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具体例から学ぶ!起業家のための目標設定のやり方

こんにちは!
リーチ運営事務局です。

好きなことを仕事に
自分のやりたいことをやりたい

と思い、長年勤めてきた会社を思い切って辞めて起業しようと考えている方は近年、増えているのではないでしょうか?

起業自体は、誰でも簡単にすることができますが、起業すること自体が夢や目的となって、明確なビジョンや目標をもっていないとあっという間に廃業に追い込まれかねません。

今回は、起業を考えている方や起業して間もない方、または起業したが思うような成果が出ていない方に向けて、起業して成功するための目標設定のやり方をご紹介します

なぜ目標設定をするのか?

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「好きなことを仕事に」「自分のやりたいことをやりたい」と起業したとしても、起業後のビジョンや目標が明確でないと、事業展開の軸がぶれたり、方向性を見失ってしまいます。

しかし、目標設定を行うことにより、事業展開の方向性が定まり、すべき行動が明確化。仕事に対するモチベーションも高まり、必要な情報の収集能力や決断力もアップします。そして、ひらめきやアイデアもわくことにより、新しい事業展開の道も開けてきます。

目標設定のやり方

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では、どのように目標設定を行っていけばいいのでしょうか?
目標設定を行う上で以下3つのポイントを意識して設定しましょう。

1. 目標はとにかく具体的に設定
2. 「頑張ったら達目標成可能」な目標を設定
3. 現在の自己・自社の状況分析を行う

1. 目標はとにかく具体的に設定【SMART(スマート)の法則】

目標を設定する時に、やみくもに目標をたてても意味がありません

事業を成功させるためには、有効な目標設定のやり方を知る必要があります。有効な目標設定の方法には、「ベーシック法」や「ベンチマーク法」、「SMARTの法則」などいくつか種類がありますが、今回は、多くのビジネスマンに活用されているSMARTの法則をご紹介します。

■SMART(スマート)の法則とは

SMARTの法則とは、1981年にジョージ・T・ドラン氏によって提唱された目標設定の方法で、目標達成を実現するための優れた方法です。今なお多くのビジネスマンに活用されています。

SMARTとは、目標を達成し、成功するための目標設定基準の5因子の単語の頭文字をとったもので、ジョージ・T・ドラン氏以降、様々な考案者により単語が割り当てられ、相違してきている場合もあります。

以下は、一般的に使用されているものです。

■目標設定基準の5因子の意味

①Specific:明確で具体的
②Measurable:計測可能
③Achievable :達成可能
④Relevant:関連性
⑤Time-bound:期限設定

①Specific(明確で具体的)

目標には「Specific」、つまり明確で具体的なものを設定しましょう。目標が抽象的だと、目標を達成するための行動も抽象的になりかねません。

Specific(明確で具体的)

②Measurable(計測可能)

目標には「Measurable」、いわゆる計測できる数値などを具体的に設定しましょう。具体的な数値を設定することにより達成度合いが可視化できるため、目標管理を効率的になりPDCAも回しやすくなります。

Measurable(計測可能)

③Achievable(達成可能)

目標には「Achievable」、達成可能なものを設定しましょう。非現実的な目標設定をしてしまうとモチベーションが上がらず、結果として目標達成に至らずに終わってしまいます。

Achievable(達成可能)

④Relevant(関連性)

大きな目標を設定する場合、段階ごとの様々な目標は、大きな目標と「Relevant」いわゆる、関連をしたものである必要があります。

上位目標との関連を見失い、その場だけの目標となってしまうと方向性がずれ上位目標の達成が不可能となります。

Relevant(関連性)

⑤Time-bound(期限設定)

目標を設定しても、達成期限を決めていないと、集中力やモチベーションを維持しにくく、つい先延ばしにしてしまいます。また、期間によって打ち出す施策も変わってきます。

目標を達成するためにも、期限を設定することが大切です。

Time-bound(期限設定)

以上のように、目標設定が具体的であればあるほど、今何をすべきか、次に何をすべきか、具体的な行動や施策が浮かび上がってきます。

2. 「頑張ったら達成可能」な目標を設定

「1.目標はとにかく具体的に設定」で、非現実的な目標設定を行っては、モチベーションも下がり、到底目標達成できないことは、説明させていただきました。しかし、すぐに達成できる目標を設定しても、意味はなく成長もありません。

前年度の実績やパフォーマンスを分析したうえで、「頑張ったら達成可能」な目標を設定することが大切です。

3. 現在の自己・自社の状況分析を行う【3C分析】

「頑張ったら達成可能」な目標や具体的な目標を設定するためにも、まず、自己・自社の現状を知る必要があります。

社会情勢は、自分にどのような影響があるか?
顧客のニーズは?
起業した業界の伸び率はどうか?
ライバル社はどうか?
自己の強みや弱みは?

