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笑顔を引き出してくれる場所(4)

舞台役者をしています。ここでは、笑顔を引き出してくれる場所(1)から続く、ライブ配信にまつわるストーリーを綴っています。
引き続き、「私の配信ストーリー紹介」という企画に乗じて、
自分が一旦お稽古に向けて休みに入るまでの4ヶ月、そこまでのあゆみを(誰に向けてというものでもなく)認めていきます。
初めから読むのはこちら。▶︎笑顔を引き出してくれる場所(1)

▼Sランクまであと一歩、のひとつき。

前述のマネージャーさんのケアもあって、イベントスタートともに、
私自身がこれまで通りのガムシャラ努力に加えて、
「もー面白がっちゃおう!楽しんじゃおう!一緒に笑って上に行く人おいでー!」という感じで、ギアを少しあげて走っていくようになりました。

12月に出会ってくれた新しいリスナー様、
お正月休みのお祭り気分で来てくれたリスナー様、
たくさんの方に応援していただいて、1月は最終的に80人の方にコアファンになっていただきました!
前月を超え、また、80という数字そのものを目標にしていたこともあって、とても嬉しかったなあ。
イベントを通してプラスを作ってゆくことができ、
みんなでたたかう、みんなで駆け抜けてく、といったことを目指し走ってゆきました。長い長いイベントだったので、本当に息切れモードな時もありましたが...
おかげさまでここで、あとプラス一つでSランク。夢の実現が目の前に、現実にやってきました。
「ライバーの成長につれて、リスナー様の成長も求められる」とはよそで耳にした言葉なのですが...
まさしく、これまで一緒に過ごしてくださった方々がグッと、ご自身たちもギアを入れて楽しんでくださっているな、ついてきてくれてるなと、実感することの多い日々でした。


この頃には、こんなに未熟な自分のところへも、同じ事務所でデビューを控えた後輩さんや、フリーでライバーをなさってる方々が学びまーすと見に来て楽しんでくださったり、悩みを伝えてくださったり、
ご自身の配信前に元気もらいに来たよという、仲良くさせていただいているライバーさんが来てくださるようになったりしました。

私もおやすみの時にはリスナーとして色々な枠を伺い、100人いれば100の配信内容があるなと、楽しみながら引き続き学んでいきました。

▼割り切れない自分にも気づかされる

ただ、「正月ラッキー」とか、年末年始を挟んで配信が日常の習慣じゃなくなっていく、といったことで、1/1には私の枠に遊びに来てくださっていたのに、以来1日も姿を見かけない、(Pococha自体にもいなかったり)ということが沢山あったのも、このデビュー3ヶ月目でした。

配信の中で、何か傷つけたとか、喧嘩したとか、私とじゃなくてもリスナー様同士で何かあった、とかの理由は皆無。
だけど、配信中コアをとってくださった方をファミリーにお招きしようとすると、あれ?自ら離脱している。ということに気づかされます。
その時の、「なんで?」「どこにいるの?」「何がいけなかったの?」「ここでなくともせめて何処かでは楽しく過ごせているのかな」という寂しさったら。
この話題に触れれば、必ず「ライバーさんあるある」だと返ってきます。

そんな時、「いいよいいよ他にできること頑張ろう」「まあ、そういうもんだし」と、ドライに割り切れる方がカラッと続けられるし、配信、向いているんだろうなあ、と思ったりします。


でも、私はそれができなかった。
配信を通して再び自分の特徴に気づかされたのが、「ドライに割り切れない自分」でした。
良くも悪くも、情が深い、自分が懐いてしまう、そして、「覚えている」という性質。

元々お芝居を見にきてくださる方々も、
違う公演に出演するごとにいらしていただける方、他の誰かでなくて私を応援していますと意思表示して足を運んでくださる方には、遠い親戚に出会うような思いを抱いていて。

