最近よく聞く「GA4」がよく分からないWebマケ担当者さんに概要をお伝えします

『レディくる』マーケ担当の糸岡です！

今回の記事では、

「最近やたら「GA4」と聞くものの、
まだあまり調べていなくてよくわかっていない」

という方へ向けて
「GA4」についての最低限の知識を簡単にお伝えしていきます。

「GA4」って、何？
「Googleアナリティクス」を使うんじゃダメなの？

まず、「GA4」とは「Googleアナリティクス4」のことです。

ただし、
単に「Googleアナリティクス」の機能が充実したものではありません。

「GA4」は、

データを計測する手法や各種指標に至るまで、
「Googleアナリティクス」とは仕様が全く異なるもの。

一言で言えば、それぞれは全く別のアクセス解析ツールなのです。

そして、なぜこんなにも「GA4」と話題になるのかといえば、

「Googleアナリティクス」が2023年7月に終了してしまうから。

そのため、今までGoogleアナリティクスを使っていた人は、

①Googleアナリティクスの利用をやめる

②「GA4」を導入する

のどちらかを選択せざるを得なくなりました。

ちなみに重要な注意点として、

「Googleアナリティクス」から「GA4」への
データの移行や引き継ぎはできません。

Webマーケティングの担当者は今、何をすべき？

結論から話すと、今後もGoogleアナリティクスを利用する場合は、

2022年6月1日までに「GA4」を導入しておくことをおすすめします。

そうしなければ、
Googleアナリティクスが終了してしまう2023年7月1日以降に、
前年同月でのデータ比較をできない期間が生じてしまうからです。

できるだけ早く導入してデータ収集を行っておくことで、
「GA4」をメインにした運用のスタートダッシュを切りやすくなります。

今すぐ「GA4」をメインにする必要はない

今すぐ「GA4」を導入しても、

来年の6月30日までは
既存の「Googleアナリティクス」との両方でデータを取ることができます。

※「GA4」が「Googleアナリティクス」を上書きすることはありません。

そのため、今すぐ運用を「GA4」に乗り換える必要があるといったものではなく、

今のうちに「GA4」を導入しておいて、
Googleアナリティクスでのデータ取得が止まる来年6月30日に備える

といったように対策されることをおすすめします。

「GA4」のメリットは？

大きなポイントは、以下３点です。

①Webとアプリを横断的に計測できる

「YouTubeで広告を見る」→「Instagramで調べる」→「検索広告から購入」
といったユーザーの行動経路を、
1ユーザーの行動サイクルとして計測・分析をできるようになりました。

※これまでは、異なるデバイスやアプリ、サイトをまたぐと別のユーザーのセッションとしてそれぞれが計測されてしまっていました。


各ページを基準とした計測ではなく、ユーザーを基準とした計測に変わったため、
「この媒体の広告はCPAが高くなってしまっているが、この広告を見たほとんどの人はその後の検索広告から刈り取れている。全体で見るとCPAが合っている」
などと、広告の運用においても大きな参考となります。

②機械学習モデルを活用した予測ができる

「予測指標」が導入されたことで、
ユーザーの今後の行動（購入や、離脱）を予測できるようになりました。

これにより、先々のコンバージョンにより
どれだけの収益が見込めるのかも予測できるように。

③プライバシー重視のデータ収集ができる

「GA4」は、昨今のデータ規制に対応した仕様になっています。

Cookieが廃止される方向に進んでいる中、「GA4」は今のデータ規制に準拠したツールになっています。
これにより、Cookieを使わず個人のプライバシーを守ったデータ収集が可能になりました。

「GA4」のデメリットは？

①学習コストがかかること

先述の通り、「GA4」は既存の「Googleアナリティクス」とは全く異なるもの。
新たなツールを導入する上で、ツールの使い方や概念を理解するための時間コストが必要になります。

②従来の「Googleアナリティクス」のデータを引き継げない

※先述の通りです！

「GA4」の導入と併せて、
Webマーケティング運用の依頼先に困ったら

ここまで解説をしてきましたが、

・そもそもGoogleアナリティクスを活用しきれていない
・GA4への移行を機にWebマーケティングの運用設計を見直したい
・Webマーケティングの運用に関して、外部のアドバイスが欲しい
・まだまだGA4に関する書籍も少なく、自分で学びづらい
・将来的に内製化するためのサポートがほしい

といった声も少なくありません。

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