タブーと内部通報 「書いてはいけない」 森永卓郎著
あなたの身近にもあるかもしれないタブー
話題にすることさえ憚れること
「触らぬ神たたりなし」
日本の組織にはタブーができてしまうことが多い
森永さんはこの本で日本社会のタブーに対して
内部通報者になろうとしている
しかし、日本社会では内部通報者へは
重いペナルティが課される
森永さん自身、今までに
出演番組がなくなったり、
論文をぎりぎりで掲載を見送られたりした
今回、重いペナルティを覚悟して著した
余命が残り少ないことも背中を押したようだ
逆に言うとそんな状況でないとできないということだ
内容はどれも重い
①アイドル事務所の権力者
性加害は広く知られるところだった
わたしのようなアイドルに疎い少年でも知っていた
森永さんはその事務所がどのように芸能界を牛耳っていったのかを著している
絶大な権力を使って圧をかける
そのうち圧をかけなくても忖度が働くようになる
ケンカを挑むと
芸能界から村八分(村十分?)となる
まさに「触らぬ神にたたりなし」
しかしその絶大な権力者の力の及ばないのは
日本社会以外の人々
BBCの報道でようやく風穴が空いた
内部通報者がどんなに頑張っても村八分
内部通報者は裏切り者となってしまう
②財務省
なぜ日本は30年以上も景気が上がらないのか
消費税を0にするだけで景気が上がる
こんな誰でも分かることをしないのか
しかも日本のトップの頭脳が集まる財務省が
森永さんはこの財務省に勤める方々の
考え方を披露した
増税が勝ち
減税が負け
国民の幸せは考えていない
厳密にいうと、不幸せになってほしいとは考えてはいないだろう
しかし組織(財務省)としての利益を優先している
この組織でも国民の幸せを優先して
減税をしようとしたら裏切り者となるのであろう
③日航機墜落事故
都市伝説のように昔から話題になっていた日航機墜落事故
森永さんの話以外に、いろいろな証拠が出てきている
かなりの確率で単なる航空機事故ではない
その理由が驚愕である
日航機を傷つけてしまった自衛隊機を隠すため
ひいては自衛隊を守るため
そんなことがあるわけがないと考えたいが、
前出のアイドル事務所の権力者、
財務省の組織優先の考え方を
読んでくると否定できない自分がいる
タブーについてみなさんはどう考えますか?