コロナによってお目にかかる機会が減ったり、私自身が出演の機会が減ったりという中でご予約のお名前を目にできた時は、「わあ、お元気でいらっしゃるんだ」「またご覧いただけるのだなあ」と嬉しくなったりもしました。
(劇団公演ではプレイガイドの扱いなので、ご一報頂かない限りこれは叶わないのですが)


そもそもがそういうタイプの人間なもので、
「観てる人にはゲームキャラみたいなもんで、別にふと離れてもなんともないんだろうなあ」「こんなに一緒にいてくれて嬉しいって思ったり思い出を共有したりしたのに、体温のあるヒトなのに、そうはみられてないんだろうなあ」「あんなことがあった、こんな言葉をかけてくれた」「これを届けたかった、これを見せたかった」「お誕生日のお祝い、するつもりでいたのに。」
いなくなってしまったことに対しての寂しさは相当のものでした。

今でこそ、「おやすみ期間だから」というところで諦めも、「そういうものです」という気持ちにもなれるようになっているのですが

いなくなっちゃった、
会えないね、寂しいね、とは
他のリスナー様ともよく、会話しています。

▼「覚えている」よさ、しんどさ

アイコンをみれば大体誰かわかる、プロフになんて書いてあったか思い出せる、どんなことで交流したかを「覚えている」。
これは、少し自信や元気をなくして、配信を見に行って気持ちをぽろっとこぼしたときに言っていただいた言葉。
「せなは覚えてられちゃうから辛いんだよねえ」。

あー、ウンウン、配信に限らずあらゆることが記憶に残っていて、だから人生通してこういう人間ができあがってんのよなあー。
そんなふうに思った一言でした。

全ては受け止め方次第ではあるものの
どんな言葉をかけられたか、で、「えっ」て気持ちになった時も、覚えているし
すぐに気にしてしまう。
そのままは良くないからと、気になって刺さったままだったり、疑問に思ったりしたことは直接「何でそうおっしゃったの?」とは、
自分の心のためにも、聞くようにしているのですが。

それだけ一人一人をちゃんと生身の人間として交流を重ねている、個性も人柄も、共有した思い出の瞬間も覚えている、ということが、
逆の立場で簡単にぽいっと存在を無かったことにされた時に、
そんなもんよ、とすることが難しくて。
大概のライバーさんはそうでらっしゃると思いますし、皆が皆、「急にいなくなられると病む、気にする、しんどい」とおっしゃっている部分ですね。

「もう来ません」宣言があればいいかというと、それもまた、文脈や経緯によるとは思いますが....難しいところですね^^;

▼4ヶ月目、誕生日でSランクへ。

ほぼ毎日、何度もつける配信の思い出なんて、それはもう毎日の人生史になるので書き切れるわけはないのでだいぶ省いておりますが...ここで取れなかったらもう終わりやな。と思う誕生日、無事に、言い続け皆で目指し続けてきたSランクへと、上がってくることができました。

その頃にはもうおやすみ期間で、ここからはきちんと向き合える配信が0、の予定でした。

この日に向けて1月来、ファミリーの皆様には精一杯の応援を賜って。締め時間に来てくださるメンバー、コアコアのコアの方々は本当に精鋭陣にはなりましたが、ものすごく楽しく和気藹々とお互いを讃えあいできることから、絆や団結力はとても強くなり、リスナー様同士が仲良くなって楽しんでくださる様にも変化してきました。

「エベレストを登る様にはなるけれど」とファミリーの皆様には伝えてきましたが、
ここまでぎゅっと短い期間にSランクにやってきたので、
復帰後はこんな枠にしたい、という理想に改めて進んでいけることが、これからの楽しみです。

▼リスナー様がお寄せくださった「好きなとこ」「思い出」

長い書き物となったこのシリーズの発端にも書いてありますが、
お稽古期間に入って配信をおやすみしている今の時期、何か配信以外での企画もできたらなと思ったので
「この企画に寄せて、私の枠で楽しいと思っているところがあればよかったらコメントを寄せてください」とファミリーさんに尋ねてみました。

◎言い淀みなく初見さんの名前や皆のコメントを読み、その返しがユーモアがあったり秀逸すぎる事が見ていて・聞いていて楽しくあり
感心するところがあり過ぎて毎回楽しい!
◎アイテムのリアクションにしても復活したハートの数だけリアクションがあったり咄嗟にその場で新しい(アゲアゲの)リアクションが生まれていくのを目にしていけたりと毎回楽しい!
◎そして何と言っても変顔も躊躇なく出来るって女性でもなかなかいないと思うし山芋ちゃんが可愛い!笑 けどやっぱり笑顔が1番だな!

