
Unityエディターでのデバッグをちょっと便利にする - REALITY Advent Calendar #24
はじめに
本記事はREALITY Advent Calendar 2021の24日目の記事になります。
今回はUnityエディターのデバッグをちょっと便利にする機能を作成しました。
課題
REALITYアプリではカメラや各種センサーの情報を解析してアバターに反映させています。
ここで問題になるのはUnityエディターでのデバッグのしやすさです。
基本的にはアバターの動きの確認は実機で行うか固定のモーションを流し込むかしかありませんでした。
これらのやり方ではある特定の値が取得できた場合のアバター動きを確認するのが難しい状態でした。
そこでUnityエディターでも任意の姿勢、顔の表情が設定できる機能を作成しました。
完成したもの

特徴
・ヒエラルキーからオブジェクトを選択してインスペクタで値を設定可能
・値のリアルタイム反映
・全ブレンドシェイプ対応なので任意の表情が作成可能
実装の話
REALITYアプリではフェイストラッカーの実装を差し替えられるようにインターフェイスになっています。
このためUnityエディター専用のフェイストラッカーを作成することで簡単に今回の機能を実装することができました。
少し面倒なのはインスペクタで設定したブレンドシェイプの値をフェイストラッカーで使用できる形(Dictionary)に変換する作業です。
これは色々考えましたが最終的には愚直に対応しているブレンドシェイプを並べる形にしました。

まとめ
今回の機能作成を通じて実機から取得できた値がどのようにアバターに反映されているのかを改めて理解することができました。
このような機能は必ずしも必要なものではないですがあった方が今後の開発がより効率的になると思います。
最強のデバッグ機能をつくろう!
明日のアドベントカレンダーは
明日はむくどりんさんの記事です。