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笑顔を引き出してくれる場所(2)

前項に続いて、舞台に携わる自分の、ライブ配信との出会い、そのエピソードについて書き散らす記事です。
自己紹介を含め、一体なんやのこの長文は、というのはぜひ一項前をご参照ください。
前項はこちら
▶︎笑顔を引き出してくれる場所(1)



▼「夢中力」に気づかされる、自分の個性?気質を、思い出させられる。


これは今、ふと浮かんできた言葉なのですが、
ライバー活動を始めたことがきっかけで、自身の持っていた「夢中力」を思い出させられることとなりました。

はじめの1週間が大事だから、
はじめの1ヶ月でなんとか頑張らないとだから。
今見てくださっている方は来月にはいないかもしれない。
デビューして3ヶ月のうちに。
そのさきにある誕生日に向けて。
そして、公演に向けて。

とにかく、「今、頑張らないといけない」という気持ちが
楽しいな、という動力を積んで
配信に全力投球する自分を勝手に生んでいました。

そのさなかは「当たり前に感じている」ので、あまり気づいていなかったのですが、
ふと気がつくと自分自身の集中力や全力投球は凄まじいもので。
「ありゃあ、すごいわねえ、、」と他人事のように驚いたのが、この「夢中力」。

配信について勉強する時間を取る、
他の方はどんなふうになさっているのか視聴しにいく、
楽しい企画やアイディアが出せないか考える、

「新米なので見つけていただけるように、推しさんがやっていない隙間で来ていただけるように」

長時間配信をつけてつけてつけまくる日々。

自分自身が翻弄されちゃうフシもなくはなかったのですが、
あらゆる数字や、成績、人の辿った経験との比較など、
具体的な指標、目標とするものがあると必死に取り組んでいく、
そんな自分を、見つけました。

再発見、とか、改めて実感、という感覚でもあるのですが
ああ、でも思えばそんな学生だったなあとか。

学問からはなれると、
少し違った(変わった?特殊な?)方面や種類の“全力投球”をしているので
実感が弱くなっていたけれど...。
自分の気質に気づかされたなあ、とか、
少し見えにくくなっていた自分の特徴、個性、気質、長所?とも言えるのかもしれない姿に、また出会うことができたなと、思いました。

学業にしても、お芝居ということにしても、
「自分でできることは全力でし尽くして、その上でようやくスタート地点に立てる」
「努力してもしても追いつかない、常に足りない自分に向き合わされる」
「そうした努力を精一杯した上で、評価してもらえるかどうか、がようやく後からついてくる」。

自分の性根というか、経験や思いや思考の根っこには、こうした、芯みたいなものが深く刺さっています。

(.........でも大概、叶っても本当に少しだし、息を吸うように華やかに目立つ方ばかりの世の中で、ひなたにいることなんてほとんどない。.......と、心の言葉は続いていきます。それを払拭するようにまた、ええいと牙を剥いて、たたかってきたんだと思います。)


自分にできることは努力しかない、
もともと持っているものがないからこそ、
努力できることで人に負けたくない
(努力して得られるものならば全力で得てやる)

と、
手の届かない、
叶えられるかわからない夢(お芝居する人になりたい、そのために〜をする)
に向かって、静かに、でもゴウゴウと、
何かの世界に対してなのか、誰かに対してなのか、
でも一番はきっと、自分に対して、
怒りか、悔しさか、
それを闘志に燃やし続けて来た過去の自分を(そして、柔らかくなっても もしかして今も)思い出したというか。


そんな大きなこと言って、できていたことは全然なかったかもしれないな、
努力できることで人に負けたくないなんて、よくそれっぽちで言えたし、
今思うと、恥ずかしいや、
と考えることもあったここ数年だったのですが

あー、でも、自分ってそんな人だったわ
努力して(しまって)いく、という気質、今ここに出てるわ、
と、
Pocochaでのライブ配信がきっかけで、思うこととなりました。

▼3ヶ月ちょっと(ようやく4ヶ月目)の私と「Pococha」

ここからは、少し、どんなふうに4か月を過ごしてきたかをだだだと書いていきたいと思います。
あまり用語の解説とかをしないので、配信に馴染みのない方には「?」というところもあるかもしれませんが、
すみません。あしからず、というやつです。

ショックだったり怒った事件というのは省くとして。
デビューしてトコトコと10日間でCランクへ、暖かく見守ってくださる方に恵まれ、そこまではきたものの。
「締め時間が過疎」がこの頃から悩ましく。
C2ランクで20日間くらい足踏みし、次月、12月にイベントを通してBランクへ。

