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最近読んで面白かった本BEST3(2022/0913)

最近よかった本を3つ紹介します。特に期間とかはなく、参考程度にみてみてください!

容疑者Xの献身

この記事を書こうと思ったきっかけになった本で、この本をおすすめしたくてこの文章を書いていますw

この作品は東野圭吾さんのガリレオシリーズの「探偵ガリレオ」「予知夢」の次の第3作品目です。
またこちらは映画化もされていて、Netflixで今でも見ることができます。

https://www.netflix.com/jp/title/70119194

この作品は、天才数学者「石神」と天才物理学者「湯川」の天才同士の話です。

湯川が「天才という言葉は簡単に使いたくないが、あえて使うなら彼のことだ」というくらい尊敬している石神が自分の好きな女性のために、殺人を隠蔽する話です。

見どころは3つ
- 女性側から石神はどう思われているか
- 天才、湯川が本当に辛そうにするところ
- 石神が考えた完全犯罪のトリック

です。

女性側から石神はどう思われているか

石神は女性から「壁のヒビ割れのような存在。あるのは知ってるけど特に気にならない」みたいな表現で言われています。
女性が石神のことを思う描写はかなり少なくて、でもその文章にも虚しさ、悲しさがかなりいいです。

天才、湯川が辛そうにするところ

湯川は石神のことを心から尊敬しています。なので、トリックがわかった瞬間本当に辛そうにします。
この作品の前の2作はこの作品のための伏線だったように感じるくらい、天才湯川学が急に感情的になります。それがすばらしい。

最後にトリック

トリックももちろんすごいです。女性の犯罪を完全犯罪するために、嘘もつかず正直に警察の質問に答えてるだけなのに女性が殺人をしたことがバレないトリックを作っています。それは読んでみてのお楽しみです。

この作品は本当に素晴らしかったです。

6人の嘘つきな大学生

成長著しいIT企業「スピラリンクス」の最終選考。最終に残った六人が内定に相応しい者を議論する中、六通の封筒が発見される。そこには六人それぞれの「罪」が告発されていた。犯人は誰か、究極の心理戦スタート。

この作品は、「人間にはいいところも悪いところもあるよね」みたいなことを伝えたいんだなと思いました。

この6人の大学生が就活のときに「素晴らしい姿」を見せてきます。そして裏の顔を暴露されます。
裏の顔を暴露されたら、さっきまで尊敬されていた人たちが手のひらを返します。

また「就職面接って意味ないよね?」みたいなメッセージも描かれていて、社会に対する問題提起にも感じました。

面白いので、見てみてください!

ハサミ男

ミステリーの定番という人が多いハサミ男という本です。

この本を読んで最初から騙されていました。最後の数ページで騙されてたことに気づく。
映画やドラマは映像や音で情報を伝えてくれるのですが、本は文字しかありません。

文字だからこそ騙せる小説の楽しみ方を学んだ一冊でした。

いただいたサポートは全て本に使わせていただきます。新しい本を読んだら書評してまたnoteに記載します😆