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幸せって何ですか?(クトゥルフ神話TRPGシナリオ)

本シナリオの特徴

クローズドシナリオ
人数 2~4推奨
ボイセ 1時間
テキスト 2時間
難易度 普通

初心者向けのダイスロールとクトゥルフの世界観やを楽しんで貰う為に作ったシナリオです。
とはいえ、クトゥルフTrpgやってる方でも楽しめる作りにしてあります。
謎解き多め。
素の状態ならかなり難しいかも?
詰まっているならアドバイスして上げてください。

あらすじ


ニャル様が作り上げた世界にplは飛ばされる。
愉悦目的で作られたこの世界。
あなたは無事に脱出する事はできるのか?
※道中の扉は異次元で繋がってるため、開いても先は暗く、見えません。

NPC

謎の紳士

正体はニャルラトホテプ。
この世界の創造主。
丁寧だが小馬鹿にした口調。
この世界の主にして、KPの代弁者。
変な行動はこいつで抑止、迷ったらサポートをしてあげる。
攻撃された際は威圧による本性を少しだし、Sanチェック。
2回目は化身化して軽く攻撃。
仏の顔も三度まで、3回目は即死によるロスト。
~~~
汎用セイフ

呼び出された
おやおや?何か用でございますか?

変な行動
あらあら。○○する人には罰を与えなければなりませんねぇ。
私としても心苦しいですが、ペナルティを与えましょう。そうニコニコ笑いながら・・・

物を壊す宣言

「備品を壊す。
おやおや、感心しませんねぇ。
そんなあなたには罰を与えましょう。
壊したい覚悟を持つのは、壊される覚悟をもった人ですよ。」
全身が何故か軋む。
まるで巨大ななにかに締め付けられれたようだ
1d3ダメ

攻撃宣言をした場合

何故だろか、体が動かない。
周りの時は静止しているかのようで、頭だけが働くのだ。
そして、頭の中に声が鳴り響く。
「よろしくないですねぇ。
悪い子です。
そんなあなたには罰を与えましょう。」

そして紳士の顔がぐにゃっと溶けた。
身体は膨張を重ね、目の前には化け物の形容すべき姿が。
その体からは触手が一気に伸び、やがてあなたを捉え・・・
と、次の瞬間、前と同じ光景に戻った。
今のは夢だろうか?
紳士はにこやかに表情を崩さずあなたを見ている。
Sanチェック
1or1d6

2回目はアイディアで
成功⇒何故か足がすくむsan1
失敗⇒化身ニャル様の一撃(手加減するかはkp裁量)

※こんな感じで怖い化け物がいるよアピールはしましょ笑
※かなり憎らしくも、畏怖があり、同時に頼らざるを得ないような。そんなニャル様らしいキャラクターを演じてください。

少女

今作の助け出すべき目標。
面白半分でニャル様に囚われた。
家庭環境は劣悪、未来に希望がない。
pl達の選択により本当の救済はあるのだろうか?
※余談にて詳細提示しています。

導入



あなた達は今日も眠りにつく。明日を夢見ながら。
でもふと思うのだ。
幸せになれたらな。
達成感を味わえたらなと。
そうやって思いながら今日も寝たはずだった。
明日もいつもと変わらない日常が待っている。
そのはずだった・・・

子供部屋

あなた達は寝ていたはずだ。
しかし妙なことに意識が急に覚醒する。
当たりを見渡すと子供部屋と思える所に立っていたのだ。
横たわっていたのに立っている。
ここは夢の中だろうか?
周囲を見渡すと見知らぬ人もいる様子。(他plがいる場合)
どうやら、これはどうやら他でもない現実のようだ。
意識が覚醒へと向かうほどに、それを実感する。
その奇妙な超常現象に薄気味悪さを覚えたplはSanチェック。
0or1

※このタイミングで他plとの顔合わせ

周囲を見渡すとよくある子供部屋のようだ。
が、黒い垂れ幕があるのが不可解な点である。
すると、急に男が目の前に突然、姿を現れた。
いなかった筈なのに。
前々からそこにいた。
そんな印象を受け、あなた達は酷く困惑する。
そこには、スーツに身を包んだナイスミドルな男性の姿があった。
余りにもどうに入った着こなしに、皆はその異様な現象より先に、その姿に心を掴まれてしまう。
この紳士は恭しく一礼をすると口を開くのであった。

「ようこそ、私の世界に。
日頃、あなたは幸せになりたい。
そんな欲求ありますよね?
