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【R23:WORKS】以心伝心のふたりが紡ぐ、 爽やかで真っすぐなエールソング

アコースティックギターを持ち、歌を歌うゆうか。それを支えるように、カホンやドラムなどのパーカッションを叩くあかね。2人の楽曲制作の方法や、今夏発売予定のCDの詳細に迫った。

ポジティブな楽曲群と、オンラインでの活動

ユウネトの楽曲のほとんどは、ギターボーカルのゆうかが作詞・作曲ともに担当している。「誰かに何かを伝えたいっていうよりは、まずは自分に対するエールソングとして、曲を書くことが多いです」と、彼女は語る。

「バンドをやっていたとき、自分をうまく出せなかった経験とか。バンドを抜けて、ソロで活動していくと決めたときの不安とか。日頃の悩みとか。ネガティブな感情を『それでもいいじゃん!』って自分で思えるように、歌うんです。結果として、他の人も同じように思っていて、共感してもらえることが多いですね」。

あかねは、かつてリスナーだったときの目線も踏まえて「自分が日頃気にしてること、変な癖みたいなものも、まるっと肯定してくれる曲が多いなって感じています」。

ゆうかの曲作りが行き詰まった時は、あかねがアイディアを出している。アレンジも話し合いながら、演奏しながら決めていく。

彼女たちの楽曲の幾つかは、YouTubeチャンネルで聴くことができる。

その一曲、『いちにちがはじまる』は、ユウネトとして活動を始めてまもないころに制作した楽曲だ。穏やかな曲調と素朴な歌詞に、何げない日常の幸せを感じられるミドル・ナンバーである。

YouTubeでは、オリジナル楽曲以外に、カバー動画も公開中だ。

「『葛飾ラプソディー』とか、ふたりが好きな曲やライブで演奏した曲などを、改めて撮り直しました」。ふたりの和やかな雰囲気がよく伝わる、見るだけでハッピーになれる動画に仕上がっている。

彼女らの素の姿が見られる場としては、浅草Gold Soundsのツイキャスで不定期に配信している番組もある。

「トークして、ライブして、ゲームで勝負したり、ゲストを呼んだり、色んな楽しい企画を詰め込んだバラエティ的な番組です」。

時には2時間を超えることもあるそうだ。ぜひ、視聴してほしい。

新譜を引っ提げて2022年、ユウネトは駆け抜ける!

2019年3月16日にリリースした、3曲入り1st Single『いい。』。

ゆうかの突き抜けるほど爽やかなボーカルとアコースティックの音、それを支え、より楽曲を力強くするあかねのパーカッションの魅力を感じることができる一枚だ。

特に、表題曲の『いい。』は、晴れ渡る空に涼しい風が吹く草原をイメージさせるようなサウンド感、真っ直ぐなメッセージを届けてくれる。聴く人誰もが優しい気持ちになれる楽曲だ。

22年夏には、新たなCDのリリースを予定している。

「ずっと定期的にライブの予定を入れていたので、『CDを作りたいね』と言っていても、まとまった時間をとれずにいました。コロナ禍でライブが減ったことで、制作に集中できた一面があります」。

本作には、ユウネトを結成してから制作した曲ばかりを収録している。

「『いい。』には、ゆうかちゃんのソロ時代の楽曲も入っているんですけど、新譜は完全に、ユウネトとしてのアルバムです」。

活動初期に制作した『いちにちがはじまる』に加え、彼女らの配信番組のテーマソングであり、思わず手拍子を叩きたくなるような楽曲『ユウネトちゃんのテーマ』、2020年のあかねの誕生日に、ゆうかが日頃の感謝を込めて書き下ろしたバラード『akaneiro』を収録。アップテンポからバラードまで、幅広い内容となる。

レコーディングは、ゆうかのギターボーカルに、あかねのカホン、エレキギターのサポートを加えたアコースティックな編成で臨んだ。

「ぜひとも、いろんな人に聴いてもらいたいです。特に私たちと同じ、30代の女性の方とかは、共感してもらえることがたくさんあるじゃないかな」。

このアルバムがたくさんの人に届くことを、筆者は祈る。

text:Tsubasa Suzuki edit:momiji

Information

2022.5.15(Sun) 
Gold Sounds presents Asakusa Acoustic REVOLUTION
[会場] 浅草花劇場(東京都台東区浅草2-28-1)
[料金] 前売¥3300 / 当日¥3800
[出演] ユウネト/and more…

2022.6.11(Sat) 
ユウネト 2nd single「いちにちがはじまる」リリースパーティー

[会場]DOMe柏(千葉県柏市東上町2-2)
[出演]ユウネト/and more…

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