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M-1グランプリ3連単順位予想キャンペーン的中への道

 三度の飯とセックスとギャンブルと陰口の次にお笑いが好きな私。去年、M-1の順位予想クイズの存在を知り、さっそく参戦。1位から3位までを順番通り当てるのが3連単。それを1点で的中させられた人の中から抽選で商品が当たります。
 そもそも、お笑いは大好きです。時間は有限ですから、昔みたいに若手のネタを漁って見るような真似はできませんが、お笑い力はそれなりにあると自負してます。

たいした自信だ…

 趣味の筋トレをしながら芸人ラジオをよく聞きます。霜降り明星のオールナイトニッポンで、「お笑いをしたり顔で語るツイッタラー」がしょっちゅう馬鹿にされています。自分はそういう人種じゃないんで、この先、安心して読んでください。そう思われるのだけは避けたいから気をつけます。
 まずもってネタの良し悪し、面白い面白くないの話はなるべくしません。面白いから選んだ!という主観的かつ感覚的な話はしない。的中に向けたアプローチをちょっと違った角度からしています。競馬のデータ予想と同じ感覚です。

2022年

 上位人気は…
 ①ロングコートダディ
 ②カベポスターか真空ジェシカのどっちか(忘れた)
 ③敗者復活組(→オズワルド) 
 ※人気順は投稿フォームにて公開されていました。

自己流理論① 敗者復活組は消し

 M−1の歴史に刻まれる敗者復活からの大躍進の歴史。その印象プラス、ピンとくる芸人(知ってる芸人)が少なくての3番人気だと思いますが、敗者復活が大活躍というのは過去の話。近年は苦戦しています。
 復活した2015年以降の敗者復活の成績
 優勝→2位→4位→4位→4位→7位→9位→7位→9位
 ご覧の通り右肩下がりになっています。
 私の意見ですが、M−1は「競技」として年々洗練されてきています。敗者復活組はもともと準決勝で敗れたコンビですから、準決勝と決勝の審査基準が近づけば近づくほど、下剋上は起きないでしょう。
 また、今年のルール改定でも話題になりましたが、敗者復活戦は多分に人気投票の趣が強かったです。現場のウケより知名度。この年のオズワルドは「今年はいいネタができていない。」と本気とも冗談ともつかない発言を各所で繰り返していました。実際、準決勝で敗退したというのが客観的評価だったのではないでしょうか。
 私の意見はさておき、「敗者復活の成績は下降傾向にある」これは客観的事実です。多勢が気づく前に気づいて逆張りすることがギャンブルに勝つために必要な要素です。

 私の予想

今は亡きGYAO…

 ①さや香(5番人気→2位)
 ②ウエストランド(7番人気→優勝)
 ③ダイヤモンド(10番人気→10位)

自己流理論② うるさい方がウケる

 2020年に松っちゃんと巨人師匠がオズワルドに真逆のアドバイスをして話題になりました。静の漫才が見たい。ツッコミで大きい声を出した方がいい。翌年、すごく面白い漫才を披露して、松っちゃんは「二人の意見をどちらも取り入れていた」と激賞していました。
 大きい声を出した方がいいは真実だと思います。
 おぎやはぎはウケない。アンタッチャブルはウケる。
 さや香とウエストランド、特にウエストランドを選択したのはこの理由が大きいです。さや香をチョイスした理由は他にも…

自己流理論③ NHK新人お笑い大賞とNHK上方漫才コンテストの優勝者は特注! ABCお笑いグランプリ優勝者にも注意

 競馬予想風に言うと実績のあるローテーション。これらは優勝者だけ気にすればいいです。 優勝者がM-1決勝進出してきた場合狙えます。
 過去の実績を列挙します。圏外(4位以下)も列挙してますが、優勝者のすべてが決勝進出しているわけではなく、「決勝進出それ自体が凄いこと」というリスペクトは当然しております。予想の参考にするためのこと。ご了承あれ。
 NHK新人お笑い大賞
  優勝…ブラックマヨネーズ、NON STYLE、令和ロマン
  3位…ジャルジャル(2回)、ナイツ、麒麟(但し、M-1の後)
  圏外…2丁拳銃、アキナ

 NHK上方漫才コンテスト
  優勝…ますだおかだ、フットボールアワー、とろサーモン、銀シャリ、笑い飯(但し、M-13位の翌年)
  2位…ハリガネロック、かまいたち、和牛(3回)、さや香
  3位…アメリカザリガニ、キングコング、スーパーマラドーナ、ミキ
  その他、ウーマンラッシュアワーがTHE MANZAI優勝(M-1に相当) 
  圏外…ギャロップ、アキナ

 ABCお笑いグランプリ
  優勝…ますだおかだ、中川家、フットボールアワー、とろサーモン、霜降り明星
  2位…ハリガネロック、 かまいたち、オズワルド
  3位…キングコング、ジャルジャル(2回)
  その他、ウーマンラッシュアワーがTHE MANZAI優勝、千鳥がTHE MANZAI2位(2回)と3位(M-1では4回圏外)
  圏外…アジアン、ギャロップ、モンスターエンジン、カベポスター