それを叶える為に私はここにいます。
しかし、正直申し上げるとですね。
私は他人の絶望を見るのが至高の時。
愉悦に浸るのが趣味でして。
いやはや、自分語りはここまでにしましょう。
あなた達の希望。
私の希望。
その2つを叶える策を思いついたのです。
では披露しましょう。」

ニヤリと笑う。不気味な妖艶さを伴って。
すると、一息に垂れ幕を引き下ろす。
中は白い壁、白い床、白い天井で覆われた部屋だった。
ガラス板に阻まれたその先では1人の少女が座っていた。
歳は10歳ぐらいだろうか?
未発達な印象を受ける。
しかし、手足を鎖でしばられ身動きが取れない。
それだけでも不気味だが、少女の前にはチェーンソーが唸りをあげている。
なんと、少女の首元を目掛けて、徐々に壁にそいながら動いているのだ。
部屋のガラス板越しの壁にはモニターに映るタイマーがある
「:」
徐々に減っているタイマー。
少女は体を激しく左右にふりながら何かを叫んでいる。
しかし、その声は猿轡により阻まれ発せられない。
この異様な光景をみたplはsanチェック。
0or1d3

紳士は青ざめたあなた達を見て優しく語る。

「少女を救う冒険譚。
英雄になれるチャンスですよ。
死ぬも、生きるもあなた達の選択次第。
ご存分にこのアトラクション。
楽しんで下さいませ。」

ぺこりとお辞儀をする。

「ああ、私はこのアトラクションの解説をしていくべく後ろについて行きますが、気にしないで下さいね。なにか不都合があればできる限りのサポートしますので。」

なんと紳士が仲間になったぞ
(kpの代弁者として動かして下さい。)

そして、思い出したかのように語り出す。

「そうだ。
後、この世界は通信が行えませんから。
何かと不便に思う所はあるでしょう。
ですから、通信石をお渡しします。
これを肌身離さず身につけていれば…
離れた場所でも声が聞こえますので。」

呆気にとられるあなた達に美しく発色する石を渡された。
通信石を手に入れたぞ!

※通信石により、離れても会話が行えます。

当たりを見渡すと、《机 》や《おもちゃ箱 》、《タンス 》などがある普通の子供部屋だ。
《 ガラス板》が遮り、少女がすわっている光景が見える。《垂れ幕 》が床に舞落ちている。
どうやら《扉 》が1つあり、先に行けるようだ。

※《 》は調べられる範囲になります。

《 机》
普通の、学習机だろうか?
綺麗に整頓されていいる。
ノートには江島雪と名前がかかれている。

※ちなみにノートの名前は適当ですん。

目星、アイディア
勉強をした痕跡はあるが、学校の教科書がまったく見当たらない。
《引き出し 》があるようだ。

《 引き出し》
自由帳が中にはあった。
最初のページには小さい女の子、メガネをかけた白衣の男性の手を繋ぐ姿が書かれている。皆笑顔であった。
数ページめくると、白衣の男性の顔はクレヨンで黒く塗りつぶされており、得体の知れない化け物の姿が書かれている。
心理学⇒怯えてるというより、何かを伝えたい絵のようだ。

※絵はお世辞にも上手くないから判別はつきません
※垂れ幕で覆えば姿が確認されないというヒント

《 おもちゃ箱》

普通の少女が持つようなものばかり、しかし、中には30センチ四方の箱が隠されていた。
封がしてあり、(驚く物が隠されているよ!)
