SEKAI NO OWARIのライブ「深海」感想

SEKAI NO OWARIアリーナツアー2024「深海」が終わりました。
2024年8月12日のKアリーナ公演の千秋楽まで完走おめでとうございます‼
ということで今回は「深海」に行った感想を書いていこうと思います。

まず一曲目に演奏されたのは「マーメイドラプソディー」でした。
ライブがまさかのFukaseさんではなくNakajinの声から始まる。
Fukaseさんの声始まりではない、Nautilusの収録楽曲ではない、
だけれど「深海」というツアーにピッタリの曲。
この裏切り方がさすがでした。
この気持ち良い裏切りにより、
BメロでFukaseさんになったときにさらに「来た!!」という感じがしました。

このような幕開けとなったライブですが、
今回のライブで思ったのは深瀬慧がスターだ、ということです。
もちろんNakajinもSaoriちゃんもLOVEさんも大好きですが、
今回のライブに関してはFukaseさんがスター過ぎて
その一挙手一投足から目が離せなくなりました。
そして、久しぶりに聞くFukaseくんの生歌。
プロに言うのもなんですが、うまっ…
FukaseさんがSaoriちゃんを見つめながら歌ったり、
Nakajinと一緒にSaoriちゃんの椅子に座ったり、
LOVEさんのDJ台に上ったり、
ライブだからこそ見られる昔から変わらない大好きな瞬間もいくつもありました。
「うたえる？」＋ちょっとオラオラなあおりも聴けました。

いつものライブよりもステージも衣装もコンパクトでしたが、
セカオワの鳴らす音楽の質量が今まで見たセカオワの中で一番だと感じました。
セットリストでは、アルバムを出してのツアーでしたが
アルバムにとらわれすぎず「深海」の表現を重視しているところがセカオワっぽいな、と思いました。
過去曲が多めなことも相まって、今までのセカオワ、最新のセカオワ、
大好きなセカオワを存分に楽しむことができました。
「Dragon Night」や「Drop Out」は会場全体で飛んで、歌って、
これぞライブの醍醐味!!という感じで聴いていました。
終盤でライブのセットについて「シーラカンスナイトクラブ」
というテーマだったことがわかり、
セットリストの種が明かされたのも面白かったです。

今回「深海」のライブに参加して、
セカオワのライブは音楽を聴いて楽しいとか、
セカオワを生で見られて嬉しいとか、
もちろんそれもあったうえでそういう次元を超えて
脳では処理しきれない何物か、
理性では判断できない感動がずっと続いていました。
「深海」のツアー中にFukaseさんが「みんなに会えて幸せ」とポストしていましたが、
私は今回や今までのライブを見て、曲を聴いて、ラジオを聴いて、
心からSEKAI NO OWARIというバンドに出逢えて、
大好きと思う感性を持って生きてこられて幸せだな、と思いました。