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アクションと身体表現02:フラットニング・アクション

石田憲一
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<フラットニング・アクション>
●身体表現としてのアクションは、フラット化したアクションへの対立概念。
●フラット化したアクションを「フラットニング・アクション」と概念化しておく。
●この問題点は、どこまで行っても「ごっこ遊び」にしかならないところにある。だから誰にでもできるアクションなのである。
●産業的生産様式と同一の方法なので、その変化とともに滅びる可能性が高い。
●本来非分離のアクションを分離したことによって、誰にでもできるフラットニング・アクションが誕生した。
●1)非分離アクション 2)主役と吹き替えを分離 3)主役の動きを表現(芸)と運動に分離
●吹き替えは運動のみ(バレないように最小の動きとなるため)なので、主役も運動だけの方が統一感が生まれるという相性のよさがある。
●また運動だけのアクションは、写実的技術と相性がよい。(武術の習得などが有効とされる)
●運動の優位性は、「運動はコピーが可能である」という作り手の都合と、演技があればあとは成立する、という誤認から生じている。
●以上のことから、難易度が高いアクション表現など取り入れない方が、むしろいい結果を生むというのが、産業的生産様式に基づいた思考なのだ。

そんな話をしています。

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