『思考』はバランスよく
日本語って、本当にうまくできていますよね!
バランスが取れていると思うんです。
『思考』という熟語について書かれていました。
「思う」と「考える」
「考える」…語源は「神返る」
過去の経験の記憶から原因、法則、原理を求めようとすること。帰納法。西洋文明の精神の基礎。物質科学の発展につながる。
つじつまが合って、納得するように頭を使う。
「あっ!そういうことか!」
という発見するとこか!とわたしは考えた。
「思う」…田んぼの「田」と「心」と書く。
心の先天構造の内容から原理、法則を実際の生活に適用し、国家や社会、文化を造っていく営み。演繹。東洋で発生した宗教や東洋哲学。
「考える」が過去の経験の記憶から出てくることで自覚していることですよね。
「思う」は自覚していない心の先天構造から出てくることなんですね。
だから、「思う」とは前触れなく頭に浮かんだり、とっさの判断ができたりする、そういうことなのかな?と思いました。
「田」とは言霊50個の50音図表のことを。
そこにあるのは「稲」=イの音「イネ」
「イ」は、母音と父韻が結ばれて子音を生みます。
「稲」の一粒一粒のお米から芽が出て、また、稲となります。
生命力が生まれる創造意志が「思う」ということ。
『思考』とは、
西洋文明と東洋文明
物質科学と精神世界
経験や記憶と先天構造
両方の働きを持ったバランスの良い熟語だったのです。
「考え過ぎじゃない?」とよく言われますが、過去の経験の記憶を意識し過ぎているってことですね。
そして、「考えるな!感じろ!」とも言われます。現代人は考え過ぎているからバランスを崩しているんですね。
「感じる」ことは、「今」。「今を感じること」。
過去の経験の記憶からではないということなんです。「思う」とも違いますね。
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