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「好きなこと」なんて見つけようとしなくていい。

「本当に好きなことを仕事にしたい」
「楽しく毎日仕事したい」

20代の頃は寝言でもつぶやいていたんじゃないかと思うくらい、
この言葉にとらわれてたような気がする。

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好きなことを仕事にしてる人や、楽しそうに仕事して生活してる人を見て、自分もそうなりたいと思って憧れたな。

まあそう思いながらも、色々仕事変えてみたけどしっくり来なくて40歳まで模索してきた。

そして今年40歳になって、やっと自分の「好きなこと」や「大事にしたいこと」が何だったかわかってきたんですよね。17年働いてやっと。

それは何かと言うと「好きな仕事」「夢中になれる仕事」「天職だと思う仕事」「楽しい仕事」に就くことではなくて「自分に合った働き方をすること」だったんです。

自分の性質に合った、自分のペースに合った、自分で調整可能な、
シンプルだけど柔軟で心地よいプレッシャーや責任が伴う「働き方」。

私は仕事の内容で満足感を得るタイプではなくて
自分に合った「働き方」をすることの方を望んでいた
ようです。

「この仕事がしたい」ではなく「こういう働き方がしたい」だったんです。

インテリアショップ店員

インテリア商品の製造販売会社

大手家具販売会社

派遣社員

不動産販売・管理会社

子育て支援NPO

31歳でNPOに入るまで5社も渡り歩き、完全になんだかよくわからない経歴になっちゃったんですが、自分のちょうど良い働き方や好きなことって何か模索し続けました。

そしたらわかったのが、私は単にモノやサービスを売ったり提供したりする
需要と供給みたいな単純な構造の業界ではなくて、不便なことが便利になったり課題が解決されるようなもう少し生活に根ざした、人の人生に影響を与えるようなことの方が好きだった
んですね。

なぜNPOだったのか。というのはまだ自分の中で言語化はできてません。
なんとなく。足を踏み入れてみて水が合ってる感じがしています。

だから、無理に「好きなこと」を探そうとしなくていい。
自分の気持ちや感覚を大事に、直感とか感情に向き合って行動してれば
そのうち心地よい風が吹いてくるようになる。


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