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【書評note第54号】自然治癒力が上がる食事 名医が明かす虫歯からがんまで消えていく仕組

今日の本はこちら。

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健康、特に歯と全身の関係性について解き明かした画期的な内容になっていて、いかに歯の健康が重要なのか思い知らされます。

糖尿病患者の歯を見ると虫歯が多かったりなど、歯を見ればその人の健康状態、ならびに将来のリスクなどもある程度予測出来てしまうというから驚きです。

また、著者である小峰氏は「虫歯を削らない治療法」の普及に尽力されています。
なんでも、虫歯は削っちゃだめだとか・・。
削ってしまうとそのときはいいものの、長期的に支障が出てしまい、更に削る・・・(以下繰り返し)という負のループに入ってしまうようです。
(詳しくは本書へ)

またさらに恐ろしいことに、月に○○本の歯を削ってくださいというノルマが歯科業界であるらしく、本来削らなくても良い歯をガリガリ削ってるという業界の闇まで暴露してしまっております。
小峰氏はそういった業界の流れに異を唱えているようですが、まだまだ勢力としては小さいようで苦労されているようです。
なので、患者である我々がしっかりと見極めないと、下手したら無駄に歯が削られてしまうということです。

あとは歯の悪い場所によってかかりやすくなる病気があったりなどですね。
右の奥歯が悪い人は○○にかかりやすい、など、データとして出ているようです。
(詳しくは本書へ)

ということで素晴らしい本なのですが、僕はあえて本の内容から離れ、日本人の歯に対する意識に苦言を呈したい。

みんな、歯のケアが雑すぎる。

自分がデンタルケアを気にし始めてからというもの、他人の口臭が非常に気になるようになりました。
周りの若手女子でもふとした瞬間に息が臭い瞬間があったりして非常に萎えます・・・。

朝晩歯ブラシでゴシゴシするだけでは40点です。
直方体をイメージすればわかるんですが、歯ブラシだけだと直方体(歯)の側面って磨けないんですよ。
つまり、歯ブラシだけでケアしてる人は歯の側面が常に不潔で、そこから悪臭が漂っている状態というわけ。

よく、「歯の隙間まで磨けます!」みたいなのを謳い文句にしている歯ブラシがあるけど、あんなんで側面はきれいになりません。
(広告に騙されるな)

ということで、まずはフロスを使いましょう。
子供によく「歯磨きしなさい」とは言いますが、それと一緒に「フロスもしなさい」というふうに小さい頃から躾けるべきなんですよね。
僕も恥ずかしながらフロスを日常的に使い始めたのはここ数年の話ですが、
初めて使うと汚れがごっそり取れてけっこうビビると思います。
歯石も付きづらくなります。
あと、使用後のフロスですがなかなか不快なニオイもしますね(笑)
ただ、毎日そのニオイを漂わせながら過ごしていたということを考えるとゾッとしませんか?

ちなみに自分はその他にも歯間ブラシと、インプラントをしているのでインプラント用の歯ブラシも別で使っているため、夜は歯磨きに10分ほどかけています。

普通に歯ブラシで全体をブラッシング

インプラントの歯をインプラント用の歯ブラシでケア

歯間ブラシで前歯の間を掃除

フロスで歯の間を掃除

洗口液ですすぐ

こんなかんじです。
ぶっちゃけこれでも完璧じゃないと思っています。
実際、3ヶ月に一度歯医者へクリーニングへいくと、若干ですが歯石はついてます。
以前よりだいぶ減ったとはいえ、まだまだ道半ば。
電動歯ブラシなどを試すフェーズに来ているのかなと思います。

あとは審美的な意味で歯並びとホワイトニング。
ここについても日本人の意識は低すぎる。

八重歯が可愛いとかよくわかりません。
(さっさと矯正しましょう)

歯が黄色いのも見た目で損しています。
白くしましょう。

このへんについては以前の書評を参考にしてもらえるといいかもです。

https://note.mu/readinglovers/n/n48951ca1ab95

ということで、歯ブラシのみでケアしている人のうち、数人でもいいのでフロスを使っていただければと思います。
健康は歯から。
頑張っていきましょう。

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