機能を追加しました。最大レバレッジを入力することで、必要証拠金に対して有効証拠金が不足していた場合アラートを表示できるようになりました。また、インフォテーブルにも必要証拠金、最大レバレッジが表示されます。
2021年2月6日 v2.0.0「損失許容幅」インタラクティブモードが追加されました。これにより、逆行幅固定モードとインタラクティブモードの2種類が利用できます。「バルサラの破産確率」がインジケーター内で自動計算できるようになりました。

価格とメンバーシップ決済方法

edjjが提供するインジケーターは月額4980円(年会費割)で全てご利用いただけます。以下のメンバーシップ入会ページから、インストラクションに沿って決済を行なってください。

サブスク移行についての詳細は、以下記事で掲載しています。


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本著購入特典のインジケータは投資・投機における取引の結果を約束するものではありません。
取引に関する最終判断は、利用者ご自身の責任において行われるようお願いいたします。

本著購入特典のインジケータを利用したことによる取引の結果について著者は一切の責任を負いません。
二次配布や本著のいかなる内容の無断転載は禁止です。

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