とメモが書かれている。

聞き耳⇒微かな呼吸音

開ける選択。
人間の頭蓋骨があった。
なんと奇妙なことに呼吸してるし、目も動いている。
しかし、頭は切開されており、脳みそだけがなくなっているのだ。
これは生きてると最早形容すべきものではないだろう。
吐き気を催すものだ。
sanチェック
0or1d3

医学とかアイディア振る場合
その状態は有り得ないものだ。
そう確信するため、sanチェック
0or1

※ミゴさんの残骸を元にしてニャル様が作り上げたトラップ。

⇒この状態で目星、さらに調べる宣言。

思わず目を背けてしまったが、中にはくしゃくしゃの体液に塗れた紙が入ってた。
中はインクがかすれて読めないが、辛うじて読める場所を判別すると。
(波紋・・・・・・下・・・・・・上・・・。)
と書かれている。

※(波紋は続く。下へと導き上から続くその場所へと。)
が真実の内容。
最後のヒントです。

《タンス 》
いたって普通のタンスだ。
少女が着るような服が入っている。

目星⇒服の奥に隠されたタンスの内壁。
服をかき分けて見つけた場所。
そこには血文字が書かれた痕跡があるのを見つけた。

さ、か、ら、う、な
ば、け、も・・・

後は血が壁を伝い読めない。

※追跡
辛うじて全ての文字を読み取れた。

さからうな
ばけものはすぐそばにいる

《 ガラス板》

行く手を遮る板。
先の少女は身悶えている。

目星⇒何故かその板に違和感を覚える。
対応しうる専門知識⇒これは高度な液晶のようなものであり、映像をうつしているのでは?とおもえた。

《 垂れ幕》
肌触りの良い垂れ幕だ。
黒くて長い。

※先頭部屋のグールを回避する唯一の手段。
垂れ幕に覆われていれば攻撃なし
※垂れ幕を被る宣言があれば次の描写

あれ?
そこに本当にいるのか?
と、不思議な事に存在感がすっと消えたのだ。

《 扉》
木製の扉であり、外から鍵がかかっている。

目星⇒扉は脆く、大人の力があれば直ぐに壊せそうだ。

対抗ロールstr9成功で扉を壊せます。

化学室

※子供部屋と闘技場に繋がっている

中に入ると、何かの実験場のようだ。
科学的な薬品や器具が所狭しとと並んでいる。

中に入ると紳士は嬉しそうな口調で喋る。
「薬品並ぶこの場は、あなたの知と経験を試すアトラクションになります。
見事突破は叶うのでしょうか?」

作業台と思しき場には《巨大なビーカー 》があった。
《 先の扉》は厳重に閉ざされており、上にはモニターが取り付けられれている。
0%と表示されているのだ。
周囲を見渡すと稼働してないように見える、古い型のように見える《 発電機》があり、それぞれのplの名前のついた《棺 》が電気配線の先に取り付けられている。
何だか場違いな組み合わせだとあなた達は感じる。
ビーカーの横には《 メモ紙》裏返しで机の上にあるようだ。


近場では《 薬品棚》の中にカラフルな液体が所狭しと並んでいる。

《 メモ紙》

発電機の回し方。

まずエネルギーとして人間の経験が必要だ。
今まで培ってきた技術を揮うべし。

次にエネルギーを発電に用いる反応が必要だ。
薬品を投与し、作るべし。
配合率は秘伝の技なり。

扉を開けた先は試練が待つ。
用心して入るべし。

※目星
どうやら裏を炙れば文字が出そうだ。
幸いにもライターは近場にある。

※炙る宣言

だましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなひだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだとましたなだましたなだましたなだりましたなだましたなだましたなだまししたなだましたなだましたなだましかたなだましたなだましたなだましたなだいましたなだましたなだましなたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたいなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなばだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなしだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなだましたなょだましたなだましたなだましたなだましたな

鬼気迫る文字列を見たあなた達はsanチェック
0or1

※よくよくみると
ひとりしかいないばしょ
の文字がかくされている。
最終ステージのヒント

《巨大なビーカー 》

机の上にある大きい以外は普通のビーカーだ。
注ぎ口があり、中から管が伸び、発電機と繋がっている。
近場にはピンセット、ハサミ、ライターなどが散乱している。

※薬品投与をし、発電機稼働に必要。
赤2:青5:黄色3が正解。

割合成功⇒薬品が輝きボコボコと湧きたつ。
紫色の空気を発し、発電機に伝たって行くようだ。

割合失敗⇒なにも起こらない。

《 発電機》
古びた型のモデルだ。
よく見ると、扉に配線が繋がっている。

目星or更に調べる

下の方に刻まれた文字がある。

「ダイスの裏側。
それが真実を示す数字なり。」

※進行に必須情報のため、探索余りにもしない場合、ニャル様から言って上げてください。

《棺 》

あなた達のそれぞれの名前が刻まれた棺が横たわって配置されている。

入る選択

中に入ると、pl達の技能に見合ったシチュエーションを出す。
VR空間が出現するといった感じ。
そこで正解の技能をふり、ロールに成功すれば充電される。
失敗により、棺の中から針を刺され1ダメージ
帰る時には針は引っ込んでる。

※初心者の技能ロールの選択提示の練習です。

フォーマットの例
目の前には急に○○が現れた!
