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努力知らずのホメオスタシス



 私の今までの人生は、何の変哲もないものでした。
 起伏はなく、他人に話せるようなエピソードもなく、かと言って人生を変えられるほどの努力もできない。
 いつも途中で辞めてしまう。
 貫けない。努力できない。
 そんな自分が嫌いでした。
 
 でも、努力できない理由は、私にはなかったのです。
 ただ努力する方法を知らなかっただけ。
 努力している実感はないのに、客観的に見ればものすごく努力している。
 そんな人生を歩むことができるようになったのは、気功のおかげです。
 
 重要なキーワードは、ホメオスタシス。
 ホメオスタシスの知識を身体に落とし込むことができれば、私たちはものすごいスピードでゴールに向かって駆け抜けることができます。
 
 努力はいらない。
 それが、結論でした。


 ホメオスタシスとコンフォート・ゾーン


 ホメオスタシスとは、恒常性維持機能のこと。
 主な役割は、生体を安定した状態に保つことにあります。
 例えば、運動すると汗を掻くのは、熱くなった体温を汗で冷やすことで、元の体温に戻そうとするホメオスタシスの働きによるものです。
 
 私たちのホメオスタシスは、環境の変化に応じて生体のバランスを適切な状態に調整してくれます。
 
 そして、そんなホメオスタシスの機能は、身体だけではなく、脳の働き、情報空間にまで作用するのです。
 
 私たちは物理的な空間だけでなく、情報的にも心と身体がラクでいられる空間があります。
 その人にとって居心地の良い領域。
 それを、コーチング用語ではコンフォート・ゾーンと呼びます。
 
 人はコンフォート・ゾーンから外れると、とても落ち着かなくなります。
 身体がカチカチに拘縮して、なんだか心まで萎縮してしまいます。
 
 例えば、初めて大学や高校に通う時、とても緊張しませんでしたか?
 別に物理的な条件は違わないのに、何故だか落ち着きませんでしたよね。
 それは、初めて通う大学や高校が、あなたのコンフォート・ゾーンではなかったことが原因です。
 
 情報的に落ち着く空間、落ち着かない空間はあるのです。
 そしてそれは、コンフォート・ゾーンであるか否か。
 
 そして、このコンフォート・ゾーンはセルフ・イメージによって決まります。
 
 「私には年収300万円が精一杯だ」
 「私の偏差値に相応しい大学はこれくらい」
 「こんな美女が私に興味を持つはずがない」
 
 こういった自分の能力の対する自己評価に相応しい情報に溢れた空間が、コンフォート・ゾーンなのです。
 
 私たちは無意識の内に、「自分らしい」「ラクだな」と思える状態、つまりコンフォート・ゾーンを維持しようとしています。
 
 だから、「私には年収300万円が精一杯だ」というセルフイメージを持つ人の周りには、年収300万円程度の人間しか集まってきません。
 年収1000万円の人間はコンフォート・ゾーンの中にいないので、無意識に自分から避けてしまうのです。
 
 このコンフォート・ゾーンを維持しようとする無意識の働きが、ホメオスタシスなのです。
 ホメオスタシスはとても強固で、無理やり現状を変えようとしても、途端に現状の内側に引き戻されてしまいます。
 
 だから、努力は続かないし、何かチャレンジしても途中で辞めてしまうのです。
 
 でも、考えてみれば当然で、ホメオスタシスは生体の働き全てを司る強大な機能です。
 そんなホメオスタシス様に意識一つで戦っても、競り負けるのがオチです。
 イメージ的には、1人対20万人の綱引き。
 もう、勝てる訳がないのです……。
 
 だから、私たちはホメオスタシスを味方につけましょう!


 【ホメオスタシスを味方につける生き方】

 

 ホメオスタシスを味方につけた人間とは、誰か。
 それは、プロです。
 スポーツ選手、アーティスト、企業家。
 彼ら超一流の人物は、みんなホメオスタシスを味方につけています。
 
 ホメオスタシスを味方につけるからこそ、彼らは、ガンガン挑戦し、ストイックに努力し、失敗してもへこたれない人生を送ることができるのです。
 
 では、彼らは一体どのようにしてホメオスタシスを味方につけているのでしょうか?
 
 一言で言えば、コンフォート・ゾーンを未来の世界に置くことです。
 未来とは、つまりゴールを達成した世界のことです。
 
 例えば、あなたの将来の夢がプロ野球選手だったとしても、コンフォート・ゾーンが「夢に向かって努力する自分」では、残念ながら何も変わりません。
 
 「プロ野球選手になりたい」という言葉は、「私はプロ野球選手ではない」という言葉とイコールなのです。
 
 だから、クレイジーな人間は、コンフォート・ゾーンを「プロ野球選手として活躍している自分」に置くのです。
 すると、頭の中のコンフォート・ゾーンは、もうプロ野球選手になっているのに、現実はプロ野球選手になっていないという矛盾が生まれます。
 
 ホメオスタシスは、その矛盾に耐えきれず、現実の方をコンフォート・ゾーンに寄せていこうと、全力で活動するのです。
 
 すると、モチベーションが勝手に生まれて、いつの間にか半端ない量の努力をしています。
 しかし、本人には努力しているという認識がないのです!
 
 つまり、ホメオスタシスを味方につける生き方というのは、言い換えれば、無意識を味方につける生き方でもあるのです。
 20万人が背中を押してくれていると考えてください。
 
 ヤバくないですか……!?
 

 ホメオスタシスを味方につけるには?


 
 私たちの生きる世界は、全て仮想現実です。
 つまり、外部からの情報を処理し、脳が構築したバーチャルな世界に過ぎません。
 
 全てがバーチャルで、確かなものは何一つない。
 だからこそ、脳はリアリティーによって現実を決定します。
 乱暴に言えば、脳にとってリアリティーがある世界こそが現実です。
 
 だから、
 大切なのは、あなたが到達したいゴールの世界を鮮明にイメージすることです。
 鮮明にイメージし、そして、そのイメージにリアリティーを生成することで、本当にゴールは叶います。
 
 リアリティーさえ生成できれば、どんなに突飛で、あり得ない未来の世界でも、ホメオスタシスは現実になるように努力してくれるのです!
 
 その道のりで、ゴール達成に必要な情報は勝手に入ってきます。
 
 
 詳しい内容は、私の書いた別の記事、【私たちは重要な情報しか認識できない】をご参照ください。
 リアリティーの生成のコツまで、できる限りの情報を載せています!




 終わりに



 私が努力できないのは、私が怠惰だからではない。
 ただ、努力する方法を知らなかっただけ。
 そもそも、「努力する」という言葉は存在しないのだ。
 故に、努力はいらない。
 
 これが、私が気功に出会って、得た結論です。
 頑張らなくても良い。
 頑張らなくても成功する。
 
 そんな世界があるなんて、未だに信じられません。
 でも、実体験として、私は努力していません。
 努力していないのに、ゴールを達成するために私は、現在進行形で様々な行動を取っています。
 それも、無理なく、です。

 そんな世界があるのです。
 私は、その世界を多くの人に知って欲しい。
 たくさんの人と共有したいと、考えています。
 
 この記事で、少しでも私の想いが伝われば幸いです。
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 最後までご付き合いくださり、ありがとうございましたー!



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