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NPO法人を設立してみました!

みなさん、こんにちは。

このたび、NPO法人フローレンスで知り合った仲間と、新しいNPOを立ち上げたんですよ〜!👏イエイ!

そして新しいNPOは<NPO法人きみたす>と命名しました。
「となりの君にちょっとのプラスを」や「君を満たす」などを語源に考えた法人名です。
まだHPなどはしょぼいのですが、これからぼちぼち整えて行こうと思っています。

今後はこの仲間たちとの新しい活動も積極的にしていきたいので、
今回はこの法人の立ち上げの経緯などを書いてみたいと思います。

■NPO法人を設立しようと思ったきっかけ

私はフローレンスに入社して8年目となった、2019年8月末で同法人を退職し現在は業務委託という形で関わらせてもらっています。

私が8年フローレンスで働く中で、病児保育事業部、赤ちゃん縁組事業部、障害児保育事業部、みんなで社会変革事業部、みらいの保育園事業部と、
たくさんの事業部や業務を経験させてもらい、最後の2年はフローレンス代表の秘書としての業務も経験しました。

経営者ってこういう視点で物事を進めていくんだな。とか
こういう部分はスルーするのか、逆にこういうところは大事にするのか。
などなど、社会起業家として多くの事業を爆速で立ち上げ、回していき、
次々に課題を解決している代表の近くで、多くのことを学び、その類まれな習性を知ることができ、とてもとても刺激的で楽しい日々を過ごしました。
(詳細はこちら https://note.com/realistic095/n/n04fdc3215165

そんな中で、40歳以降の自分のキャリアプランについて考える機会もあり、会社を辞めてフリーランスとしてやっていこうと決めた訳なのですが、
(詳細はこちら https://note.com/realistic095/n/nd1e62a793867

去年7月に会社を辞めると決めた時、「自分でも何か新しい組織を作って、自分が信頼できる仲間とともに、何かフローレンスではできない新しいことや、自分のやりたいことを素直にやりたいな!」と思ったんです。

結局、一人でできることには限界があります。
私のように、そんなに取り立ててエネルギーレベルが高くはない、普通の人は得意なことも限られてるし、行動力も人並み程度です。

別にそれはそれでよくて、それ以上になる必要もなくて
できないことは仲間にフォローしてもらえばいいな、と。
それに、組織ができるともっと活動の幅が広がるし、世の中の人にも知ってもらえるし、それを起点に自分史も何か変わっていくような気がしたんですよね。

それで、よし!と思ってその時会社でその辺にいた人たちに
「ねえねえ、何か新しいことしようよ。NPO法人作ろうよ!」と声をかけ、
「いいね!やろー!」と言ってくれた人がいて、それが今に繋がってます。

■設立までの道のり

そこで勢いに乗って、その辺にいた人などに、手当たり次第声をかけました。
「私たちさ、もうフローレンスで長くやってきたから、新しいNPOでも作って個人個人の思う<やりたいこと>をやってみようよ!」って。
(NPO設立には社員が10人必要です)

そしたら、10人くらいはすぐ集まったんですよ。

でも、共感してくれる人はたくさんいて手応えは感じる一方で、
「何やるか決まってないのに、何ができるの?」みたいな声もありました。

全員で一つの<課題解決のために事業をする>目的で会社を作るというよりも、私自身は、仲間を募って組織を作りその組織でそれぞれの自己実現を叶えたい。という意識が強かったので、最初はとても悩みました。

何かやりたいのはみんな一緒なんだけど、
<なにか一つの目指すべき方向を定める>ことが必要だ。
という概念に囚われてしまって、立ち止まって考える日々が続きました。

そこで、言い出しっぺの私の出した答えとして、やっぱり

それぞれやりたいことが違うからこそ、いろどり豊かな仲間であって、
それが良いチームワークになる。

私たちは、フローレンスでたくさんのことを経験して、いろんなスキルを得たんだから、次はそれを携えて新しいことへ挑戦する。
それこそフローレンスで学んだことだ。

ということでした。

そして何か一つの、同じ目的や目標を持った人たちだけが、組織を作り活動しないといけないなんて決まってたっけ?

