立ち止まること
立ち止まること
人生の、社会のレールを外れることってなんだろうと思ったことはないですか?
立ち止まることが怖くなくなったのは、立ち止まった後、また歩き出せた経験があるからです。
特に当時は適切な医療や、カウンセリング等の施設が今のようにありませんでした。
そんな時代に心の支えになったのは、何冊かの小説本との出会いでした。
自分でない別の人物がどのように考え、どのように生きるのか、それはそれは心に突き刺さるものもたくさんありました。
自分の目の前に関わっている人たちが、たとえ立ち止まっていなくても、世界のどこかで同じように考え、同じように生活している人がいること、そして、目の前の人に話すことは限られるけれど、活字にすれば、自分の発信が同じように誰かの役に立つことがあるかもしれない。心の片隅に、本の偉大さを感じました。(それが自分の人生の最大の辛い経験を本にした理由です。)
まだ立ち止まってなくて、必死にみんなと同じように生きようと、ただそれだけに神経を使われてる方に言いたいです。
立ち止まることは、怖くありません。
また歩けばいいのです。
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい