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終活とグリーフケアと遺品整理と

長年連れ添った伴侶を亡くした時、どれほどの喪失感が襲うかはきっと想像できないかもしれません。

私も経験するまではそうでした。

なぜそういったかと言いますと、ある終活カウンセラーの方から、グリーフケアと遺品整理と終活を一緒にやるのが強みかどうか考えた方がいいと、直接言われたことがあります。


それはなぜか? 方向性がそれぞれでキャッチコピーが難しいからだとのこと。

仕事の切り口として考えてのアドバイスだと思います。一緒に行って成功している先人がいないからです。


しかし、現実の当事者である遺族は大きな悲しみの喪失感と、その中で亡くなった家族の最後の終活のため、死後手続きを進めなくてはなりません。


中には手続きの締め切りが短いものや、窓口がどこかわからないものもあるでしょう。そんな時も、ふっと、生きていてくれたらこんな大変なことしなくて済むのに、一緒にどれどれって確認してくれる人だったのに−、と想いを持つかもしれません。


企業組合リ・そうるけあが最後の終活、死後事務の手続きサポートとグリーフケア、遺品整理を一緒にやるのには、訳があります。


手続きはそれぞれ、必要な窓口でしないといけなくて大変です。これは変えられない。しかし、グリーフケアは早めに気持ちを吐き出せる方ならば吐き出してしまえる環境も持っていれば、あなたの前に大きな壁ができ上がらずに済むことでしょう。


私の場合吐き出せなかったので、気がつくと高い壁が目の前にできていたのです。

しばらく外へも、自分の顔を鏡で見ることもできませんでした。ふっと涙がでる。


キャッチコピーが難しいのは、誰もやっていないから。

何故か?

それは心は見えないからです。

例えば○○日までに2つの手続きをしましょうとします。

しかし、書くのが進めない、添付する書類がどうしても申し込めない何故か。


ただ、故人となった家族の死亡日が書けないことだってあるのです。


心の中の話しを、正にその時に聞いて差し上げることで、書くことができる方だっておられます。


一歩一歩、期限までにー。


難しくない、絡んだ糸も力づくでなく、見ながら少しづつほどけばいつかは元通りになります。


一番大変な時に、手続きと心のバランスが取れなくて困っている人はきっとたくさんいる。

だからこそ必要は人が必ずいる、それが起業した理由です。

企業組合 リ・そうるけあ

代表理事 高山和 たかやまあい