見出し画像

【不動産向け】マーケティングで無料集客!

みなさんこんにちは!
不動産ホームページ太郎です!

みなさんは口コミを利用していますか?
何かを購入しようか考えているとき、その商品をすでに使っている人の感想や評価を参考にする方は多いと思います。

口コミと聞くと、化粧品や食べ物を思い浮かべる方が多いと思いますが、今回は、その口コミを不動産に活かす方法として、口コミマーケティングをご紹介します!

1. 不動産に生かせる口コミ/口コミマーケティングとは

画像1

口コミとは、元々はマスコミとの対比で生まれた言葉で、うわさ・評判などを口伝えに広めることでした。しかし、近年ではインターネットの普及により、インターネット上でも様々なものに対する評価の書き込みやレビューが作成されるなど、口コミの幅が広がっています。

なぜ消費者は口コミに左右されるのでしょうか?
ここでは、口コミによる効果の根拠を心理学の観点から3つご紹介します。

まず一つ目が、ハロー効果です!

画像8

ハロー効果とは、人物や物事を評価する際に、非常に顕著で目立つ特徴に引きずられて他の特徴への評価が影響を受けることであり、「後光効果」「光背効果」ともいいます。
つまり、目立って優れた特徴があれば他の特徴も優れているように見え、またその逆に目立って劣った特徴があれば他の特徴も劣っているように見える現象です。
(参考:シマウマ用語集 https://makitani.net/shimauma/halo-effect)

例えば、高評価の口コミが多いサービスや商品があった場合、「高評価の口コミが多い」という特徴に引っ張られて、実際の質にかかわらず良いように評価をしてしまう、といったことがあげられます。

ハロー効果では「これだけの人が評価しているのなら良いものに違いない。」という心理が働くため、高評価の口コミは人の関心や興味を引くことができ、認知度や集客につながることがあるということです!

しかし、ここで注意しておきたいのは、良い評価とは逆に否定的な口コミが多ければ、サービスや商品を使用していなくても悪い印象を持たれてしまうこともあるという点です。「ハロー効果」を活用するうえでは、当然ポジティブな効果を利用しますが、場合によってはネガティブな効果を生み出してしまうということも認識しておく必要があります。


二つ目は、ウィンザー効果です!

画像9

ウィンザー効果とは、本人や提供者から発信される情報よりも、第三者が発信して間接的に伝わる情報の方が信頼性が高まるという心理的傾向のことです。

商品や店舗の口コミやレビュー、友人の感想の方が、メーカーや運営元といった当事者による情報よりも消費者に重視される理由の一つは、この効果によるものであり、利害関係がない第三者の意見という前提で評価されます。
(参考:シマウマ用語集 https://makitani.net/shimauma/windsor-effect)

例えば、「この商品は素晴らしいです!」とメーカー担当者から聞くのと、友人から「あの商品よかったよ!」と聞くのでは、どちらの信憑性が高いと感じるでしょうか?

多くの人が後者だと答えると思います。なぜなら、第三者であれば、わざわざ良くないと感じたものを「素晴らしい」「よかった」というメリットはありません。そのため、その商品を使った効果や感想は第三者から聞く方が説得力があるのです。

この点からも、消費者は商品についてのよりリアルな声を求め、口コミやレビューを信用する傾向があります。


三つ目は、社会的証明の原理(バンドワゴン効果)です!

画像10

社会的証明とは、大勢の人がある選択肢を選択しているとき、自分もまたその選択をする現象のことです。人間は何かを決断するとき、行動するときに他人の行動に無意識に影響されます。
(参考:スッキリ https://gimon-sukkiri.jp/society/)

例えば、ネットショッピングでは500件のレビューがある商品と5件のレビューがある商品では、多くの人が500件のレビューがある方の購入検討をします。それは、口コミやレビューが多ければ多いほど人気のある商品であるという判断ができるためです。

また、行列ができているお店にどんどん人が集まるのもこの社会的証明の原理(バンドワゴン効果)の一つです。大勢の人が支持しているものを買うことで、満足度や安心感を味わえるのです。


このように、人間は際立つ特徴に引っ張られたり、第三者の意見をより信用したり、他人の行動に無意識に影響を受けたり、と様々な心理が働いています。そのため、人は口コミに惹かれ、影響されるということです!

そして、その口コミの効果を活用をし、認知度を上げたり、効果的に顧客を獲得するのが「口コミマーケティング」です!

ターゲット層の注目を集め、消費者同士の間で話題に上がるように、企業が意図的に口コミを広げるのです。

では、そのマーケティングに必要な「口コミ」を生むためにはどうすればいいのか。口コミの6つの原則「STEPPS」について次の項目で見ていきましょう!