楽しくわーっと話しているとカミカミになる時も多々あるのですが、
1.5倍速とか言われたりするマシンガントークと、ついつい出てくる返しやリアクション(予習して用意しておくものもあります)には定評があって、
大体、「女優さんだからトーク上手なのか!」とか、
初心者さんには「今まで入った中で一番楽しいw」
などなど言っていただけます。

自分でもわからないんですけど、パッと思いつくこととか、ぱっと出すことが結構ユニークだそうです。
歌は喉を壊してずっと十八番すら歌えていないのですが、逆手にとって、私が元々よくやるヘタウマ(上手い要素は0)でリアクションして、
炎上歌枠、なんて言っていたりします。

山芋ちゃん、というのは配信内で生まれたネーミングですが、私の愛すべき鉄板変顔です。可愛いです。面白くて自分でも笑っちゃう。
※私は綺麗なおねいさんがめちゃくちゃ好きですが、綺麗なおねいさんだからこそ成り立つ凄い表情、めちゃ好物です。面白くて綺麗なおねいさん、大好き。
 また、

◎ネタをネタとして認識して乗っかってくれるところ。
浮かんでくるエピソードは
「え、なんて?アイス食べてた。
」「せなまだかなー?
」「せなおそいなー」など。

 ともお寄せいただきました。
リスナー様の小ボケに凄まじくツッコムことで、枠の紹介に、ハイテンションテーマパーク、というキーワードが出てきたのですよね。。


最初の言葉は、私が、こうしたいとか、こんな思いで頑張っているとか、
なんでしょう、真剣な話をしているときに出てきたコメントで
きちんとリスナー様が受け止めてくださってしっかり最後まで聴いてくださった上で、空気を笑いにかえさせてくれるというか。
いっとき定番のオチみたいなやりとりになっていて、
私としてもまたワハハと笑って話題を切り替えるのにありがたかったり。
愛すべきおとぼけ、だなあと感じていました。

後者二つは、離席中の闇投げを皆様が楽しんでらしたところに戻ってきても、コメントや読み上げが追いついたりするまでの間、
しばらくまだ帰ってきてないことにされて闇投げが続く時の、これまた小ボケです。


こういうのは、「愛すべき」、というのが物凄く肝心で、コメント、それもだいぶ前後や意図が省かれているものも多いので、それでどう伝わるか、どう気持ちが動くかは、やっぱりすべては受取り手(ライバー)次第。
かつ、相手との関係値、すなわち、それまで過ごした時間での経験とか、人となりがわかっているとか、そうしたところも大いに関わってくるとは思います。何気ない一言でも、とても辛辣な、あるいは他意を含んだ指摘の様に見えることもあるので、受け取る側の状態含め、それを言っていい立場なのかとか、普通の対人関係として、色々、、ありますよね。歯切れが悪くて恐縮です。

長くなっていますが、次が最後の予定です、最後までお付き合いくださった方は、もう私の配信、、、気になっちゃっていますよね。
ぜひ、遊びにいらしてください!ライバー様も大歓迎です。

配信は現在ゲリラ期間なので、Twitter等もぜひご参照ください。
▶︎Twitter @senatmam
▶︎Pococha配信 https://www.pococha.com/app/users/ebf9a36e-f93c-4566-a807-2785908e9027 
▶︎次回出演舞台
自分の人生にとって一番の大舞台
劇団ズッキュン娘「2番目でもいいの♡」at 新国立劇場
https://onl.la/1ULgmUP もよろしくです

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