すぐ側には標識が立っており、○○せよと書かれている。
周囲を見渡してもあなたしかいない空間に飛ばされたようだ。


目の前には急に車とカーブ道が現れた!。
標識にはドリフトせよ!と書かれている。

成功
パンとくす玉が現れて、割れ中にはおめでとうの文字か出てきた・・・
と思うと、どうやら棺の中に帰って来たようだ。

失敗
急に激痛が身をよぎる。
なにもされていないのに、まるではりに刺されたかのように体からどくどくと血が流れ始めてきたのだ。
1ダメージ。
そして、周囲は何事も無かったかのように元の状態に戻ったのであった。

《薬品棚 》

様々な液体が陳列していらる。
色とりどりの虹色の液体がある。
7色×7こ陳列している。
棚には張り紙が貼ってあるようだ。

(赤を5、青を2、黄色を4)
(薬品が足りなくなったら担当者まで)

それぞれに対応する色の液体はあるようだ。
分量はパッと見、どれも均等に分けられていると感じた。

※薬品の補充を紳士に求める場合。

「ああ、了解しました。
まずは空の瓶をこちらに持ってきて頂けますか?」

瓶をもってこさせる。

「ありがとうございます。
次に代表者1名が来て頂けますか?」

一名を呼び出した。

「はい。ありがとうございます。
では液体の補充をしましょう。」

そういうと、スパンと空を切る音が鳴り響く。
紳士の手刀により、首が飛んだのだ。
頭と胴体がいとも容易く切り離される。
血が滑らかな断面から吹き出る。
噴水のように血が上へ上へと昇るのだ。
しかし、その先も異様であった。
吹き上がる血しぶきは色を変え、やがて瓶の中に収まるではないか!
そこには色とりどりの液体があった。

「ご協力ありがとうございました。」

紳士は一礼すると、頭を切り離された断面に付ける。
すると、不思議な事に体が至って健常であるようだ。
この異様な光景をみた人はsanチェック。
1or1d6

《先の扉 》
重い鉄で出来た扉だ。
力比べでは開きそうにない。

※化学室まとめ。
液体調合を赤2:青5:黄色3で行う。
棺のダイスロールを成功させる。
これで扉解放。
調合でつまづいた場合、ニャル様からヒント出してあげて下さい。

闘技場

足を踏み入れると張りのある弾力が足から伝わる。
一瞬で察知する。
ここは異常だと。
中の構造はいたってシンプルだ。
扉が2つしかない
しかし、壁、天井、床。
その全ては人の臓器や部位によって構成されているのだ。
目玉、足、心臓、手、胃、腸。
グロテスクに絡みあい、脈打つ。
赤赤と動くその様子から、これらはまだ生きているとあなた達は悟るのだ。
部屋を構築する口が一斉にひらく。
「たすけて、助けろ、助けてください、許して、嫌だ、怖い、苦しい、誰かいないの、殺してくれ」老若男女を問わない不協和音が辺りに木霊する。

そして、紳士は笑いながら言うのだ。

「ようこそ、闘技場へ。
ここではあなた達の勇気を見させてもらいましょう。」

パチンと指を鳴らす。
すると、うぅぅという唸り声と共に、床から様々な臓器を掻き分け、人型の化け物が現れる。
まるでゾンビ映画の登場シーンさながらに。
人型の化け物が姿を表すのであった。

「ではこのアトラクション。
ご存分にお楽しみ下さいませ。」

この狂気に満ちた惨状を目の当たりにしたあなた達はsanチェック
1or1d4

戦闘開始です。

参照データ。

※plが倒せるけど、怪我する範囲で数出してあげて下さい。
※黒幕を被ると一切の攻撃タゲがそのplに向かなくなります。
※余りにもplが死にそうなら攻撃タゲをニャル様に移して壊滅させてあげて下さい。

グールもどき

hp10
dex8
str12
引っ掻き50%1d3
噛みつき40%1d4

戦闘終了

激しく息を吐く。
こいつらはなんだったのだろうか?