2. 不動産で活用できる!口コミを生む要素「STEPPS」

画像2

「STEPPS」とは、ウォールストリートジャーナルやニューヨークタイムズ誌のベストセラーにもなっている書籍に記述されている口コミの促進要素のことで、6つの原理の頭文字をとってSTEPPS(Social Currency、Triggers、Emotion、Public、Practical Value、Stories)と呼ばれています。

(1) Social Currency[ソーシャルカレンシー]
人によく見られたい・自分をよく見せたい
人は、人によく見られたいと思う生き物です。発言する内容によって人からの見られ方が変わる、そのため自分をよく見せるために経験や意見を口コミやレビューとして発信します。

(2) Trigger[トリガー]
思い出すきっかけを作る
ある商品やアイディアを思い出すことが多いほど、よく話題にあがります。よく話題に上がるということは、人を通じて話が伝わり、拡散の力になります。そのため日常の中で思い出すためのきっかけ作りを工夫することも重要となってきます。

(3) Emotion[感情]
感情はシェアを促す

人は、気にかけているものをシェアします。ワクワクやユーモアといったポジティブなことであっても、怒りや不安といったネガティブなことであっても感情の高ぶりはシェアの促進につながり、感情を呼び起こすような物事もまたシェアを促すといわれています。

(4) Public[公開性]
人の目に触れる
人は人のまねをする傾向があります。また、公開の場で見えやすいほど、まねしやすくなります。例えば、AppleのAirPodsは、ワイヤレスイヤホンとして流行し、今では多くの人が使用しています。町中で使っている人がいると自分もほしくなる、これが購買行為につながるのです。

(5) Practical Value[実用価値]
役立つ情報

人は誰かの役に立ちたいと思っています。そのため、役立つ情報ほどシェアされやすいのです。他の人に伝えてあげたくなるような情報や、知識を発信することもシェアを促すポイントとなります。

(6) Stories[物語性]
ストーリー

人はストーリーやエピソードを伝えます。単純な情報よりもストーリー性がある方が引きつけられ、記憶にも残りやすいのです。

以上の6つが口コミを生む要素です!口コミには発生のメカニズムがあり、なぜ人が話題にするのか、シェアするのかという根拠を理解することによりマーケティングに活かすことができます!

では、どのように口コミを集めるのか、不動産会社ではどのような口コミマーケティングがおこなわれているのか、その具体例を次に見ていきます!



3. 不動産における口コミマーケティングの具体例
      (口コミを集める方法)

画像4

口コミマーケティングの例(口コミを集める方法)としては、アンケートをとり「お客様の声」をホームページに掲載する、Googleマップの口コミ強化、口コミサイトの利用、SNSの活用などがあります。それでは、1つずつご紹介していきます。

❶アンケート(お客様の声)
来店して頂いたお客様にアンケートに協力してもらい、レビューとなるお客様の声を得ることも口コミを集める方法の一つです。

その頂いた「お客様の声」を自社ホームページのコンテンツとして掲載することで、他の人たちがどのようなサービスを受け満足感を得たのかを知ることができるため、安心感を生む材料となり、不動産会社選びに迷われている方の決断を促します。

[お客様の声の例はこちら]
[上のホームページを制作したのはこの会社!不動産ホームページ制作に関するお問い合わせはこちらへ]



❷Googleマップの口コミ強化

Googleマップは地図・旅行情報カテゴリーの中で月間利用者No.1であり、No.2とは約4倍もの差があります。それだけ大勢の人々が利用しているGoogleマップですから、不動産がどこにあるのか調べた際に口コミをチェックしているエンドユーザーも多くいるのではないでしょうか。

このときに、良い口コミが目に入れば、来店を決めることにもつながります。そのため、写真の投稿や情報の更新を定期的に行い、口コミを強化しましょう。

[Googleマップの口コミ強化に関する情報はこちら]



❸口コミサイト

インターネットで「不動産 口コミ」と検索すると、いくつか不動産会社に対する口コミが載っているサイトが表示されます。そのサイトで良質な口コミを増やすことも、認知度や来客数を上げる戦略になります。ここでは、3つ口コミサイトをご紹介します。

【おうちの語り部】
口コミ数5000件を超える日本最大級の売却口コミ・評判サイトです。
会員登録が不要+無料で見放題となっており、ユーザーの不動産会社選びをサポートしています。

【おうちの語り部】 - ouchi-ktrb.jp



【いえーる コンシェル】
いえーるコンシェルでは、レーダーチャートを使用し一目で不動産会社の信頼度がわかるようになっています。
特徴として、不動産会社を実際に利用した消費者の評価だけでなく、不動産会社の自己評価も掲載されています。また、不動産会社が自社の専門性や顧客対応力をアピールできる専用ページがあり、無料で利用することができます。

