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可能性を引き継ぐ

常々言われていることだが、血液が足りない。

そして、誰しもできる訳ではない。
というのも言われていることだ。

特定の病気にかかったことのある方、輸血や移植歴がある方…いろいろある中で肝炎ウイルスの保持者や「それと疑われる方」も今後献血はできない。

同じ肝炎でも「B型・C型肝炎」は受けることができない。

無自覚なまま感染して、いつの間にか治っていた場合もあるそうだが、血液検査の過程で試薬が陽性と判定してしまう「偽陽性」でも今後献血できない。

「A型・E型肝炎」は治癒後一定期間経てば献血できます!ご協力を!

友人と献血の話になったときにそれを託された。

心当たりがない、健康診断も所見なかったから偽陽性だろうけど、赤十字センターから書類が来たから今後献血はできない。と彼は続けた。

検査をして該当したら、赤十字センターからそういう書類が来て、献血予約もできないようになってしまうらしい。

自分がまだそんなに挑戦できていない成分献血。
それこそ月2回ペースでウン十回と行って、曰くルーティン・生活の柱としていた献血を彼は意外な結末で断たれてしまった。

試薬の精度を高めて、彼が再びできるようになんとかならないものかと願ってやまないが、製剤や輸血で他人の身体に入ることになるのだから、安全性を確保する以上は制約が設けられるのは致し方ない。

けれど、いつもより落胆が感じ取れた彼の顔を見ているとなんだか腑に落ちなかった。
全血しかできていない自分よりは遥かに貢献していた彼だから、なんともいたたまれないし、かける言葉も見当たらなかった。

制約は不定だ。
いつかは彼もできる日が来るかもしれない。

コロナに感染したことのある方は流行してからしばらくは献血できなかったけど、今はある程度期間が空いてたらできるように変わったという例もあります!

自分もいつか謂れのないことで、できなくなる日が訪れるかもしれない。

自分はまだできている、その可能性。

彼から託された、その可能性。

てことで

そんなこともあって、全血献血のカウントが解除された新年最初に選んだのは成分献血でした。
ただ、針を刺されてから少しすると自分には判別がつかなかったけれど針先が少し腫れていたようで、皮下内出血の可能性があるため中断ということに。

奇しくも初めての献血と同じ理由で中途半端に終わって、何とも言えない敗北感に包まれながら書いています。
なんかわからんけど妙に悔しい、不完全燃焼状態。

なんだかんだ成分献血も3打数1安打の模様。

上の記事には「血管が見えない人が成分献血は難しい」感じのことを書きましたけど、その後に成分献血成功したりしたので実際問題ないと思われます。

血管が細い方は難しいかもしれませんが…

ただ、近いうちにまたリベンジすることに決めているし、託されたからには続けていきたいと思っています。

内出血っぽいときにくれる塗り薬。これで2本目(笑)



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