 けっこう高い確率で最終決戦に進出してますよね!このような実績を残しても、注目するのは一部のお笑いファンだけ。人気順はテレビ等の露出度と過去のM-1実績で形成されるので、人気薄なこともままあります。さや香も5番人気でした。さや香は、一度決勝進出経験があり、その際の結果が芳しくなかったことも低評価の原因でしょうか?実は、さや香がNHK上方漫才コンテスト優勝したのは「それ以降」の出来事です。狙える条件を満たして(実力を磨いて)帰ってきたということです。

 NHKの両コンテストは、受賞して2、3年後に結果を出す印象があります。
 最近は変わったようですが、NHK新人お笑い大賞は、審査項目に「将来性」がありました。つまり、現場でのウケと受賞者が異なる場合があるということです。なんと日本的!… 大相撲の横綱昇進、マラソン・柔道のオリンピック選考、センバツ甲子園の出場校選定… 計数化の難しい要素を選考に組み入れて曖昧にするの術。
 ブラックマヨネーズが大賞を獲ったとき、あんまり面白くなかった(個人の感想)。将来性?と思ったが、数年後のM-1で大爆笑させられた。その時、当時のことを思い出し、プロは見る目があるなぁと感心しました。
 当時は審査員にNHKの芸能担当局員が加わっていました。芸人とは異なるプロの目線。新しいスターを生み出そうという気概があるんでしょうね。

 ABCはM-1を制作するテレビ局です。「出場」というレベルでは直結度は高いし、優勝者も多数輩出していますが、圏外に終わることも多いです。個別に判断することが必要です。

 2022年、この理論該当者は、敗者復活組を除くと・・・
 NHK新人お笑い大賞…該当者なし
 NHK上方漫才コンテスト…さや香
 ABCお笑いグランプリ…カベポスター
 以上、2組でした。
 さや香は1位予想。カベポスターは【自己流理論②】静かなので無印(結果6位)
 ちなみに2023年はと言うと…
 NHK新人お笑い大賞…令和ロマン
 NHK上方漫才コンテスト…さや香
 ABCお笑いグランプリ…カベポスター
 おぉー。これ見たらほぼ鉄板ですね。予想に反映されたのでしょうか(フラグ)

 最後に予想を外したダイヤモンド(10番人気→10位)について。
 同年のおもしろ荘の優勝者。2019年にぺこぱが同年のおもしろ荘優勝を経て3位だったため、同じ実績を踏まえ3位予想に抜擢。皆が気づいてからの3度めは無いけれど、二匹目のドジョウならいけると踏んで大穴予想。
 実際に3回戦のネタを見て面白かった。
 決勝も同じネタをやったのだが、そこで初めて違和感を覚えた。マクラがないのだ。いきなり本ネタに入って「有銭飲食したんだけどさ」→ツッコミ→「男女兼用車両に乗って」→ツッコミ…と、同じパターンを繋げていくんだけど、多分、何をやってるのか客に伝わらなかったように見えた。…
 前に見たときはスッと入ってきたんだけど、アレ?これ伝わりにくいな… と思ったらそのまま進んでひどい空気で終わってしまった。
 すごく面白い言葉遊びで、きっと爆笑だろうと戦前には思ったのだが、漫才には他の要素、他の力も必要なのだと気付かされました。

 1番人気ロングコートダディが3位。普通に面白くて、人気故に射幸心を煽られて無印にしたことをお詫びいたします。
 まあ、無印とはいえ次点だったので、点数増やしていいなら確実に選んでました。(負け惜しみ)

2023年

上位人気は…
 ①さや香
 ②令和ロマン
 ③真空ジェシカ

くぅーー
140字では言葉足らずなので釈明をば

 ①モグライダー(4番人気→7位)
 ②さや香(1番人気→3位)
 ③ヤーレンズ(8番人気→2位)

 痛恨の極み。とれたなぁ。
 
正直、令和ロマンがトップバッターでシメシメと思った。ダレてしまうからトリも有利ではないが、1位さや香、2位ヤーレンズで最後のモグライダーを迎えたときはもらった!と思いました。
 しかし、スターにしきのの歌ネタを始めて、このネタなんだ、2年前は美川憲一だったな。。。と思っていたら低評価。
 「犯人はこの中にいる!」のネタをみて凄く面白かったから、本命にしたんですが、もしかしたら2年前に「トップバッターでなければあがっていた」という高評価もよく聞こえてきたので、その感触を重視したのかな?なんて思ったり。
 歌ネタは簡単に作れるから賞レースでは…。なんていう雰囲気が出番前に醸成されていました。モグライダーは自分の型があって、その上のトッピングが「歌」だっただけだと思います。そうなるのも出番が最後だったからこそ。運が味方しなかったかも。

自己流理論④ 吉本2:他事務所1の法則 他事務所は事務所の先輩のラジオを聞け!