最後の一体が倒れると、奥の扉がひらく。
更には耳に透き通る声が微かに聞こえてきたのだ

「赤・・・青・・・真実・・・」

※聞き耳を振って下さい
成功の場合の情報

「赤が青に変わる場所。それが真実へ続く場所。」

チェーンソーの部屋

中に入るとチェーンソーの唸り声が響く部屋に来た。
部屋は真っ白に閉ざされており、壁、床、天井、椅子に座らせられた縛られた少女、近づくチェーンソー、モニターがあるシンプルな部屋だ。
少女の可憐な首元目掛け、チェーンソーがジワジワと迫ってくる。
鎖で手足が繋がれている、猿轡をされている。
その点は最初に見たときと同じだ。
しかし、妙な点としては全く同一人物の、姿の見分けがつかない少女が2人いるという事だ。
そう、何故かこの部屋には2人少女がいるのである。
前にも見たが、異様な光景だ。
呆気にとられるあなた達を横目に、紳士は語る。

「最後の試練はあなた達の選択を試す場所。
本物は1人しかいません。
あなた達は無事に少女を助け出せるのでしょうか?」

おどけた口調で語る。
そして、指をパチンと鳴らす。
すると、床が盛り上がり、少女の目の前に謎のスイッチが現れた。

「刻一刻と迫るチェーンソーはさぞかし怖いでしょう。
そこで、このスイッチを選んで押せば、目の前の少女1人は直ぐに解放されます!
まあ残された者は首が飛びますがね。」

少女の横にまわり、その可憐な頬を愛おしそうになでる。

「では、あなた達の勇気を奮った選択、見せてくださいね。」

《 左の少女》《右の少女 》
《左の少女のスイッチ 》《右の少女のスイッチ 》

※器具は一切触れても止まりません。
なぜならニャル様が作り上げたものだから。
※タイマーがあるかどうかの質問には無しと答えてください。
それにより、違和感を覚えてくれればと。

床を進むと、その足元は白から赤に変わる。
まるで池に石を投げ込んだかの様に。
波状に赤色が美しく広がり、薄まり、消えてゆく。


流れ

今いる場所は本物の少女がいる場所ではありません。
つまり、2人とも偽物。
どちらかを助けた場合、ノーマルエンド。
いくらチェーンソーの場所で地面を探しても手がかりは得られません。
本物のいる部屋は床下に続いています。
ただチェーンソーの床を調べても地面が青になりません。
子供部屋(最初の部屋)に帰り、子供部屋からガラス板越しの映像をみる。
すると、チェーンソー部屋に人がいる場合。
天井をみると赤の波紋が広がっている様子が見えた。
と分かる。
その状況で辺りを探索すると、青の波紋が広がる場所を特定。その様子を見ていた紳士が。
「エクセレント♪
その智謀に敬意を示し、道を開いてしんぜましょう。」
と言う。

そして、下へと続く階段をそこに出す。
下れば、1人しかいないチェーンソーの部屋に到達するのであった。
少女の前にはスイッチが新たにせり上がり、出現した。

エンディング

ハーピーエンド

少女を繋ぐ鎖が解き放たれる。
そして、音が止み、チェーンソーが止まる。
少女はふっと体制を崩し、床に倒れたのだ。
精神的衰弱。
あなた達がいる安堵。
それによって倒れてしまったのだ。

しばし語るあなた達。
すると、紳士が語りかけてきた。

「素晴らしい♪
再開の時を祝福し、あなた達の英雄譚に賛辞を評し、あなた達を解放しましょう。」
紳士は拍手をする。

そうこうすると、世界が端から崩れていく。
煌びやかな粒子となり、そよ風のように舞う。
そして・・・

そして、あなた達は目を覚ます。
時刻は早朝。
あれは、悪い夢だったのだろうか?
