会計士試験に受かってからの話(補習所編)
繁忙期が終わり、落ち着いた日常が戻ってまいりました。
初めましてノアです。
本日は会計試験に受かった人が通う事になる補習所についてお話ししたいと思います。
知らない方もいると思いますので、まずは補習所というものについて説明します。
会計士試験に合格した方達は、それだけではまだ公認会計士になれたわけではないのです。
その後、監査法人や、金融系の企業で3年の実務経験を踏む必要があります。
上記要件を満たし、最後に終了考査という試験を受け合格したら、晴れて公認会計士になれるわけです。
終了考査を受けるためには、3年の実務経験だけでなく、タイトルにもある補習所という場所で必要な単位を集める必要があります。
ではここからが本題です。補習所で何をするかというと、大学のように講義を受けたり、試験を受けたり、論文を書いたりします。
なんのことかさっぱりですよね。笑
もっと詳しく説明します。
まず講義は、WEB上や実際に対面で受ける事になります。
1講義を受けるごとに○単位といったように、単位が与えられる事になります。
基本はWEBで受ける事になるのですが、対面でないと受けられない講義や、宿泊を伴うものもあります。
WEB講義も全て受けなければならないわけではなく、
必須講義+任意の講義
といった感じで単位を集めていく事になります。
次に試験について説明します。
決められた日に、決められた科目の試験を受ける事になります。
試験時間は2時間で、100点満点の試験ですね。
3年間で9回試験があり9回の平均で60点を取る必要があります。
そのため60点を基準として貯金(借金)が出来ていく事になります。40点を切ると足切りとなり再試験を受ける事になります。
40点を切っていなくても再試験を受けることが出来ます。40点台を取ってしまったら借金を作ってしまう事になるので、実質的に再試験を受ける事になりますね。笑
ちなみに再試験を受けるには15,000円支払う必要があります。
高いですよね。
最後は論文作成について説明します。
これも試験と同じで平均60点を目指す事になります。ただ、試験とは違うのが論文を作る回数が3年で6回である事ですね。
正直、論文作成はちゃんと提出すればよっぽど変なことを書いていない限り60点はもらえる印象ですね。
これも試験と同じで再度提出する場合15,000円支払う事になります。
1年目が一番忙しいですけど、2年目3年目は比較的落ち着くそうです。
本日はここまでにしときます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。