 競馬評論家の田端到さんが20年ほど前に「サンデー2:ミスプロ1の法則」という馬券術を提唱されてました。日本で君臨したサンデーサイレンスの子孫とアメリカを中心に発展したミスタープロスペクターの子孫たち。芝のレースでは、馬券に絡む3着以内にはサンデー系が2頭ミスプロ系が1頭くらいの割合になる。だから、例えばサンデー系を本命にしたら、ヒモにミスプロ系も含める。ミスプロ系を本命にしたら相手はサンデー系を中心に。といったものでした。「〇〇を買え!」みたいな直接的馬券術ではなく、だいたいこうなるから念頭に置いておけ、といった風情の現場感覚の馬券術でした。
 M-1全19回の内、他事務所から2名が2本めへ進出したことは1度しかありません。NON STYLE→オードリー→ナイツで決まった2008年のみです。その他は、吉本3か吉本2:他事務所1のどちらかです。
 2015年にM-1が復活して以降、4年連続で吉本3が続きました。しかし、2019年以降の5大会では、吉本3が一度、吉本2:他事務所1が4度と、吉本2:他事務所1のケースが増えています。
 他事務所の芸人は数が限られています。通用するのかしないのか、まず、他事務所の芸人から調べましょう。効果的なのが事務所の先輩芸人のラジオを聞くことです。決勝進出者が発表された直後の放送で、何らかのアクションが有るはずです。
 吉本の芸人だとそう上手くはいきません。皆、劇場の仲間なので、特定の誰かを応援するというのは難しい。同期の〇〇がー、といった話はすれど、芯を食った論評は聞けません。
 その点、他事務所の先輩芸人は「その後輩」のことしか話しませんから、予想の役に立ちます。もちろん、応援が基調です。その中で、実際どう思ってるのか感触を確かめましょう。

 今回、8番人気ヤーレンズの指名に至ったのは、ケイダッシュの先輩であるオードリー若林がラジオで「この一年ヤーレンズが凄く面白いって評判をよく聞いている。」と伝聞調で話したのを聞いたからです。事務所ライブとかを直接見たわけではなさそうでしたが、芸人間の評判が高いことが察せられました。他事務所から決勝に行くのは容易ではないのでしょう。そこを掻い潜ってきた他事務所の芸人が上位3人に食い込む率が高いのも納得できます。若林の感触を確かめて、穴指名するに至りました。これは会心の指名でした!
 松っちゃんが好きそうと思ったのは、ボケの口調がごっつええ感じのMR.BATERっぽいというか、松っちゃんがコントでよくやるキャラクターの雰囲気があったからです。

 マセキ芸能社のモグライダーを指名したことは誤りでした。ヤーレンズを指名するなら相手は吉本でした。吉本2:他事務所1の法則に気づいていなかったのです。モグライダーのほうが上位指名してるくせに都合よくない?と思われるかもしれませんが、「迷ったら人気の無いほう」はギャンブルで勝つための鉄則です。自信度が同じなら、人気無いほう(高配当のほう)から選択すべきですよね。長い目で見て勝つなら。

 2位は、昨年に引き続き、さや香を指名。事前に最近のネタを見て、去年のほうが面白かったなと個人的に思った。1本目、松っちゃんの「令和ロマンより下」発言は、【嫌な】予感があたってしまった。

 NHK新人お笑い大賞優勝の令和ロマンを指名しなかった理由…
 【自己流理論③】に該当する令和ロマンはまっさきに指名するべきコンビ。それを無印にして外してしまった。ヤーレンズを指名できただけに悔しい。
 無印にした理由は、ABCお笑いグランプリの2位。優勝するのかな?と思っていたらダブルヒガシに負ける。ダブルヒガシも令和ロマンも、その時、どちらもM-1で大爆発するイメージが持てなかったです。2022年の敗者復活戦で2位。世間的にも敗者復活で一番ウケていたのは令和ロマンという評判が立っていたところで、アレ?という印象でした。てめえの感覚よりデータを重視しよう
 また、ABCお笑いグランプリの前日に開催されたツギクル芸人グランプリで優勝した、おもしろ荘2位のナイチンゲールダンスが面白くて、令和ロマンの印象が薄くなってました。

まとめ

 自己流理論を4つ発表しました。競馬予想と違い、真剣に予想している人は少ないでしょうから、勝つチャンスは高いと思います。競馬界で最近流行のAI予想とか、M-1では見たこと無いですし。
 この記事がきっかけでM-1を少し違った角度で見る人が増えたら嬉しいです。ひいてはM-1の盛り上がりに微力も微力、ほんの僅かでも貢献できたら幸いです。
 思ったより長文になって疲れたので最後はあっさり終わります…

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