見出し画像

Pの多様化

原稿8日目になりました。

3/25(水)は年に1回のアイドルマスターシンデレラガールズ担当、高峯のあの誕生日であったため有休をとって終日バースデー料理をしていて原稿着手できなかったTakashiです。

1日分の原稿遅れがあるため本日2本目になります。

①出逢いと衝撃
②プロデューサーになって
③年月を経て

今回は②の後編になります。よろしくお願いします。


Pの多様化


アイドルマスター、通称アイマスのプロデューサーは2005年のアーケードゲーム運用開始当初

ゲーム内のアイドルをプロデュースする人

あるいは、

アイマスのファン

という構造だったように思います。

同人誌等もありましたが、それらは家庭用ゲーム機への展開を経て、ニコニコ動画の二次創作コンテンツにもなっていきます。

この辺りからアイドルたちやその魅力を多くの人に観てほしい、またゲーム以外にもクリエイティブに楽しみたい、とアイマスに関するMAD動画、通称ニコマスが全盛を極めていきます。

これは従来あったゲーム性やファン全体へのP呼称を見直すこととなり、ゲームのプレイヤーやファン以外にも、クリエイターや視聴者を生み出すこととなりました。

視聴者の存在は、いわゆるゲームをプレイしていないライト層が幅広く獲得されていった意味合いがあります。

「アイマスはよくわからないけど、やよいちゃんは知ってる!」

など、キャラクターたちがニコマスを通じ、また同人誌展開も含めてどんどんゲームから羽ばたいていきます。


アイドルとは…

という哲学思考を根源に、

プロデュースとは…

という視点が生まれました。


そこに拍車をかけていったのが、アイドルマスターシンデレラガールズの存在ではないかと思われます。

これはアイドルマスターから派生し、手元にある端末で190人以上いるアイドルから好きなアイドルをプロデュースしていくゲームとなっています。

この場合のプロデュースとは、担当アイドルを育成したり、戦わせたりしていきながら仕事のイベントをこなしていく...というものです。

中でもアイドルたちの総選挙、シンデレラガール総選挙は毎年開催しており、プロデューサーたちは、自身の担当により多くの票が集められるよう、これまでのゲームや動画、同人誌などのクリエイティブコンテンツを乗り越えて、SNSの積極活用など、そのアイドルを実際的に多くの人に知ってもらう宣伝活動にも勤しむようになりました。


これらのように、アイドルマスターのプロデューサーとは、アイマスのファンであること以外に

・アイドルをゲーム内にてプロデュースプレイする人
・同人誌や動画コンテンツなどでクリエイションする人、または視聴者
・リアルに宣伝活動等を行っていく人

と、その裾の尾を広げてきました。


アニメ化や周年ライブ、ゲームの新展開なども通して徐々にファンを獲得していったアイドルマスターは、今や巨大な産業コンテンツにまで成長を果たしています。


そのような中で、

何を持ってプロデューサーたるのか。(Pを名乗っていいのか)

という問題も見受けられます。

論議自体はいったん置いておくとして、私自身の見解を述べておくと、深く考えずプロデューサーしてます(ファンです)というだけで良いのだと思っています。


活動をしたい人は活動をしていく。


そもそもクリエイションは自己の「何かをやってみたい」という衝動欲求から生まれるものなので、シンプルにやってみればいいのだと思います。ただし、承認欲求がそれによって満たされるかは別の問題です。


今回の卒業文集vol.5「アニメ アイドルマスターシンデレラガールズを語る本」は、相方含む二人のしがないアイマスPが、これを書かずには死ねないと思い込んで、誰に頼まれたわけでもないアニメについての発表をしたいんだ!と欲求のままに書いていく本になるはずです。

そしてその欲求の根源にあるのは、アニメの再評価...

もっと私的な深掘りをすれば、1人のアニメ演出ファンとして、賛否両論ある高雄統子監督の名誉回復、視聴者やアイマスPに向けて、このアニメへの一つの確固たる視点の提示を行いたいという強い想いがあります。


次回は、2015年の放映から年月を経た今の視点でこのアニメを外観してみたいと思います。


長文をお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?