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SとNの間にあるもの 〜エピローグ・東SoNogiの引き寄せ〜

 佐世保と武雄温泉でのイベントを終えて、兵庫県に戻ると、静岡県の南伊豆でローカルローカルという宿をやっている友人の一徹から、やりとりしていたイベントの概要が決まったというメッセージが届いた。

 今年の初めだったか、一徹から、東京 清澄白河にある「日本仕事百貨」で主催するトークイベントにゲストとして出て欲しいというオファーをもらったものの、その時はちょっとそういうモードになれなくて一度お断わりしたのだが、5月に新著をデビューさせるべく出店した『文学フリマ東京』の会場に彼がわざわざ足を運んでくれたりもして、考えをあらためた。

 新著をPRするタイミングをいただけるのはありがたいことだし、また、彼の相棒として一緒にこのイベントを進める、日本仕事百貨 編集者の中川くんにも一度お会いしてみたいとも思っていたから、よい機会だったのだ。そんな経緯のあるトークイベントの告知ページができたというお知らせだった。メッセージは以下のようなものだった。

こんにちは!イベントページ、こんな感じで作ってみました! 藤本さんたちからもらった修正を反映させています。

 そして、そこに貼られていたリンクを見て、僕は自分の目を疑った。
 え?! どゆこと?

イベントタイトルを挟んで、一徹と僕のプロフィール写真が対峙するレイアウト。その左下、一徹とともに進行をするはずの、ナカコーくんこと、日本仕事百貨 中川晃輔くんの写真があるはずのところに、長崎県東彼杵で出会ったばかりの森さんの姿がある。

 え?!

 マジでどゆこと?

 当初、一徹と一緒に聞き手として参加するはずだった、日本仕事百貨の中川くんだが、奥さんが現在妊娠7ヶ月ということで、東京行きを控えることにしたとのこと。それゆえ、イベントにはオンラインで参加しつつ、その代わりに、中川くんが声をかけたのが、森さんだったのだ。後日送られてきた中川くんのご挨拶メッセージには以下のような一文が添えられていた。

「今回、普段から大変お世話になっている森一峻 さんを学び仲間としてお招きしました。 ぼくが今住んでいる東彼杵町で、さまざまな動きを生んでいる先輩です。みなさんとのよいご縁にもつながればと思っております。」

 ただただ驚きしかなかった。当然ながら、その後すぐに森さんからもメッセージが来た。

 もはや笑うしかなかった。

 S(佐賀)とN(長崎)の間にあるもの。それは互いを引き寄せ合う力。磁石のS極とN極が強く惹かれ合うように、僕はSとNの間の強い磁場を受けて、奇跡の出会いを引き寄せた。そんな旅だった。

 8月22日はぜひ、そんな奇跡の出会いのつづきを見に来てください。

日時:
2024/08/22 19:00 開場 19:30 開始
21:30 終了(懇親会は22:30まで)

会場:
リトルトーキョー 4F

参加費:
2,000円+1ドリンク


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