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駅員の裏バナシ⑩人集まるところ、喧嘩あり。

駅というのは大小の規模関わらず、電車に乗ろうと毎日人が乗り降りしており、人の集うところ。
人といってももちろん全員、友人同士ではない。

それはそれで怖い....

赤の他人が多数、この場所から各々の目的地へ向かっていく一つの経由地。
なので、時折こうしたイベントもあります。

窓口にいると突然聞こえる怒鳴り声にに罵声。これらを吐き出すだけで鎮火すればいいが、なかなかそうもいかない。他のお客様からの申し出、または当事者同士が窓口に駆け込んできて対応することが多いです。

我々はまず駅の事務室に案内して、二手に分かれて話を聞く。

それぞれがどういう言い分なのか話す過程で揉められても困るから分けるというのは鉄則。それと同時に要請があれば警察を呼びます。
こういうとき、警察のようなことをしておきながら、我々は話しか聞くことはできません。我々がそうしているうちに近くの交番から何人も警察の方がいらっしゃって話を擦り合わせてどうにかこうにか解決してくれます。その対応をしている中でもお客様は精算にいらっしゃるのでこちらもバタバタしがちです。

穏便な手段でないとそちらの仕事が増えてしまうからだとは思うけれど、とはいえ毎回穏便な解決に持っていく警察の方々にはいつも感謝です。

個人的に思うのだが、気温が高くなったり、暑くなると、気候も相まってイライラしてしまってこういうことが増える傾向にある気がしています。

公共交通機関の施設だから公の場、当然色んな人がそこにいるわけで、そこで喧嘩沙汰にでもなれば以後も利用するであろう場所に後味の悪さを感じてしまうと思います。

とは言え、他人のフリ見て我がフリ直せ。

怒るという爆発的マインドを炸裂させたところで、どうにもならないのです。炸裂させたところで、周囲の大地は荒れるだけ。根本的な原因を突き止めて改善しない限りはどうにもならないと個人的には思っています。

アンガーマネジメントは自己流で到達しているつもりですが、イラっとすることはどうしてもあるのでこれを機に極めてみようかと。



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