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発達障害にとって、事務職は誰にでもできる簡単な仕事ではない

どうも、こんにちは!
半額です。

発達障害者にとって、
仕事についての悩みを持つのは
自分だけではないでしょう。

今回のテーマは、
障害者求人で大量に出てくる
事務職についてです。

この記事を読むことで、
「事務職ってどうなの?」
という疑問の助けとなれば幸いです。


筆者について

  • 発達障害当事者

  • 公的・民間問わず多数の制度や割引を活用している

  • 職業に関する制度や給付を全力で活用して生活している

  • 福祉制度を探ることが趣味と化している

障害者求人の多くは事務職と軽作業職

障害者雇用の求人を探すと、
大量の事務職求人が出てきます。

かつて再就職を目指していたとき、
ハローワーク求人も見ていたのですが、
事務職と作業職(清掃業とか)が
9割以上を占めています。

エージェント求人と違い、
ハローワークでは
ほぼすべての求人を見ることができ、
求人の件数としては
確実に最大のものです。

その圧倒的な求人量を母数とした割合として、
事務職と軽作業職は
最大勢力です。

事務職は「誰にでもできる簡単な仕事」だと思われている

さて、なぜこんなにも
事務職が圧倒的に多いのでしょうか。

それは、
「事務職は誰にでもできて簡単」
「障害者は簡単な仕事しかできない」
と思われているからです。

こちらの記事で触れていますので、
よろしければ読んでください。

世間的な障害者の職業能力に対する印象は
お世辞にもよくありません。

そこで、
「誰にでもできる簡単な仕事」として
認識されている職種を
割り当てるのです。

実際に事務職は簡単なのか?

これは、少なくとも自分は
確実に違うと思っています。

理由として、3つ挙げます。

「素早く正確な作業」が強く求められる

金額に関する情報を
パソコンに入力する作業が
わかりやすいでしょうか。

例えば、帳票がたくさんあり、
それを制限時間内に入力する必要があります。

1文字、数字1桁が違えば
大変なことになります。

注意欠陥が症状の1つにある
発達障害者にとって、
これはとても困難なことです。

並列作業が発生しやすい

事務職は、様々なことを任されます。

「この帳票の処理お願い」
「コピー用紙がなくなりそう」
「資料作成しておいて」
など、それぞれは難しくなくても、
頻度が多い作業です。

これが、マルチタスクになってしまい、
発達障害にとって苦手なのです。

電話や来社対応でコミュニケーションが発生しやすい

事務職は、電話の受け答えや、
取引先の人が来社したときの受付など、
いろいろな人との会話の窓口になります。

業務の本題は別の担当者がしますが、
その取次をするのです。

軽度の接客を頻繁にすることになる、
と表現しましょう。
これが厳しい。

追撃をかけるかのように、
電話の受け答えをすると同時に
メモを取る必要があります。
相手の名前や要件などです。

これがマルチタスクになってしまうのです。

すべての事務職求人がそうかというわけではない

事務職というと、
どの求人でも同じような業務内容が
書いてあります。

データ入力、電話応対などなど。

ですが、実際には、
パソコンに詳しいなどの
能力を評価されれば、
別の仕事を割り振ってもらえる
ことがあります。

事務職だけど事務職じゃなかった体験談

ここで自分の体験談です。

事務の前線でExcelシートの作成を
手伝ったり、
シートの手直しの提案を
したりしました。

Excelマクロの知識もあったので、
事務の前線で利用するための
マクロを作成したこともあります。

簡単なITヘルプデスクのような役割を
担うこともありました。
「怪しい挙動があるんですが」と
質問されたこともあります。

肩書きは事務職でしたが、
実態としては、
簡単な社内SEに近かったでしょう。

まとめ

  • 事務職は一般には簡単な仕事だと思われているよ

  • 発達障害者にとって、そんなに簡単な仕事ではないよ

障害者割引を活用して、金銭的負担を減らそう

現実の問題として、
障害者の金銭的事情はよくありません。

しかし、障害者割引を活用することで、
出費を大きく抑えることができる
ジャンルがあります。

500円の有料記事となっていますが、
これを知っているだけで、
ピンポイントで割引を活用できます。

余裕で500円は取り返せる
内容となっていますので、
どうぞよろしくおねがいします。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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