等を知ることで、目標までのロードマップが見えてきます。

3C分析が理解できると様々な状況の分析に応用できます。

■3C分析とは

3C分析とは、

✓Customer(市場・顧客)
✓Competitor(競合)
✓Company(自社)

の観点から市場を分析し、戦略を考えるフレームワーク(手法)の一つです。

3C分析を行うことにより、KSF(Key Success Factor:成功要因)を導き出すことができ、結果として事業成功へのロードマップを描くことが可能となります。

■市場環境・顧客分析

市場や顧客を知らないままでは自己・自社の評価もできないため、まずは市場規模や成長性、顧客のニーズ、購買意欲や性質を分析する必要があります。

分析の方法にはマクロ分析、ミクロ分析、顧客分析が一般的です。

市場環境・顧客分析

■競合分析

競合他社の会社規模、市場の現状シェアと推移、市場ポジション、商品・サービスの特徴などを分析します。

以下、2つの視点から分析します。

・競合他社のビジネスの結果
・競合他社のビジネスの成果の要因

特に、費用、売り上げ、利益率や広告宣伝費など、さまざまな視点から、競合他社の成果を挙げるためのリソースを調査。できるだけ、具体的な数字で成果を把握すると同時に、その数字の背景や要因を調査、分析します。

そして、成果をあげている企業のKSFを徹底的に洗い出すことで、自己・自社へフィードバックすることに繋がります。

■自己・自社分析

市場環境・顧客や競合他社の調査、分析をもとに、競合他社と自己・自社を比較し、自己・自社がとるべき戦略を具体的に検討していきます。

自己・自社分析に用いられる手法にはSWOT分析があります。

SWOT分析は企業内外の環境を

✓Strength(強み)
✓Weakness(弱み)
✓Opportunity(機会)
✓Threat(脅威)

の4つの観点から分析するものです。

自己・自社分析

例えばあなたがスイーツ業界で起業しようと考えたら

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例えば、あなたが今、次のように考えているとします。

会社勤めはしているものの仕事がつまらない。お菓子つくりが得意で友人やSNSでも評判がいい。自分の好きなことを仕事に出来るし、みんなの美味しいと喜んでくれる笑顔がみたい。よし、起業しよう!」と。

あなたはどのような戦略をとり、目標を立てるべきでしょうか?
3C分析をもとに分析を行ってみましょう!

■市場・顧客

・コロナ禍で外出の自粛要請や店舗での飲食の制限がかかっている
・販売チャネルが多様化している
・在宅におけるプチ贅沢が流行っている
・SNSの発達により、個人で情報を簡単に発信できる
・写真映えするものが人気
・健康志向
・高いものでも、顧客が納得すれば売れる傾向

■競合他社

・コンビニスイーツ:値段が手ごろで味も美味しい。近くで気軽に購入できる
・有名パティシエのスイーツ:値段が少々高くても足を運んでも購入される。お客様へのお土産やステータスとして

■自己・自社の強み

・インスタ映えしそうなスイーツ
・SNSでは評判になっている
・素材もいいものを使用している
・かわいいので友人のプレゼントとして喜ばれる
・手作りなので希少性

■自己・自社の弱み

・有名人ではない
・原料の仕入れ先が特定していないので、大量購入が出来ず、材料費が高くつきそう
・原価率が高く利益が少なくなりそう
・味は、コンビニとたいして変わらない
・SNSをやらない世代の集客が難しい
・手作りなので大量生産できない

分析した結果、以下のような大まかな戦略案の道筋が見えてくるのではないでしょうか?

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そして、上記戦略案をもとに、行動目標や成果目標をSMARTの法則を用いて具体的に決めていくことができるでしょう。

まとめ

今回、起業家向けにSMARTの法則や3C分析などといった目標設定に必要なポイントをご紹介させていただきました。

目標を立ててもうまくいかないと悩んでいる方は、目標の設定が抽象的で、進むべき道がぼやけてしまっているのかもしれません。

正しい目標を設定するためにも、まずは起業しようとしている、あるいは起業している業界の市場や顧客、競合他社を分析。その分析結果と自己・自社の現在の状況を照らし合わせ、自己・自社のポジションを確認し、その後、明確、かつ具体的に戦略や目標を設定していきましょう。

そして、より効果的な戦略や目標を設定していくには、マーケティングやビジネスフレームなどを勉強するのも有効です。

是非、起業の参考にしてみてください!
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