【いえーる_iYell】 - iyell.jp



【いえらぶ不動産会社検索】
いえらぶ不動産会社検索では、会社情報はもちろん、スタッフ情報の記載も可能です。また、エンドユーザーやオーナーが不動産について相談できるページがあり、そこでは不動産会社から返信を送ることが可能となっています。そこで積極的に返信を行うことで印象アップも狙えますね!
(月間の回答数、ベストアンサー数、なるほど数を
元にベストアドバイザーが選出されランキングに掲載されます)

いえらぶ不動産会社検索 - www.ielove.co.jp

[いえらぶでは、反響獲得に強いホームページの制作や不動産業務システムの提供も行っています。興味がある方はこちらのリンクからご確認ください。]



❹SNS
SNSは今や誰もが利用しており、口コミマーケティングを行う上でも拡散力に期待できるツールです。最近では、不動産業界でもSNS運用を取り入れて反響を得ている会社があります。その中でも人気のコンテンツを持つ不動産を3つピックアップしてご紹介していきます!

「Otogi不動産」
まずは、「Otogi不動産」!この会社では、リピートや口コミでの紹介を目指しており、インスタグラムの投稿も物件の紹介ではなく、まずは物件を紹介する自分たちのことを知ってもらおうと、Otogi不動産スタッフの価値観とともに自然体な写真が掲載されています。

紹介制というだけあって、友人や知人からの紹介で利用する方が多く、客層も芸能人、芸人、ミュージシャン、モデルや学生など幅広いことが特徴です。紹介であれば、信頼して足を運んでもらえるのがメリットですね。リピートや口コミの影響力をうまくいかした運用がされています!


「ラキア不動産」
ラキア不動産では、Tiktokを活用した内覧動画の配信を行っています!
楽曲に合わせてテンポ良く室内を案内する様子が、若者から人気を得て、ある店舗では月60件ほどの反響を呼んでいるそうです!部屋探しに関わる反響のうち3分の1がSNSからの流入で、そのほとんどはTiktokによるものだといいます。

ターゲット層の流行に乗り、目に触れやすくすることで話題にあがる確率をぐんとアップしており、お部屋探しをする際に会社を思い出してもらうきっかけ作りがされています!


「不動産屋ラムエイ」
最後に、「不動産屋ラムエイ」!こちらの会社では、YouTubeを活用した取り組みがされています!チャンネル登録者は4万人以上!人気の動画だと7万人以上の人が再生しています。

特徴的なロボットチックな声で案内しながら、部屋の隅々までルームツアーをする動画は、印象に残りやすく、興味が惹かれますね!また多くの人が見ているというところからも安心感を生む要素ができあがっています。


[SNS活用に関する情報なら、こちらのブログもご参照ください!]

[不動産会社のSNS活用事例まとめ]

[不動産会社におすすめのSNSと活用法]



お客様の声の掲載や、Googleマップの口コミ強化、口コミサイトの利用、SNSの活用など、口コミの心理学や原理を知った上で考えてみると、どれも意味がありコツコツと積み重ねをすることで、反響につながることが分かります。

特にSNSでは、投稿する写真や動画のスタイルを統一したり、コンセプトを持つことで、会社の色が出せます。毎日投稿していれば、その中の一つが人々の目にとまってバズるなんてこともあるかもしれませんね!

自社ホームページがあれば「お客様の声」の掲載をすることに加え、SNSのアカウントを載せれば、いろいろなコンテンツから会社のことを知ってもらえるチャンスとなり、情報が多ければ信用性につながります!口コミを生むアクションに取り組んでみてはいかかがしょうか!

起業したてでまだホームページがない!なんて方がいましたら、下記のページも是非ご確認ください!

また、こちらは不動産業務の効率化をお考えの方にもおすすめのページです!業務の効率化が進めば口コミマーケティングなど新しい取り組みへのチャレンジもしやすくなるのではないでしょうか!



4. 不動産向け口コミマーケティングのまとめ

画像3

口コミには、ハロー効果、ウィンザー効果、社会的証明といった心理的効果がありました。この三つに共通していることは、人間は第三者である他人の言動に影響を受けるということです。

そして、口コミを生む要素として紹介した「STEPPS」でも他人との関わりや、感情、ストーリー性などがポイントになっています。

人を通して見たり、聞いたりするものは無意識に記憶に残っていたり、ふと思い出すこともあります。そのきっかけは、ホームページやサイト、SNSを活用し種まきをすることができるのです。

決断するときに口コミという後押しがあれば、一人でも多くのお客様に来店して頂くことにつながる可能性がありますし、無料でその可能性を得られるという点で口コミマーケティングの費用対効果は大きいと言えます。

認知度や反響をアップさせるために、今口コミマーケティングを採用してみてはどうでしょうか!!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?