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Realriseが徹底しているコミュニケーションの極意

#代表ブログ

代表ブログも今回で4回目となった。最近、お客様や採用選考を受けてくださる皆様が「Note読みました!」と言ってくださることが多くなった感じがする。このような声が増えているのを実感すると、やり続けてよかったと感じる。

今回は仕事ができる人は共通して「コミュニケーションの質が高い」という話を書いていこうと思う。


よく採用選考の評価基準などで「コミュニケーション能力」が入っていることがあるが、コミュニケーション能力が高い人とはどのような人だろうか。

参考例①:質問の仕方

Aさん:「今進めているZ社の案件なのですが、先方から来月以降の稼働体制を変更してほしいと相談されています。どうしたらいいでしょうか。」

Bさん:「今進めているZ社案件の来月以降の稼働体制について相談させてください。先方の社員が今月末に急遽退職するそうで、予算100万円以内で稼働人員を増やしてもらえないかと相談されています。メンバーの稼働状況を鑑み、CさんとDさんから0.5人月工面すれば先方の要望を受けられると考えていますが、よろしいでしょうか。

AさんとBさん、どちらがコミュニケーション能力が高いだろう。先方の要望を具体的に説明している、対応策を提案しているという点で、もちろんBさんである。Bさんは、

・結論ファースト(何を相談したいのか明確)
・必要な情報を先出している(先方の要望を具体的に説明している)
・上司がYes or Noで答えられるような聞き方にしている

という点で優れている。これは余談だが、質問するときは提案もセットで行うというのは、成長機会としても良い。自分がどうしたいのか考え提案したうえで上司に質問する→上司からOKと言われれば考え方として適切、ずれていれば何が違ったのか・検討する観点として足りていなかったものは何かを考える という思考サイクルを回すことができるからだ。
「視座を高めろ」とよくいうが、その正体がこれである。

参考例②:報告の仕方・質問への答え方

質問:「日報確認しました。今日報告してくれた中に、ウェビナーリストから獲得したアポイントはありますか?」

Aさん:「X社・Y社・Z社の3社です。」

Bさん:「報告内容に不足があり申し訳ございません。X社・Y社・Z社の3社です。次回以降、獲得したアポイントについて、社名とあわせて獲得経路もあわせて報告するようにいたします。

この場合、AさんとBさんのどちらがコミュニケーション能力が高いだろう。相手が欲しい情報を渡せていないことについて謝罪している点、次回以降の対応について明確に出しているという点で、Bさんである。

参考例③:仕事の段取り

よく、仕事の期日として「午前中までに~」「今日中に~」と仕切る人がいるが、これでは相手に合わせた提案ではなく、こちら都合の話になっている。「 先方がこの情報を何時にもらえたら仕事が進むのか?」「先方は定時が〇時だから、ここまでにやっておこう」と、常にベクトルを顧客におき、必ず明確な時間を約束するべきである。

また、明確な時間で約束した期日を守らないのは言語道断。「19時までに出します」と言っておきながら、19時1分に出してくる人がたまにいるが、ありえない。信頼は積み重ねであり、良いものを出すことよりも、小さな約束を守り続けることの方が大切である。

余談だが、商談後の提案・見積を余裕をもった日時で仕切りがちだが、「1時間以内に送ります」とスピード感を持つことも信頼を勝ち取るうえで重要だ。スピードの速さ=熱量の高さなので、相手にも本気度が伝わり、信頼される。


コミュニケーション能力が高いとは単純に「人と会話をするのが好き・明るい」という人のことを言っているわけではない。仕事において、コミュニケーション能力の高さとは、適切な「タイミング」「情報量」「相手への配慮」で、会話できることである。

誠実さや透明性が伝わるコミュニケーションは、チームメンバーや顧客との信頼を築き、持続可能な関係を築く人間関係の基礎となる。
コミュニケーションは全ての仕事を進めるうえでの土台であることは誰もが周知の事実であるが、このことを今一度忘れないでほしい。

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