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ALL HAPPINESSの旗を掲げて 第3章 ~命は奇跡の宝物~

"緊急事態宣言"、そして"全業種の休業要請"がついに全面解除された。
私事ながら、ライブハウスを18年経営するなかで丸々3ヶ月もお休みさせて頂くのは初めての経験であり、本当に長く感じる3ヶ月であった。

最新のガイドラインに沿って「新しいスタイル」を構築し、いよいよ再開させて頂く。
お客様やアーティストやスタッフへ、うがいや手指の消毒、マスク着用、非接触による検温等の協力をお願いすると共に、ビニールシートの設置、座席数を半分にする等、大切な命を守るため、安全性確保の徹底をしっかり努めてまいりたい。

自宅での自粛生活を終え、少しずつ日常を取り戻しつつあるとはいえ、街を歩けば誰もがマスクをしていて、いたるところでソーシャルディスタンスを確保し、今までとは少し違う景色が広がっている。あらゆる場面でしばらくは手探りな状態が続いていくことだろう。

誰もが、今までの当たり前が、実は当たり前ではなかったんだと、改めて実感する日々を送っているに違いない。
そして「命」や「健康」について、「仕事」や「生きること」、「人との関わりかた」等、自問自答する日々を過ごしているのではないだろうか。

-命の誕生まで-

諸説あるが、138億年前に宇宙が誕生し、やがて太陽・地球・人類が誕生するまでには、膨大な年月を経ていると考えられている。もし宇宙の始まりを1月1日として、一年365日で計算すると、12月31日23時53分頃ようやくホモ・サピエンスが誕生し(20万年前)、23時59分40秒に農耕牧畜が始まり(1万年前)、僕たちが生きる現代は、なんと23時59分59秒999あたりになるらしい。

今こうして、人間として一人ひとりがこの"命"を授かるまでに、気の遠くなるような時間をかけて進化してきた結果だとするなら、"命"とは、まさに"奇跡の宝物"なのではないかと思えてくる。

コロナ禍のなかにあって、今僕たちが、"大切な命の灯り"をともしながら生きられることそれ自体が、実は奇跡であり、とても幸せなことなのだと、宇宙の片隅で、ふと思っている。

そして、マスクの下にある、みんなの本当の笑顔が早く見たいと心から願っている。

文&ロゴデザイン:
アコースティックライブハウス銀座Miiya Cafe
シンガーソングマスター Miiya

https://twitter.com/Miiya_Happiness/

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