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『オフィス』というツールを考える。

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2021年10月の記事一覧

▶︎Vol.7 「職住近接」 と "Work as Life" 【後編】

※前回の続きになります。前編はコチラから。 前回、職住近接をワークプレイス設計に盛り込むことで、ワーカーの働き方の選択肢が広がり、ワークエンゲージメントの向上や離職率低下による人材確保が可能である事、マネジメント上のリスクやコストについても戦略的に検討していく余地が非常に大きいことに触れました。 後編では、更に別の角度からもその可能性に触れていきたいと思います。 私は、職住近接が活発に活用されていくことの効用に『地方創生』もあるように感じています。 というのも、ワーカ

▶︎Vol.6 「職住近接」 と "Work as Life" 【前編】

職住近接という言葉は、文字通り「職場と住居が近い」という意味です。 国土交通省が推奨しており、長時間通勤から開放されることによってゆとりある生活を実現することを指しています。 「首都圏ワーカー一極集中」によって、首都圏3県(神奈川県、千葉県、埼玉県)の平均通勤時間は片道50分を越え、住宅メーカーと鉄道会社による都市計画によって更に遠方から通勤するワーカーも増えています。 「首都圏に移住し、低金利の住宅ローンでマンションを購入して毎日往復2時間近くかけて通勤する」 こうし

▶︎番外編:強制出社は回復か?リバウンドか?

今回は番外編です。 本来は、Vol.6として「職住近接」についての記事をアップする予定だったのですが、ちょっと無視できないトレンドワードが出てきたので急遽記事を書きます。 10月に入り、緊急事態宣言が解除されると同時にリモートワークを終了し出社に切り替える企業が続出しました。 SNSでは「強制出社」というワードがトレンド入りし、通勤電車(というワーカー最大のストレス)からの悲鳴が話題になります。 でもまあ、、 「そりゃそうだよね。。」というのが正直な感想です。 テレワー

▶︎Vol.5 在宅勤務の生産性というナゾ

前回の記事で「Saas活用」と「職住近接」がキーワードであると書きましたが、これらを考える上でも非常に重要な『在宅勤務』について改めて見直します。 昨年の緊急事態宣言によって半強制的な在宅勤務が始まり、多くのワーカーが自宅での勤務を経験することになるのですが、この時期において最大のトピックは『在宅勤務の生産性』でした。 色々なアンケートデータが発表されましたが、パソナ総合研究所さんが昨年12月にリリースしたデータは非常によくまとまっており、大変参考になりました🙇🏽‍♂️