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業界のネガティブなイメージを払しょくするには?

業界のネガティブなイメージ

僕が所属する質屋業界は、
どちらかというとクローズドな世界なので
「暗い、怪しい」など実際のところは、あまり印象はよくないです。

都内にあるような
大手の有名店であれば話は異なりますが、
小さなお店であれば
特にお客さんはお店に入る
一歩目の勇気が必要だと考えています。

ここで事実を検証するために、

ターゲットの年齢層になるであろう社内の女性スタッフから
自分たちを客観的にみるためにも本音の意見をもらいました。


※同業の方も以下参考になれば幸いです※

① 質屋に対する率直なイメージを教えてください。
例:暗くて入りにくい、査定する人が怖そう などなんでもOKです。

・お金に困窮した人が利用するイメージなので、そういう意味で暗い雰囲気。金融屋(証券、銀行含め)=スーツ着たヤクザのイメージなので安く買いたたかれそう。

・使おうと考えた事がない

・怖いイメージ・どんな流れか分からないから入りにくい

・男性利用客が多いイメージ・質屋というネーミングから
 あまりいい印象を受けない

・安く査定されそう

・お年寄りの方が利用するイメージ
(若い方は入りにくいイメージ)

・入るのに勇気がいる

・特になし

・馴染みがないのであまりよくわからない

・お金に困ったら行く所というイメージです。
 雰囲気的には明るいイメージはないです。


全体的にネガティブなイメージの方がやはり強いですね….
では、どうしたらポジティブなイメージになるのか?


② どのような質屋だったら利用しやすいですか?

例:お店の中が見えて、どういった人が働いているのかが見える。など

・普通のリサイクルショップ風。『質』と目立つと入りにくい。

・女性が入りやすい店舗。
 レストランでも女性が入りやすいお店は男性も入るらしい。
 窓越しから洋服と小さめバッグ等で
 コーディネートされたマネキンが見えると
 ファッション性を感じて入りやすい?

・中が見えて入りやすい、出やすい

・店全体が明るい・プライバシーが守れる

・他お客様と接触が少ないと相談しやすいかなと思う

・綺麗でカフェのような入りやすい感じ

・質の仕組みなど分かりやすい。清潔感がある。
 HPがしっかりしていて情報が多い。

・中が丸見えは気が引ける

・店内がよく見える


店内が開放的でオープンな感じの方が好印象ですね。
要所だけ、個室にすれば解決できそうです。
質という文字が彼女たちにとって
ネガティブに映っているのも気になります。



③ どのような買取店だったら利用したいと思いますか?
例:対応が良い、買取価格がとにかく高い方が良い など

若者でも楽しいお店。
 行くとなんかいいことがある店。

感じの良い対応、信頼、売った商品を大切に扱ってくれそうな雰囲気。
 次のユーザーに大切に売ってくれそうなど。

対応が早く適切

・頭ごなしに金額提示や説明をされるのではなく、
 一つ一つ説明してくれ、話を聞いてくれる

・状況に応じてスピーディに対応もしてくれる

・特典あり・キャンペーンとかあるといい

・その場で商品を見てくれる

店員さんが感じが良く優しい

口コミ評価がいい

明るい、丁寧、親切だと利用したいと思います

対応が良い

お得感がある、スタッフに信頼がおけること、
 口コミがいいなどが強い印象でしょうか。


以上、
女性たちからの本音の意見から考察できることは、

入りやすい店構え (来店型の場合)
スタッフの商品知識や信頼が大切


この結果をもとに、
根本的にこのネガティブなイメージを払拭できる方法はないのか?
そこを超えるために、何か解決できる方法はないのか?

おそらくですが、お店を利用してもらい、
スタッフを含め信頼感が得られれば、
リピートしてもらえる確率は高い。

ただし、問題点としては、
来店までのハードルが高いということ。

逆を言うと、
新規で利用してもらえれば、ハードルは下がる。

ということが
上記のアンケートの結果を参考しながら、
仮説として考えられます。

それらを解決する方法論の1つとして
僕が考えたのは、

・どんなスタッフが査定してくれるのか
・どんなパーソナリティなのか
・どんな思いでやっているのか


パーソナリティを売り出す、親近感を出すこと。
もっと身近に感じてもらうこと。
ユニークで面白いと思ってもらうこと。


入りづらさや敷居の高さを取っ払うことは
質屋でPRしていくならば、店構えを改善するだけでは
難易度が高いと思いました。
(もちろん立地の問題は抜きとして)

来店する理由を全体の割合から割り出した結果、
インターネット経由からの集客が全体の過半数であること
これはデータからの紛れもない事実です。

自分たちの特徴や買取、利用実績だけを唄うのではなく

「この人たちにやってもらったら楽しそう、利用してみたいな」

と思ってもらえる、もっとオープンにした発信が必要だと感じました。


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