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不動産業界歴8年半の僕が、できるだけ多く物件の「マイナスポイント」をお伝えする理由|Kantメンバーインタビュー

プロフィール:寳代将貴(ほうだい・まさき)さん
幼少期から29年間大阪で過ごし、新卒から不動産業界で8年半を過ごす。賃貸仲介営業、管理職(店長)、不動産売買営業などを経て独立。現在フリーランスとして複数社で不動産営業パーソンとして働く。趣味は一人居酒屋、カフェでの読書、スイーツ。得意エリアは中央線・京王線沿線。1988年生まれ、大阪府出身。


ー 寳代さんは、これまで不動産業界で長く活躍していらっしゃいました。Kantでのお仕事は、どうですか?

寳代:もちろん、フルリモートワークの働き方や、ITツールを駆使したご接客なども特徴的だと思うのですが……それ以前に、Kantでのお客様とのやりとりって、他の不動産会社のそれとは少し違う始まり方をするんです。そこがすごく面白いですね。

ー というと?

通常の不動産会社では、お客様がポータルサイトなどで掲載を見て、「このお部屋について知りたい」とご連絡をくださることがほとんど。
でもKantの場合は「Zoom相談」が最初のきっかけとしてあるので、物件やエリアをまだ決めていないお客様にも、ご要望をしっかりとお伺いして向き合えるのがすごくいいところだと思います。

僕、実は営業が好きなわけじゃないんです。学生時代の夢は教師でした。でも、社会経験がないまま教職につくのは何か違うな……と。そこで飛び込んだのが不動産業界でした。

不動産業界、とくに売買の世界でトップセールスマンを目指すには、ある程度の割り切りが必要になります。初回の商談から2~3週間で購入を決めていただくようなスピード感ですし、報酬が高い物件のデメリットはできるだけ伏せた上で話を進めることがどうしても多くなります。
でも僕はそういう仕事はしたくなくて。

だから、賃貸・売買を問わず、お客様の内見同行の際にはできるだけ多くその物件のマイナスポイントをお伝えしています。……たまにお客様にはびっくりされますが(笑)。
パーフェクトな物件というのはほとんどなくて、メリットがあればデメリットもあるのが当たり前。でも、そのデメリットが受け入れられるものなのかどうかをお客様に判断いただくことが重要だと思うんです。
そういう営業スタイルでお客様と接する上で、丁寧なヒアリングは不可欠。ですから、最初にZoom相談でお話をお伺いした上でご対応できるKantは、とてもやりやすいですね。
おとり広告などに踊らされることなく、実際に入居できる物件をきちんとご紹介できますから、お互い気持ちいいですし、現実的な提案もできますし。

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ー 不動産のお仕事のどんなところが好きですか?

まず、家をみるのが好き、というのはありますね。僕、結婚してから今までの間だけでも、もう10回引っ越ししているんです。一人暮らし時代は3回ですね。だから引っ越し貧乏(笑)。今住んでいるエリアは本当に気に入っていて、持ち家を購入したくらいなのですが。
でも、自分の家でなくとも、お客様の家探しを通じてそのエリアを知っていくプロセスは純粋に楽しいですね。

あとは、お客様の相談を受けているときはすごくやりがいがあります。
単に物件を見にきた、ということではなく、「寳代さんに相談したくて」」と言われるとたまらなく嬉しいです。

ー お客様へのご対応の際に、気をつけていることはありますか?

まず、賃貸でも売買でも、「正直に言う人だな」と思ってもらいたいです。先ほどお話ししたように、デメリットはきちんとお伝えします。
良い点は気づけるけど、悪い点はよく見ないと気づかないことも多いですから。お客様以上にそうした点に敏感に気づいて、プロの視点でお話しできることが、納得のいくお部屋探しにつながると考えています。ダテに何百件も物件を見ていないですから……ワンルームマンションとかなら、現地と資料を一度見れば、入居後に発生しうるトラブルはだいたい予想できます(笑)。

あとは、お客様との距離感には気をつけています。フレンドリーな絵文字いっぱいのやりとりで安心感を覚えてくれる人もいれば、そうではなくて簡潔なコミュニケーションを好む方もいらっしゃいます。気持ちよくやりとりしながら、次にお部屋探しをするときにも「この人に相談したい」と思ってもらえたら最高ですね。

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ー 今後の目標はありますか?

僕が目指すのは、「人の背中を押せる人」になること。より良い人生を送ろうと思っている人の相談に乗って、役に立てる人でありたいな、と。
だから不動産はあくまで手段のひとつでしかないんですよ。今はキャリアコンサルタントやファイナンシャルプランナーの資格獲得に向けて勉強しています。人生設計や資金計画の観点からもお力になれたら、幅が広がると思うので。

ーありがとうございました!


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