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〈鉄道員志望の方へ〉クレペリン・適性検査はごまかせない

鉄道総合職は大卒でないと採らない上にオフィスワークで、鉄道会社らしさはオフィスワークではそこまで感じないだろうとは思いますがそこはあくまでも駅員Aの戯れ言ということで今回の本題。

要するに駅員や乗務員さんといった「現業」と呼ばれる人たちになるにはどうしたらいいのか?というところを掘り下げてお伝えできればと思います。

今回は最初の関門「適性検査」に絞ってお伝えします。


適性検査がダメならダメ

可能性が低くなってしまう方に変に期待を持たせるのは失礼に思うので、率直に書きます。

一つの会社で適性検査で落とされてしまった場合、他の鉄道会社も落とされることがほぼ確実です。

結果を共有しているわけではないので、その日のコンディションが著しく悪かったとかなら話は別ですが....

諦めろと言って諦められるのならば苦労はしませんが、たとえ駅員も運転従事員・保安従事員としての適性にクリアしてないとほぼアウトです。

もちろん、現業の社員でも例外ではありません。入社後にも定期的に検査されますが、条件をクリアしていないと乗務員なら電車を降ろされ、駅員ならばホーム監視ができなくなることもあります。それほどに大事な試験であり、基準にもなっています。

ただ最近はそれも昔の話になりつつあります。
SS、ステーションサービスとか…駅業務だけ子会社とか他社に委託しているパターンが最近多いです。そういったところでは可能性が少しではあるのでは…?と思います。
乗務員は本店に採用されて登用される流れなので、そのような制度があれば、入れたとしてもその先は…ということはありますし、そもそも前述のような委託しているパターンはその乗務員へ行ける制度が無いこともありますので…
おまけに、本店よりも月々のお給料がお安いという舐めっぷりなのであまりおすすめはしません。

クレペリン検査とは?

内田クレペリン検査は絶対と言ってもいいくらい通る道です。
数字がズラーッとあって、真ん中の区切りを経て、数字の羅列が数十行ある用紙を使います。

簡単な足し算を延々やっていくだけなので焦ることはありません。

例えば「3」と「8」とあれば、間に「3+8」の答えの一の位を書く。❨この場合は「1」と書いていく❩

そんな計算を左端から右端に向けてガーッとやる。
だから試験用紙が両腕広げたくらいの横長です。

これを1分ほどの刻みで次の行に移動して計算していく、ルールはシンプルそのものです。

練習問題もあって、練習時間も必ずあるので、経験があってもなくても差はないように思います。

適性検査の攻略方法

と題していくつかサイトやブログ記事、このnoteにもありますが、正直に言います。

この手の適性検査に攻略方法などありません。

上記のリンクにもあるとおり、クレペリンだろうと他の適性検査でも作業検査法という心理学的アプローチからきている心理検査の一種です。

こころ検定で学んだ成果…

実際、性格がドキッとするくらいには当たるので、回答を操作しよう!とか攻略しよう!
という浅はかな思考程度で揺らがないです。

慣らしときたい!というだけなら良いですが、操ろう!攻略しよう!は精神検査という特性上、不可能に近いです。
検査自体が単純作業にして案外かなりハード、というのもあります。

もちろん、他にも鉄道総研さんが出されている図形を使った適性検査もあります。クレペリンと併せて行われることが多いように感じました。

でも経験上、大抵はクレペリンでした

気をつけてほしいこと

攻略方法はありませんが、気をつけてほしいことは言えます。

作業曲線で表される作業量、ミスした回数・ミスしても修正できているかといった確実性で評価されていると「いわれています」。

太字で書きましたけど確実性なんて当たり前だと思います。学校のテストの点数にも見られますよね。

試験の放送にもあるとおり「熱心にやるのが一番だよ」ってことでしょうか…地味にハードな試験を前にして、邪心が吹き飛ぶことを願っています。

あくまでも評価基準も憶測でしかありません。採点も結果も厳重に扱われているものらしく、そもそも正確に語れるわけがありません。
正確に語っているサイトがあれば自分は嘘だと思っています。
本当でも言ってはいけない事項のはずなので、そんなことを垂れ込む人を信用してもいいの?
って自分は思っちゃいます。

色覚異常もアウト

信号の色が正しく判断できないといけないため、色覚に異常ある方もアウトです。
仕事の特性上、どうしてもこれは致し方ないです。

少しでも違和感を感じているなら検査だけでも受けていたほうが、もしそうだとわかった場合、時期が早いほうが傷も浅く済むと思います。

言われて気づく方も多いとか…言われてみればそうかも

ちなみに、視力は裸眼が悪くてもメガネで基準に達してればOKです。
募集要項とかの条件に載ってるはずなので、視力に自信が無ければメガネショップにGO!

自分はJINSさんで「鉄道会社に入りたくて片目の視力を1.0以上にしたい」と言ったら視力検査込みで作ってもらえました!安くて感動しました!

といって久々にJINS見てみたら5,000円で作ろうと思ったらかなり少ないんですね、今。
安くてバリエーション豊かならゴリ推しもできるのですが....お好きなところで大丈夫です。

5,000円で作ってくれたメガネは8年位経ちますが壊れず、今も現役ですよ!

とフォローしておきます

不安なら募集要項ごと持っていって店員さんに話してみると良いかもしれないです。

健康一番

鉄道会社に入るには健康診断も検査の一つにあることが多いです。なんなら、入社後は深夜勤務がある都合上、年2回やることになります。

なので健康第一!

現状健康でも、駅員さんとかの現業の生活サイクルに適応させてると不健康になりますからね(?)

生活サイクルはこちらに一通り網羅しております。

※一例としてご覧くださると幸いです。

基本的な流れは同じかと思います

朝型とも、夜型とも、どっちつかずなユーティリティな生活サイクルになってしまうので今が健康体でないと、現場行ってからキツいです。

急な体調不良が頻発して、頻繁に穴を空けると周りが代務の嵐となるので無理は禁物です。

だから、体調不良にならない身体を会社は欲してます

<おまけ>鉄オタは採用されない説

これは....半々です。
会社の先輩方でも、興味がない方もいらっしゃれば、ガッツリ濃厚な方まで様々でなんとも言えませんが私が思うに、

仕事と趣味の線引きがキッチリできるならOK!

ってところなのかなと思います。
オタクだから採用されなかったら選別より差別になるでしょうし....

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