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環境保全ボランティア in New Zealand
きっかけは、Te Araroa trust のInstagramの投稿を見たこと。
そこには、TA Hikerに向けて、テアラロアのトレイルの環境保全ボランティアを募る内容が記されていた。
https://www.instagram.com/p/C30x7pSSAtB/?igsh=c3FybjZlZWpnOWkw
ちょうどオークランドでの仕事を辞めて、1ヶ月南島のトレイルを歩くことを考えていたので、このボランティアに参加することにした。
日本でも雲ノ平山荘で植生保護に重点を置いた登山道整備ボランティアに参加していたこともあり、NZでも参加してみたいと思っていたところだった。
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3月14日、Twizelという、南島のLake Tekapoの少し南にある小さな町から1kmほど離れた集合場所に向かう。
今回の活動内容は、野生化した松を切って、その繁殖を抑えることだ。
野生化した松とは、意図的に植えられた訳ではなく、風によって種子が根付いた地域で自生する、松の木のことである。
今回の活動場所であるTwizelにある、Pukaki平原は、NZ固有で特徴的な景観であるTussock草原を有している。
ニュージーランドの草原と聞いて最初に思い浮かべる色の草原だ。
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野生化した松によってその草原が将来的に失われてしまうため、定期的に野生化した松の切り倒しが行われている。
ローカルの人たちによるボランティア活動や、業者を入れての切り倒しが行われているが、まだまだ広大な草原の全ての松を切るには人が足りていないため、今回そのPukaki平原を通るTe Araroaを歩く人を集めようという話になったそうだ。
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集合場所から、今回活動する場所に移動して、簡単な説明を受けた後、松のカットに取り掛かった。
すでに太く、大きく育っている松も多く、人力で切り倒すのは中々大変だった。
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なるべく根本の方を切って再生しないようにする
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Mt cookに住んでいる方と話していたら写真を撮ってくれた
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今回、Te Araroa trustとしてボランティア活動を主催するのは2日前にBluffで行われたのも含めて2回目だったようで、TwizelではTe Araroa hikerはこれからセクションハイクをする私と南島スルーハイクを終えた人だけだった。
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その参加者の方は、南島のスルーハイクを終えた後、ニュージーランドを旅して回っていて、ボランティアの募集を見て、参加したそうだ。
歩いて楽しませてもらったトレイルに恩返ししたいと話していた。
その他の参加者はTwizelやMt cookなどのローカルの人や、オークランドから来たという人もいた。純粋に自然保護の活動を楽しみたくて来ているといった様子が印象的だった。
Te Araroa trustの代表の方は、まだ今シーズンハイカーによるボランティアの取り組みを始めたばかりで、どうしてもスルーハイクの途中だと予定の調整が付けずらいため、どうやってハイカーの参加者を増やせるか模索中だが、来シーズンはもっとボランティア活動の回数を増やしていきたいと言っていた。
私は、「自分が歩く、楽しむ道を自分たちで維持する」というトレイルカルチャーが、道理に適っているし、守りたい景色や環境を自分たちで守ることができることに純粋にワクワクしたのが、日本で登山道整備ボランティアに参加したきっかけだった。
同じ理念で、ハイカーによるPay it forward(恩返し)を基盤としたボランティア活動がニュージーランドでもまさに今始まっていることに感銘を受けた。
来シーズン、Te Araroa をスルーハイクすることができたら、絶対にもう一度トレイル整備ボランティアに参加したい。
そして、他のハイカーにも何らかの形でこのボランティア活動に参加することを呼び掛けられたらと思う。
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