未来のJリーガーになるために

私は、育成年代の指導で、Jリーガーになりたいのであれば、日々のやるべき事を全てすればなれると伝えてます。

モチベーションを上げるためとかの精神論ではなく、今のJリーグはそれが叶うレベルと思っています。

10年後はどうかわからないけれど、今のJリーガーには、身体能力とか天性の能力などいわゆるギフトがない選手がたくさんいます。

当然、誰でもなれるということではなく、Jリーガーになる事を真剣に目指し、“適した“取り組みをすることで達成できるということです。

それは、多分、“加点が無い“減点法と考えてます。

例えば、生まれた時に、100ポイントあって、進路を決める時に85点以上残っていたらなれるんじゃないか?っていうイメージです。

ただ、その減点法は容赦なく、トレーニングを休むと減点でその理由は一切考慮されない。
食事についても、同様で身体のコンディションを損なう物を摂取すれば減点で、体調不良など避けることができない状況であっても減点はされる。
学習も同じで、サッカーで必要な瞬時に選択肢を持ち、適切に“判断“をすることができなくなるような学習は減点です。“真面目“かどうかは関係ないです。

例えばパーソナルトレーナーや栄養士、パーソナルコーチをつけるなど加点に近い事もあるけれど、どちらかと言えば“現状維持(減点なし)”に近いでしょう。

今の私の知識では(未来はどうなるかわからないけど)、時間というものは戻すことができないので減点は減点なのだと思ってます。

練習量が足りないから、過度に練習をしてもコンディションを崩すリスクがあるようなイメージです。

さらに、私が1番注目しているのは“学習“で、この“考え方“というファクターは、ボディブローのようにじわじわ減点する要素になります。

プレーの“判断“が遅くなるのは致命的だし、監督コーチの指示が理解できなければチームで高いパフォーマンスを発揮することはできない。

どこまでいっても、ピッチで高いパフォーマンスを発揮できるようになる事がポイントです。

表現を変えると、プロになった選手は当たり前のことを当たり前にこなしてました。
当然、努力もたくさんしたと思いますが、日常に溶け込んでいたような印象を持ってます。

当たり前のことを当たり前にやることを、私は“減点法“と感じたのかもしれません。

この“減点“という表現にネガティブな印象を受けた方は、すでに“減点ループ“にハマってしまっているので、早めに抜け出しましょう。

ここに書いているのは、あくまでもプロサッカー選手を目指して達成するためのことを書いているので、“減点“があれば“加点“もあります。

その“減点“は、視点を変えれば何かにとって“加点“かもしれません。

努力は報われますが、「報われない」と思った時に“報われていない“となるです。

足の引っ張り合いが繰り広げられている社会の縮図なのかは不明ですが、“加点“を意識しすぎて疲弊するより“減点“を減らすで良い時もあります。

感動は期待値を1%超えるだけでも生まれると聞いたことがあります。

サッカーでは、得点はできないけれど、失点をしないようにする役割のポジションがあります。

GKのレベルが高い試合は面白いです。

特殊ですが、こんな役割も時には必要なのではないでしょうか。

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