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御垣内参拝のHow to

「御垣内参拝(みかきうちさんぱい)」ってご存知ですか?

一生に一度はお伊勢さん、と言われることもあります。

伊勢神宮は一度は行ってみたい…自分も行けたのはつい3年前くらいです。それくらい念願の地のそこは何か強いパワーを感じました。近所の神社や八幡さまよりも強い神聖な、荘厳な、言葉では表せない、そんな場所でした。

通称:外宮の豊受大神宮、通称:内宮の皇大神宮。2つセットでお伊勢参り(厳密にいうともう一つありますが後述します)というのがあります。

通常の参拝は普通にお賽銭箱の前のところでお参りするのですが、この御垣内参拝はその一歩奥、門を隔てて更にお社側で参拝ができる、というものです。

特別な感覚に浸れるひととき…味わって損はありません。

結構手順としては簡単ではあるのですが、あまりご存知でない方が多いのかやられる方がそこまでいらっしゃらないので、今回はその「御垣内参拝」の方法についてご紹介していきます。

参拝の前に

まずこの御垣内参拝ですが、カジュアルな服装ではお参りできません。

そう、ちょっとしたドレスコードが存在します。

フォーマルな服装であることです。男女問わず礼服が無難ですね…自分は真っ黒な無地のフォーマルスーツとダークグレーのネクタイ、シャツは白無地を着用しました。カジュアルではお断りされますので注意してください。

①申し込もう

外宮・内宮のお守りが並んでいる建物(神楽殿)の片隅に「式年遷宮奉賛金受付窓口」とかそれと似たような名前の窓口があります。そこで「奉賛金を納めたいのですが」と声をかければ大丈夫。氏名と名前を書いて初穂料(自分は確か1万円包みました)を納めると翌年末まで有効な参宮章とその他もろもろをいただけます。フォトブックとかもそのときにいただけました。

ネットによると初穂料によって1回しか使えないとかあるみたいですが、自分のように1万円以上包んでいるのであれば翌年末まで有効なものをもらえると思います。

もうひとつの「神宮崇敬会に入会する方法」しかネット上では見つからず…自分は友人に教わって上の方法で参宮章をいただけました。神宮崇敬会に入会するには内宮の手前にある神宮会館、ネット上でもできるようです。

外宮・内宮の両方でやる必要はありませんのでどちらか片方で申し込めば両方ともお参りができます。

②お参りの仕方

ルートは基本的に「外宮→内宮」、つまり外宮が最初です。内宮だけ、外宮だけといった参拝は「片参り」と言われて縁起が良くないとされています。

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本社はこのような建物です。多くの方がお参りされてるのですぐわかると思いますが…(写真は内宮のものです)

ちなみに鳥居の奥は撮影禁止ですのでご注意を。

外宮も内宮も鳥居をくぐってすぐ左側に小さい建物があって、そこに白い装束を着ておられる方がいらっしゃいます。その方に先ほどの参宮章を見せればOKです。あとは指示に従ってください。

塩でお清めいただいてから奥に入ることを許され、先導いただきながら入るわけですが「個人のお願いごと」は控えるようにしましょうとのこと。友人にも言われましたが自分は煩悩むき出しなので危なかったです…

ここではポピュラーな「二礼二拍手一礼」が作法です。

奥に入ると静寂な雰囲気がグッときます。手前では多くの参拝客の方がお参りされているにもかかわらず、心なしか誰もいないかのよう。それくらい門を隔てて様子が違います。鮮やかな緑と静寂な雰囲気に荘厳としたお社の佇まい…味わわないと損です。

③巡る順番は?

上でも書きましたが外宮が最初。でもその前に行ってほしいところがあります。

外宮参拝の前に「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)」で身を清めてからお参りが良いとされています。夫婦岩で有名です。

CANバス「夫婦岩東口」、またはJR参宮線「二見浦駅」から徒歩と伊勢神宮からは少し離れていますが、訪れる価値はあります!

もっと細かく丁寧に説明されているところもありますが、こちらではとりあえず参拝をしてみよう!ということをお伝えしたかっただけなのでうっすい内容になっております…すみません。

一歩奥に入っただけで神聖な雰囲気がよりグッと強まって感じるはず。一歩奥に入るのもそこまで難解な手順を踏まずしてお参りすることができます…その雰囲気を体感してみてはいかがでしょうか?



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