噺家モモカに期待大。

若い人たちにも落語が浸透して欲しいと思っている。

前回投稿(年末は落語聴きながら)では、可成り時代が古いためか判らねどご紹介した噺家達が知られていないということか。

立川志の輔も、多分NHKの「ためしてガッテン」司会者くらいの位置付けなんだろう。新作落語の革命家でも関心が薄いのか?

若い噺家でも探してみようか。

たまたま今行われている大相撲初場所

―かつての白鵬のような圧倒的に強い力士がいなくなり、場所ごとに幕内下位の力士が頑張り下克上的展開でそれはそれで面白い場所が増えてきた。

NHKカメラが観客をよく写すようになった。

相撲フアンの喜劇役者大村崑さんも度々登場する。

砂かぶり席(タマリ席)に座る有名人たちもSNSでの恰好な話題提供になり別の意味で本場所を盛り上げてくれる。

2-3日前だったか、着物姿が決まった若い女性がカメラに移り話題になったようだ。最近の情報社会、SNSでは即この方が誰か教えてくれる、

観覧する方も、隙も見せられない危うい時代になったもんだ。

教えて頂いたのは,

噺家の蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)さん、

なんと女性10人目の真打に、2年前2022年3月になられ活躍中の由、知らなかった。1981年生まれだから、私から見れば30年お若い。

20代後半か30過ぎにしか見えない。ELLE JAPONとかいう女性向け雑誌の会でも、お客の女性から若さの秘訣を聞かれていたくらい。

御本人曰く、人前に出てのパフォーマンス大好き人間だった、

宝塚歌劇団を目指すも、身長がちょっと足りない(劇団側は公式に言っていないらしいが)、それじゃとAKBを目指すも、ファイナリストに残ったが2位にとどまり、諦めて噺家になったという変わり種。

春風亭小朝の門をたたいて、3ケ月位は師匠に認めてもらえないだろうと覚悟していたが、なんと師匠の小朝は、明日から来なさいと即OKが出たらしい、

名前も平和の日(第一次大戦の休戦日に当たる11月の入門だからと言って、平和の象徴鳩からとって
前座「春風亭ポッポ」となり、翌日から小朝のカバン持ちが始まった。

二つ目では、灯台記念日にあやかり(春風亭)ピッカリを経て、今回真打になり蝶花亭(林家彦六の前名)という名跡、空席という幸運もあったが継ぐことになった。

名前の桃花には、師匠小朝の本名から来た「花」の字も入っている。

師匠小朝も相当推している気配が濃厚である。

古典落語の世界はいわば男の世界、

八つぁん・熊さんの世界にどう切り込んでいくのか、ジェンダ―超えての活躍を期待したい。

聞けば真打後のトリ(主任)を務めたのが、ナントあの今や飛ぶ鳥落とす勢いの一之輔の記録を抜いて最短であったというからには驚くしかない。

頑張ってほしい。
落語フアンの皆様方、暖かく末永く見守っていきましょうや。

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