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宮沢賢治とマザーテレサと

宮沢賢治とマザーテレサと

宮沢賢治とマザーテレサと、そして私の共通点があります。
それは、誕生日が同じことと(マザーテレサは、正しくは洗礼を受けた日のようです)、そして人のために何かするのが好きということです。

これ、言葉を変えると、自分のために何かするのは不得意ということです。

宮沢賢治の性格を決定づけたのは、幼少の頃、布団に入って寝る前に、お母様が本を読みながら、このように諭したのが影響したようです。
そして、マザーテレサもご両親が資材を投げ打ってでも人助けをするごかていだったのが、彼の方の人間形成に大きかったようです。

さて、私の場合何が大きかったかというと、この二人と誕生日が一緒と子供の頃に知ったことです。それから何かめげそうなことがあると、自分の誕生日はこの二人と同じなんだと思いだしては、鼓舞しています。

だからあの二人もきっとわたしのように、人に対しては必死でできるけれども、自分のためにはなかなかできないことが想像つきます。

人のために何かできるには本当は自分のためにもできないといけないのだと、最近教えてもらいました。そして今年になって初めて自分の人生で一番根っこの辛さと向き合えました。ある方の助けを借りてできたのですが、
今ではその時のことを受け入れ、受け止め、穏やかに考えられるようになりました。そのことを今まではずっと話せませんでしたが、人に話すこともできるようになりました。

 さて、マザーテレサや、宮沢賢治も私のように、自分の過去の辛さを見つめる機会はあったのでしょうか。そしてそれを乗り越えて、進むことをしたでしょうか。

 私の場合、自分を見つけた後と前とでは、心の余裕が違います。どんな相手も拒否せず、対応できるようになりました。

何故だかわかりますか?
それは、自分で自分を認めたからです。

                           リ・そうるけあ
                        高山和 たかやまあい