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アクションと二律背反04:ナチュラルとアンナチュラル

石田憲一
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<ナチュラルとアンナチュラル>
●ナチュラルとは?
 ・練習・稽古などが、そのジャンルの実演や、実演運動の繰り返し中心に位置付けられており、そのほかの補助練習などを必要としないものをナチュラルという。
 ・武術や伝統芸能、演奏などはナチュラルである。
●アンナチュラルとは?
 ・基本的な技術練習や、模擬練習以外に、ジャンル特定の運動以外の補助的なトレーニングを必要とするものをアンナチュラルという。
 ・スポーツは全般的にアンナチュラルの傾向が高い。
●アクションはアンナチュラルか?
 ・アクションの場合、実演系練習と、補助トレーニング的練習を両立させなくてはならない。だからアンナチュラルだと言えるのか?
 ・それだとスポーツと同じになってしまう。
 ・そうではなくて、本来は伝統芸能とスポーツの共存と考えるべき。
となると、ナチュラルとアンナチュラルの共存という二律背反性ということになる。
●その真意は、立回りアクションの特性にある。
 ・つまり立回りはナチュラル性が高く、アクションはアンナチュラル性が高いということ。だからその二律背反性にあるということ。
●付け加えておくと、立回り表現において、写実主義的表現と、形式主義的表現の両立も二律背反的となる。だから難しいのだ。

そんな話をしています。

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