しかし、体は覚えている。
あれは夢ではなかったと。

ノーマルエンド

パッと情景が変わる。
あなた達は動けない。
金縛りにあっているかのようだ。
しかし、目の前には少女が座っている。
その喉元にはチェーンソーが迫る。

タイマーが一気に加速する。
そして、残り10秒になった時に、口枷が外れた。
少女は穏やかに振替り、話す。

「悔やまなくていいよ。
泣かなくていいよ。
私はずっと不幸だった。
でもこうして、助けに来てくれた人がいた。
それを感じられただけで、私は幸せ・・・。」

少女の首が飛ぶ。
嘘みたいに血が辺りに飛び散る。
目の前にはごとりと落ちる少女の顔があった。
まるで悟るかのような、穏やかな亡骸であった。

「あらあら、残念でございます。
しかし、あなた達の悲痛な顔。
それこそ私の求めていたもの。
恐怖。
絶望。
素晴らしい。」

拍手をおこなう紳士の姿があった。

そうこうすると、世界が端から崩れていく。
煌びやかな粒子となり、そよ風のように舞う。
そして・・・

そして、あなた達は目を覚ます。
時刻は早朝。
あれは、悪い夢だったのだろうか?
しかし、体には返り血がついている。
あれは夢ではなかったと、暖かな鉄の匂いが、それを知らせてくれる。

San-3固定

バットエンド

※どこかでロストした人がでた、精神的発狂により動けない場合。

「見込み違いでしたか・・・。
まあ、そんなあなたも役に立ってもらいましょうか。」

紳士のドスの効いた声がする

世界が暗くなる、ここはどこだ?
かんえがまとまらない。
でもひとつわかることがある。

メノマエノニンゲンハコロシタイ

※闘技場のグールとなるエンドです。

余談

少女は迫害されていた。
父親には暴力をふるわれ続け刑務所おくりに、優しくしてくれた母は朝起きると首をつっていた。
幸せを知らない少女はそれでも絶望しなかった。
その様子を見たニャル様は面白く問いかける。
「何を考えているのかい?」
すると、少女は真顔で言う。
「幸せを知りたい」
ニャル様はその様子を見ながら笑い。
「幸せっていうのは生きる実感を味わうことだよ。
私がそれを教えてあげよう。」
そう語りかけ、本シナリオの世界が作り上げられた。

つまり、グッドエンド後もpl達が動かないと少女は決して幸せにはなれないんだね。
その後、運命の再開、会う約束の中ひょっこり顔を出すとかはkp次第。

Sanボーナス

脱出した
1d3
少女を救った
1d5
ニャル様のお咎めなし
1d2

あとがき

久々に本腰入れて、濃いけど短いシナリオを作りました。
Twitterは@reakuroeなので、良ければお声かけください♪
本シナリオは、クトゥルフ神話TRPGシナリオをやったことある人も、そうでない人も楽しめるように書きました。
怖い、恐ろしい、でも悲しくも魅力的な。
そんなクトゥルフ神話の世界観を少しでもお伝え出来たらと思います(笑)
文章としても楽しめる。
そんな作りにしてあります。
是非ぜひ、遊んでみてくださいね!

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