別にいいじゃん、多様なスキルや多様な想いを持ったメンバーが集まって、
ある時は同じ目標を持って事業を行ったり、
別の時には、それぞれの個々がやりたいことに注力するため、それに対してそれぞれの仲間ができる範囲で、得意な部分で協力してそのやりたいことを応援する。

そんな仲間と、組織があったらめっちゃ素敵じゃん!!!
新しい当たり前を作ればいいだけで、前例にとらわれてたらダメだよな!って想いに変わってったんですよね。

じゃあ、まずは組織を作るために、基幹事業だけは決めて申請しよう!
あとは走りながら考えよう!
ということで皆んなで気持ちを新たにす、進み始めることができました。

実際そこに皆が納得するまでに、3ヶ月〜4ヶ月はかかったかな。
もう過ぎ去ったので忘れかけてましたが、あの時間も今振り返ったらいい時間だったなと思っています。

■申請書類の準備と提出

これも以外と時間かかりました。
NPOは非営利活動法人です。儲けを出してもいいのですが
何を「非営利活動」とするかは分野が定められています。
https://www.npo-homepage.go.jp/about/npo-kisochishiki/nposeido-gaiyou

自分たちがやりたい事業が、ここの中に含まれていればまずはOK。
全員フローレンス関係者なので、非営利活動で何をやっていくかはすぐ認識合わせることができました。

が、法人の申請には、事業計画書や予算計画書も出さないといけません。
https://www.npo-homepage.go.jp/about/npo-kisochishiki/ninshouseido#top

なんとなく認識は合った活動分野について、具体的に全員が納得する形で事業の詳細をピックアップし、適度に皆の意見も取り入れながら、納得感も引き出しながら整えるのにも時間がかかりました。

予算計画は仲間に作ってもらいましたが、最後に数字を合わせたりするのもめんどくさかったな。

結局この辺に1ヶ月〜2ヶ月かかりました。

最後のオチとして、数ヶ月前に作った設立趣意書の内容と齟齬も出てきて
それも直したり
と試行錯誤は結構したように記憶しています。

そしていよいよ、申請書類を出しにいく訳なんですが
申請書類を提出できる形に整えるまで1ヶ月かかることになりました。

申請書類は最寄りのNPOセンターに出しにいくのですが、事前に電話で予約。
申請書類を整えて持って行ったのですが、そこであれやこれやとチェックが入り、事業計画書のここと定款のここが紐づいてないやら、ここはこういう書き方でないといけないやら。
申請書類としてのお作法のチェック、予算計画書も事業計画書と合ってないやらどーちゃらこーちゃらで、結局たくさん修正箇所あり。

それを持ち帰って修正して、メールで送り、再度チェックしてもらって、
の行ったり来たりが数回、さあこれでOK!再度提出に行ける!
となるまでに結局1ヶ月くらいかかっちゃいました。

そこから承認が下りるまでに、長くて3ヶ月くらいかかる。とのこと。
法人設立に費用はかからないものの、結構時間かかるんだな。という印象でした。

■承認され、これからまさに活動していきます !

承認は思ったよりも1ヶ月ほど早く、先月4月22日に連絡がきました。
コロナの影響もあり、通常は取りにきてもらうところ郵送します。
とのこと。

早々に会社の登記も終わらせ(登記は思ったよりも簡単でした。書類もそんなに多くない。書類の準備は1時間もあればできます。)、これから始動していこう!という段階にまで漕ぎ着けることができました。

今後は、この法人で進めて行こうと思っている特定非営利の事業や、仲間の「やりたいこと」を皆で支えながら、協力しながら自己実現を後押しすることも同時にしていきたいと思っています。

事業の内容としては、「業務改善のコンサルティング」と「女性のキャリア支援」という軸ですが、それ以外のことでも仲間が興味のあることなら、なんでも皆で耳を傾けて取り組んで行きたいと強く思っています。

■さいごに私の想い

物事を一気に、効果的かつ迅速に進めていくためには、強力なリーダーシップは必要です。エネルギー溢れる力は不可欠です。

でも、そういう人だけしか活躍できない、称賛されない世の中であったら空虚だなと思います。

まずは個人個人が自身の仕事や生活に満たされ(自分を満たし)、それによってまた別の何かに対して主体的に関わる意欲が沸き、行動することに繋がったら、人生はもっと豊かなものなると考えています。

単に会社に雇われ、会社の行う事業の一旦を担い働くだけではなくて、
仕事と生活の間の一番大事な部分、自分の信念を見つけるとか、心の豊かさを広げるような活動もまた、今後ますますIT化し複雑化する世界には必要だと感じています。

人を支援したり助けたいなら、まず自分を助けることができないと、人の支援なんてできません。
人に思いやりを持ち接したいなら、まず自分に思いやりを持つ必要があります。

いつでも、心から自分の損得を考えずに協力できる仲間と一緒に活動できることをありがたく想い、既存の何かではなく、新しい何かを創っていけたらと思っています。


【お仕事のご依頼お待ちしています!】
https://kimitasu.themedia.jp/pages/3874740/page_202005181218

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