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アクションと並行概03:ストリームアーツ

石田憲一
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<ストリーム・アーツ>
●立回りに独自名称を与える必要がある。
●その理由は、立回りと殺陣を包括する概念が存在しないため。
●チャンバラはそれに最も近い実在概念だが、徒手格闘まではフォローできない。
●そのために、チャンバラから徒手格闘表現までをフォローする立回り全般に相当する独自概念が必要であった。
●なぜ今まで、そういった名称が存在しなかったのか。その理由は二つ考えられる。
 ・一つは、本質を共有しているプロ同士においては、言語的仕分けは必要とされなかったということ。
 ・もう一つは、チャンバラと徒手格闘表現を股にかけ、双方とも極めた人材がごくわずかであったということ。
●ただしその概念を日本語で表現するのが難しかったため、英語による造語を創案した。それがストリーム・アーツである。
●アクションが英語(外来語)であるために、日本語表記の必要性を感じていた。それが無空として結実したわけだが、それとは逆にそもそも日本語表記であり、日本独自概念としての立回りだからこそ、日本語の別名が設定しにくいということも合わせて、英語表記の名称を考案することになった。
●立回り表現の本質とは何か。それを一点に絞り込むなら、単語で言い表すなら●「流れ」ということになるだろうという判断が、その英語訳であるストリームという単語の採用につながった。
●つまり立回り表現の本質の一点絞りが異なれば、名称も異なることだろう。これまでその絞り込みに判断しかねたため、決定には時間が掛かった。
●例えば、「間の芸術」という言い方もできるが、間とは流れがあっての静止状態として成立するもので、間それだけで存在できるものではない、という観点からもベストであるとは言えないわけだ。
●ただし名称の案は、以前に閃きから考案したもののストックから採用したため、それ自体はそれなりに古いものである。
●また採用にあたっては、事項のストラクションとの関係が決定打になった。
●まとめ
 ・英語:アクション→→→→ → 日本語:無空
 ・英語:ストリーム・アーツ ← 日本語:立回り

そんな話をしています。

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