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ALL HAPPINESSの旗を掲げて 第2章 ~温かい言葉が人と人の心を繋いでいく~

今、世界中の人たちが新型コロナウイルスの猛威に負けまいと必死に戦っている。
世界での感染者数は約255万人近くとなり、日本の感染者も1万1千500人を越えた。
残念ながら世界では約17万5千人以上の方が亡くなり、日本でも283人の方が亡くなっている。(4月21日現在)
この場を借りて、亡くなられた全ての人に対し心よりお悔やみ申し上げると共に、苦しむすべての皆様にお見舞い申し上げたい。

日本政府は4月16日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の対象を、それまでの7都府県から全国に広げた。
今、日本は医療崩壊の危機に直面している。新型コロナウイルスによる感染症に対応する負荷が原因で、一部の重篤患者を緊急治療室で治療できない状況にさえなっているそうだ。
大切な命がこれ以上失われて欲しくない。
もし誰かの大切な命が、誰かにとっての大切な人の大切な命が、僕たち一人ひとりの行動によって守られるとしたら、どうあるべきなのか、尚いっそう自身の在り方を自問自答し行動に移していかなくてはと痛感している。

私事ではあるが、僕は銀座の地でMiiya Cafeというアコースティックライブハウスを約18年に渡り経営してきた。今や三密の代表格ともなってしまったライブハウスの経営者として、この数ヶ月、本当に様々に悩み、色んなことを考えてきた。

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まず初めに思ったのは「命こそ大切だ」ということ。命さえあれば、また未来へ向かって、希望を持って生きていくことが出来る。だから、どうしたら一人でも多くの命が守られるのかを自分なりに考え、行動してきたつもりだ。身近なところで、誰も感染者・罹患者になって欲しくないし、感染させてしまう人にもなって欲しくないと強く願い、3月から営業自粛を始め、4月はアーティストやイベンターの方々と相談しながら全てのイベントを延期あるいは中止とさせて頂いた。今のところ5月も暫くの間は通常営業を再開するのは難しいと考えている。

日々刻一刻と変わる状況下、必死に生きるための術を模索しながら戦っている、多くのアーティストやライブハウス、ファンの皆様を思うと、心が張り裂けそうになる。何が正しいとか間違っているとか、誰にも分からないし、簡単に語ることは出来ない。経済活動それ自体が、紛れもなく命を繋ぐことと直結しているのだ。

今「withコロナ」という言葉が生まれてきているように、ワクチンの開発にもまだ暫くは時間がかかるだろうし、この1~2年は終息するのは難しいと思って、僕たち一人ひとりが改めてこれからの「withコロナ」の時代をどう生きていくべきか真剣に考えなくてはいけないだろう。
あらゆるビジネスモデルが大きく変わるだろうし、一人ひとりがそれぞれの立場で智恵をふりしぼりながら、どのような行動を取るべきか自問自答し、その自分が出した答えを突き進んでいくしかない。

ただ、こんな不安な時代こそ、人々の"心の強い繋がり"が大切なんじゃないかと改めて思う。
この連載コラムをREASNOT編集長の紅葉さんから依頼された時、タイトルに自身の人生のテーマである「ALL HAPPINESS」という言葉を入れようとすぐ決めた。彼女のみんなの夢や好きを応援したいというコンセプトともリンクする。SNSの時代にあって発信することの大切さを言われるが、もちろんリアルなコミュニケーション含め、その発信の基本になるのは言葉である。そして、大切なのは、どんな言葉を発しているかだといつも思っている。

「その言葉を発する時、果たして自分は相手の幸せを願って発しているだろうか?」
「目の前の人に対して、どんな言葉を発すればその人は幸せな気持ちになれるのか?」

そう自問自答している。

誰もが幸せになりたいのだ。それだけは絶対に忘れないでいたい。以下自分のTwitterから引用する。

【 幸せの鍵 1本目 ~ 温かい言葉 ~ 】
幸せも 不幸せも 人と人との間 つまり人間関係の中で生まれるもの どんなときに幸せな気持ちになれたか ふりかえれば きっと誰でもわかるはず 幸せを開く鍵 それは いつだって 温かい言葉

人はいつの時代も言葉と生きていく。そして相手の幸せを願う温かい言葉は、人と人の心を強く繋いでいく。

あなたや、あなたの大切な人たちが、どうか今日も、幸せな笑顔でいられますように。

文&ロゴデザイン:
アコースティックライブハウス銀座Miiya Cafe
シンガーソングマスター Miiya

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