HASSELBLAD 中判フィルムをデジタルに
ご無沙汰です。
HASSELBLADのカメラを使い始めてから半年ほどが経過しました。
使用している機材はこちらです。
このHASSELBLADという会社はいい意味でも悪い意味でも、閉鎖的な製品で、あまり他の機材との取り回しが効かないのです。
そこが愛着の湧くところ。唯一無二の関係性なんです。取り替えが効かない。これを愛と呼ぶのでしょうか。(うるさい)
最初こそ使い方に戸惑いましたが、使い方に慣れてみると結構このカメラでしか撮れないなと思う写真が多く撮れるようになりました。とても満足いっています。そんなわけで、ざっとご紹介します。
操作方法
マニュアルでの撮影です。
ISOをデジタルバック側の画面で設定し、
SS、F値をレンズの方で設定したら終わり!
あとはハッセルのフィルムを撮るときのあの感触が待っています。
ハッセルの中判フィルムは56×56。
ハッセルのデジタルバックは44mm×33mmになるので、中判フィルムの全ての画角を使うことができない。
ただ、個人的にはこれはそんなに勿体無い感じがしなかった。なぜならあくまで出てくる絵に全く不満がないから!
ハッセルブラッドの全て
好きなところをいっぱい書いておきます。あとはよしなに。大量に写真載せますので。作例って、卑下してるみたいで好きじゃないので、写真って言いますね。あ、あと「ハッセルブラッドの全て」と大それたことを書いたのも、本当の意味で「全て」だとは思ってないですが、今現時点で「見えている全て」なんです。
・編集耐性
編集で少し無理をお願いしても、「あ、いいですよ〜」って聞いてくれるみたいな。撮影時も、後でどうにかなるなって思えるというか。それでスピード感が損なわれていないところがあります。
・色味のコク
見ていただければ分かるとおり、色の編集で絶妙なニュアンスをつけられるのが良いです。僕は結構色被りをさせるのが好きで、編集時の手癖になりつつあるのですが、GFXと同等か、それ以上に色被りをしても様になる感じがします。
・開放と絞りの絵の違い
見ていただければ分かると思いますが、開放時の光の敏感さがなんとも言えなくて好きです。少し緩めの描写にはなるのですが、そこの緩さ加減が絶妙というか・・・。PENTAX67の105mmよりも少し柔いイメージです。
・絵としての具体性
ピント面が浮き立つこと、中望遠の画角であること、腰の高さでしか撮れないこと、そういった制限や性質によって、主題が際立つ効果がもたらされています。"何を"撮っているのか、一目で分かるというか。
これってただ長玉で撮ればいいわけでもないんですよね。主題って副題があってのことであり、周りも適度に映る必要があって。そうなったとき、中判の、望遠レンズを中望遠として使える、そういう懐の広さが好きなんです。
ずっとね。
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