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駅員の裏バナシ⑩素晴らしき連係プレー。

気付けばこのシリーズも10本目。そして気付けば私も駅員さんではなくなってしまいました。人気かはわかりませんが、思いつく限り続けていこうと思ってます。

さて、駅員という仕事。
それは連携プレーで成り立たせてもらっていると思っています。

基本的なことは現場実習で叩き込まれて配属されるので、助けを借りなくても大抵のことはできます。

できますが...ひとつずつ仕事がやって来ればいいのですが、電話を取れば遺失物捜索依頼だったり、イレギュラーな案内が入ったり、慌ただしいときが前触れもなくやってくるのが駅員の仕事をしているとありがちなパターンですが、そこで活かされるのが連携プレーの数々。

食事時間中でも慌ただしさを察して来てくださった先輩に遺失物捜索やら車椅子のお客様の案内を振れたり、内線電話やら外線からの問い合わせを他の内勤者たちが奪い取るように我先に対応してもらったり…そんな光景がよく見られました。

頼り頼られのレベルが高まると、上記のように言われる前に察して出てきてくださったり。コミュニケーションも意識的に取るようにしてると連係プレーも練度が高くなって、お客様への反応速度が早くなるから、その分案内に時間を割けたりして精度が高くなることもあるのでお客様にとっては良いことなのかなと....まあその分駅員の余暇が無意識に減ってしまうのでWin-Winではないと思いますが....

練度が高いと、窓口でパッと見た雰囲気の良し悪しで大体そういうことは分かると思います。
どこの業界も雰囲気が良いところはサービスを受ける側も心地良いものですよね。
ただ、人前でゲラゲラペチャクチャ喋ってるとクレームをいただいてしまうので窓口では真面目な顔してましたが、事務室内ではそうではなく。

クレームをいただく「私語をしている」シリーズ。接客をしているとこの私語、雑談が案外大切なものだと気付かされたもんです。ビジネスライクばかりだと硬くなってしまいますしね....

皆さん、各々で時間ごとにやるべきこととか担当の場所は決められています。始終時間に追われていると言ったら言い過ぎですが、時間割のようにキッチリしていて本来ならば助ける余裕が無くても助けに来てくれる先輩方に何度も助けられたことか…逆に同じくらい助けに走ることもありました。

休日の取り方もそうですが、この業界は「お互い様の精神」を柱にして支えられています。

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