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植田体制1年の政策検証

皆さん、こんにちは。

植田和男総裁が就任してから明日で満1年となります。
このタイミングを捉え、新体制1年目を検証する記事を「世界5月号」(岩波書店)に寄稿しました。明日発売ですので、書店で見かけたら手に取ってみて下さい。

記事のタイトルは、「さらば!異次元の緩和政策-植田日銀の「解体作業」を追う」。

雑誌だけあってやや刺激的な見出しですが、内容は論評抜きのドキュメント形式。2023年4月の新体制発足時に打ち立てた基本戦略、そして7月に決断した突然のYCC修正と10月の追加修正、さらにマイナス金利解除が当初見込みよりも早まった背景などをファクトベースで追跡しています。

私は去年12月、「ドキュメント異次元緩和」(岩波新書)を出版しましたが、今回の寄稿は事実上の「続編第一弾」と言えます。

版元との関係上、この記事をnoteで即時公開することはできませんが、その代わり(と言ってはなんですが)、今から2年前に時事通信社の「金融財政ビジネス」に寄稿した記事を無料公開できないだろうかと考えています。

こちらの記事は、私が独自に入手したある未公開資料をベースに、1971年のニクソン・ショック時の「謎」を解き明かそうとトライしたものです。

これを機に本格化したニクソン•ショックの検証取材は、のちに「ドキュメント通貨失政」(岩波書店)という単行本の形で完結しました。

私にとっては特に思い入れのある寄稿記事の一つであり、版元の了承が得られ次第、速やかにアップするつもりです。ご関心のある方はどうぞ。(了)

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