Bランクの時は毎週日曜日に時間を変えながら、4時間1本でご新規配信にチャレンジしても
まっったく注目欄に載らないとかがあったので心折れそうでしたが、
それでもずっと付きっきりで努力してくださる一部のリスナーの皆様がいてくださったので、支えられてなんとかやり過ごした感じ..。

「まだまだひよっこのポンコツですが、S帯のドラゴンになります」
と、配信をスタートする前、プロフィールに書いたときには、
こんなこと書いて、実現できないの、恥ずかしいなあ
難しい大口、叩いちゃっているなあ、と思っていました。
自分に葉っぱをかけるような、覚悟の一文でもあったような気がします。


配信時間は初月も月間160時間、12月も同様でした。やれる時は1日8-12時間配信がザラで、。
これは、ここ最近の「お芝居のお稽古が始まってお休みに入ります」ということがなければ、ずっとこうだったかもしれません。
これについては後述する、がむしゃらマシーンみたいな気持ちが一番背を押していたと思います。

▼自分にとっても心のよすがと感じた。私が「ただいま」と言える場所

初めてコアの方64人に集っていただいた1ヶ月目の11月から、またまた初めての「コアファンさんのリセット」。

次の1ヶ月で残ってくださる方が本当についてきてくださるリスナー様だ、
デビューのお祝いみたいな感じでコアファンになってくださったご縁もあるだろうから
10人も残らないかもしれない、と思っていた自分の不安も手伝って、
「ここからが本当の勝負だ」という意気込みで2ヶ月目の12月に向かっていました。


おりしも、自身の大好きな家族が緊急入院との報が入り、
初めて迎える月初のスタートダッシュは配信計画を十分に立てることはできず。
歯痒さも感じつつ、一方で、「ライブ配信があって良かった」という気持ちにもなりました。

結果、天に旅立つ見送りをすることとなったのですが、
いつ病院から連絡が入るかわからない、何かあればすぐにでも駆け付けたい、
だから用事を入れていたくない、外に出ていると自分の気持ちが安心できない、
状況がいち早くわかる環境で、
でも無の時間があるととても不安に埋め尽くされてしまう。
何かをして集中していることで忘れられる、
不安にならずにいることができる、という状態は作りたくて、
そんなとき、
お家にいてライブ配信をつけていることが、私自身の心のよるべであり、居場所にもなっていたように思います。

このイベントがんばろうね、そこで皆コア戻ってきてね!なんて迎えた12月だったのですが
「待っていてね」「予定立てられず突然つけるかもしれないけどごめんなさい」という状況に。
それでも配信をつけていると
「作戦名!リアルを大事に、やね」というコメントやタグ。
待ってるからいまは自分の家族を一番に、
リアル優先で、リアル大事だからね、
配信に来てくださる頻度や過ごす時間に関わらず、皆様がそうしたお言葉を掛けてくださいました。

「配信がんばれるのかな」「戻れないかもしれないかな」「これで辞めることになっちゃうのかな」「でもそれって望まれないだろうな」と思って過ごした数日だったのですが
合間で参加していたイベントの最終日がやってくる。
「この日の、最後の見守りはしたいよな」「皆で言っていたイベントだものな」と、なか二日しかあかなかったものの、配信に戻ってきました。
そうすると、ちょっとでも立ち止まると離れてしまうんだろうなと思っていた私の不安に反して、皆様が迎えてくださり。
当時のこと、時間が経って少し記憶があやふやになる部分もあるのですが、
その日は「見守り」では済まずに、わっと入賞することができました。
その時、「私のほうがただいまと言わせてもらったな、自分にとっても心の支えになっていたな、」と感じました。


その時間・その期間の共有があったからなのかなと思うのですが、
この人が上に行く姿をみたい、応援したい、と思ってくださる方が増えてきた、
或いは、そう思っていただけると私が信じることができてきた、ように思います。
長く過ごしたCランクの期間があったので、Bランクへ上がった瞬間はありがとうのコメントをしながら皆様への感謝が涙となって止まらず。ここでまた、ガッサガサに喉が飛びました。苦笑

感涙したり、弱音を吐きがちな自分に「笑顔がいいよ」「泣き顔は嬉しい時にとっておこう」とコメントをいただくこと、
「プラスだけじゃなくS帯いきましょう」「せなさんがS帯に行くところ見たいな」とぐっと気持ちの底上げをして頂くことも多くて。

Bランクはぎゅっと短い間に駆け上がることとなりました。

そして、それによってか、ご新規配信・お忍び配信の注目欄へも毎回上がることになり、入室も、そこから仲間も増えました。
スタートで思うようにはできなかったので、ギリギリでの達成となりましたが、なんとか、前月のコアファン数を超える目標、「月毎に成長していく、前月の自分を超えていく、」ということがクリアできました。

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